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2014.04.30
美しい街並みとおいしいものを満喫するブリュッセルさんぽ
ベルギーの首都ブリュッセルは見どころがコンパクトにまとまっていて、散策がしやすい町。観光の拠点となる広場、グラン・プラスを中心に、ショップめぐりやスイーツめぐりを楽しみましょう。
町歩きのスタートは「グラン・プラス」から

かつて文豪ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい広場」と讃えたグラン・プラス。 鐘楼がそびえる市庁舎をはじめ、金の装飾が美しいブラバン公の館、博物館となっている王の家など多くの見どころがあり、建ち並ぶギルドハウスの華麗な装飾にはうっとり見惚れます。 “ギルドハウス”のギルドとは、中世~近代ヨーロッパで商工業者が結成した職業別組合所のことで、各ギルドハウスには、それぞれの職業を象徴する装飾が施されています。 例えばスペイン王の装飾はパン職人のギルドを表し、角笛は船頭同業組合を表しているなどなど。そういった装飾ひとつひとつを細かく見ながら散策するのも楽しいです。 広場にはビール博物館やゴディバ、ガレなどの人気店が集まっていて、ここだけでもいろいろな楽しみ方ができます。
チョコレートの名店「ヴィタメール」でランチ

日本でも人気のヴィタメールはベルギーを代表するパティスリーのひとつで、王室御用達としても知られています。 宝石のようなチョコレートはもちろん、種類豊富なケーキも人気で、店の顔ともいえるチョコレートケーキをはじめ、フルーツをトッピングした華やかなケーキや、チョコレートをふんだんに使ったムースなど、どれを食べようかものすごく悩んでしまいます。 鮮やかなピンクがかわいらしい2階のティールームでは食事もできるので、ランチタイムの利用もおすすめです。今回注文したゴートチーズのパイは、品のいいやさしい味付け。女性にもちょうどいい量なので、食後にはぜひケーキも注文を♪

ベルギー王立美術館で珠玉のコレクションを鑑賞

ベルギー随一のコレクションを誇り、古典部門に加え世紀末美術館やマグリット美術館などに多くの名作がそろうベルギー王立美術館。1799年にフランスのルーヴル美術館の分館として設立されました。年代ごとに展示が分かれているので、自分の興味に合わせて見学することができます。 なかでも必ず見ておきたいのが、16~17世紀に活躍した巨匠ルーベンスの作品の数々。 ルーベンスといえば、「フランダースの犬」で主人公ネロが見たいと熱望する祭壇画を描いた画家です。柔らかな筆使い、迫力ある作品の数々に圧倒されること間違いなしです。 また15~17世紀に隆盛を見せたフランドル派の絵画も見ごたえがあります。 館内は展示数が多いので、ある程度の時間を確保した上で、お目当ての画家や作品に絞って鑑賞するのもおすすめです。
ワッフルの老舗、ダンドアでおやつをいただきます

ベルギーと言えば真っ先に思い浮かぶのがワッフル。本場のワッフルを食べずして、ベルギーを去ることはできません。 数多くの店があるブリュッセルで外せないのが、1829年に創業したベルギー菓子の老舗名店「ダンドア」。地元の人でも「ワッフルならダンドワ」というファンも多いそう。 休憩をするなら2階のティールームで。ここではやはりワッフルを注文しましょう。 ベルギーのワッフルにはカリッとした四角いブリュッセル風と、丸くてしっとりしたリエージュ風があり、リエージュ風はテイクアウトが主流です。今回はナイフとフォークでいただくブリュッセル風を注文しました。トッピングは生クリームとイチゴをチョイス。 ブリュッセル風は生地自体は甘くないので、粉砂糖がふりかけられた生地に、チョコソースやアイスなど何かトッピングをするのがスタンダードだそう。 運ばれてきたワッフルはできたてで、うなってしまうおいしさ♪あっという間に食べられます。
ショッピングアーケードをぶらぶらしたら、夜はベルギービールで乾杯

おやつを食べたらヨーロッパ最古のショッピングアーケード、「ギャラリーサンテュベール」にも行ってみましょう。 高級ブティックやショップ、レストラン、カフェなどが並ぶこのアーケードは天井がガラス張りになっていて、自然光が差し明るい雰囲気に包まれています。夕方まで気ままに散策を楽しみましょう。 夕飯はギャラリーサンテュベールからほど近い「ベルガ・クイーン」へ。このお店はフランスの銀行が入っていた建物を改装していて、天井が高く豪華な造り。店内はオイスターバー、ビアカフェ、レストランに分かれています。 本場のベルギービールと牡蠣はさすがのおいしさ。ベルギーに来たら一度は味わいたい組み合わせです。 ブリュッセルはコンパクトな町なので、グルメに散策に、手軽に楽しむことができます。歴史ある風情を感じながらおいしいものをたくさん食べに、出かけてみませんか?



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http://www.klm.co.jp
取材協力:KLMオランダ航空
http://www.hollandflanders.jp
取材協力:ベルギー・フランダース政府観光局
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