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2015.01.05
こけし・ずんだ餅・牛たん。宮城県・仙台の名物を満喫するとっておきの一日
宮城県・仙台の名物といえば、仙台こけし・ずんだ餅・牛たん。一日で仙台名物を訪ねてみましょう。まずは宮城県美術館でアート鑑賞&素敵なカフェでランチ&スイーツ。愛らしいこけしに出会ったあとは、老舗のずんだ餅店、地元で評判の牛たん店など、仙台グルメを満喫します。
旅のはじまりは、宮城県美術館でアート鑑賞&手仕事にトライ

創作室を利用して、ハガキに絵を書いたり、エコバックに絵付けしたり、気軽に創作してみましょう ※材料は各自持参
カンディンスキーやクレー、随筆家・洲之内徹の「洲之内コレクション」などを収蔵する宮城県美術館へ。作品を鑑賞するだけでなく、実際に作品を作ることができる珍しいスペースもあります。 宮城県および東北地方にゆかりのあるものを中心に、明治以降の日本画、洋画、版画、彫刻、工芸などのほか、カンディンスキー・クレー・シーレなどの外国作品を所蔵する美術館。また、美術館には珍しく、予約なしでもものづくりができる創作室が開放されています。版画や金属、木工など家庭では作業しにくいようなものが作れる道具も準備されていて、スタッフに「こういうものが作りたい」と相談すると、表現方法を提案してくれます。 ○宮城県美術館(みやぎけんびじゅつかん) [所]宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1 [TEL]022-221-2111 [時間]9:30~17:00(鑑賞券の販売は~16:30) [料金]300円(特別展は別途料金が必要) [定休日]月曜(祝日の場合は翌日休) [アクセス]JR仙台駅から車で約10分 [HP]http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/

手前は所蔵作品の中でも人気の作品・長谷川燐二郎の「猫」をあしらった飴。郵送できるパッケージになっている。各380円
クラシックが心地いい。素敵な椅子が並ぶレストランでランチ&スイーツ

デザイナーズの椅子やソファーが入り混じっていて、座る場所によって雰囲気が変わるのが楽しい
展示を見て、手を動かしたらあっという間にお昼の時間です。美術館に併設するレストランcafé Mozart Figaroでランチにしましょう。 テラス付きの店内は明るく、アンティーク家具とデザイナーズチェアのバランスが絶妙。肩の抜けたカジュアルさでいろんな年代の人が集います。料理も評判で、ランチはパスタやビーフシチュー、ラザニアなど9種類。仙台牛を使った和風ハンバーグはふっくら厚みがあり、旨味がたっぷり。食後には季節のフルーツタルト(650円)もぜひ。館内にあるコーヒーショップ「café Mozart Papagano」も素敵な雰囲気です。 ○café Mozart Figaro (カフェモーツアルトフィガロ) [所]宮城県仙台市 青葉区川内元支倉34-1 宮城県美術館 1F [TEL]022-265-6353 [時間]9:30~16:40(ランチ11:00~14:40、料理がなくなり次第終了) [定休日]月曜(祝日の場合は翌日休) [アクセス]JR仙台駅から車で約10分 [HP]http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/

アツアツのハンバーグにチーズがとろ~り絡みます。仙台牛を使った和風ハンバーグ1200円
見ごたえあり。こけしモチーフのかわいいグッズが店内にたくさん並びます

左から手ぬぐい627円、カードケース1296円、手ぬぐい1296円
キュートなおみやげを探しに、彩りそえるしまぬきにやってきました。おすすめはなんといってもこけし。土日限定で、こけしの絵付け体験もできますよ。 店内には、東北地方のさまざまな伝統こけしがずらり。鳴子、弥次郎など系統別に並べられているので、見比べつつお気に入りを探してみましょう。こけし作りは、原木の段階から絵付けまで、一人の職人が一貫して手がけているそう。よく見てみると、ひとつひとつ表情が違って見飽きません。ほかにもこけしをモチーフにした便せんや手ぬぐいなどのオリジナルグッズが豊富に揃います。仙台駅地下(エスパル仙台B1F)にも支店があります。 ○彩りそえるしまぬき(いろどりそえるしまぬき) [所]宮城県仙台市青葉区一番町3-1-17 しまぬきビル1F [TEL]022-223-2370 [時間]10:30~19:30 [定休日]無休 [アクセス]JR仙台駅から徒歩約10分 [HP]http://www.shimanuki.co.jp/

東北地方で木のお椀やお盆などを挽く木地師が子どもの玩具として作ったのが、こけしのはじまりだそう
老舗餅店の丁寧な仕事が生み出す、鮮やかな緑のづんだ餅をいただきます

色鮮やかなづんだ餅620円。色鮮やかで豆の青々しい香りと豆本来の甘さが餅をくるみます
昔、仙台藩でお盆に食べられてきたというずんだ餅。今は仙台名物として、一年中楽しめるようになりました。なかでも老舗で、一手間かけたおいしさが人気の村上屋餅店に行きましょう。 創業130年を超える村上屋餅店を代表するメニューは、注文を受けてから仕上げる「づんだ餅」。驚くほどに鮮やかな緑の理由をたずねると、枝豆の薄皮をひとつひとつ手でむいたあとに豆をつぶすからだそうです。また、砂糖は少なめにし、豆本来の甘さを引き立たせています。餅は宮城産のもち米・みやこがねを杵でついた、なめらかで風味のいい味。づんだ、ごま、くるみ餅の3種類が味わえる三色餅640円もおすすめです。 ○村上屋餅店(むらかみやもちてん) [所]宮城県仙台市青葉区北目町2−38 [TEL]022-222-6687 [時間]9:00~18:30(日曜、祝日は~18:00) [定休日]月曜不定休 [アクセス]JR仙台駅から徒歩約10分

明治10(1877)年創業。小豆・もち米など上質な素材を生かした味わいに客足が途切れません
仙台に来たなら、牛タン専門店の「極上牛たん焼き定食」を

極上牛たん焼き定食1930円、ランチにはサービスで卵焼きや牛たん煮込みが付きます
仙台名物・牛たんをいただくなら、地元の人が薦めるお店・まるたんへ。歯ごたえ、味わい、ほどよい柔らかさを併せ持つ「極上」の特製牛たんを味わってみましょう。 極上牛たん焼き定食に使われる牛たんは、とくに根元の柔らかい部分しか使わず、炭火を使って絶妙な塩加減により焼き上げられます。まずは何もつけずにひとくち。さらにレモンを絞ったり、南蛮漬けやこちらの店オリジナルの極上味噌を巻きながらいただくと、また新しい味わいに出会えます。粒が立った宮城産のコシヒカリに少し麦が入ったご飯との相性も抜群。たんコロッケやたん玉焼きなど、創作牛たん料理も評判です。 ○まるたん [所宮城県仙台市青葉区木町通1-3-38 三省堂ビル1F [TEL]022-227-2880 [時間]11:30~14:00(L.O.13:30)、17:00~23:00(L.O.22:30)、日曜・祝日は夜のみ営業 [定休日]第2木曜 [アクセス]JR仙台駅から車で約10分

民芸調の店内にはお座敷もあり、落ち着いた雰囲気です
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白桃澄江 写真:沖本明
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