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2015.02.12
くず粉や塩を使ったチョコレートクッキーがやみつき♪「南青山ショコラ・シック」
何を食べてもおいしいというパティスリーが東京・南青山にあると聞いて訪ねてきました。店の名前は「南青山Chocolat Chic(ショコラ・シック)」。ちょっと珍しい材料を使った焼き菓子が話題のお店なのだそう。いったいどんなお菓子なのでしょうか?
女性パティシエによるこだわりのスイーツを
すてきな笑顔で迎えてくれます
地下鉄の外苑前駅から歩くこと4分。南青山の閑静な住宅街の一角に、その店はあります。店内は大きな窓から光が差し込む気持ちのいい空間が広がっています。カウンターでは女性スタッフがきびきびと働き、焼きあがったスイーツを並べていました。 「南青山ショコラ・シック」は、本場フランスで修業されたパティシエ足立由子さんのお店で、15年ほど前にこのお店をオープンしました。“季節のおいしい素材を使い、しっかりとその味を出す”ことをこころがけているとおり、ていねいに作られていることがうかがえる美しいスイーツの数々。フルーツケーキに使うフルーツは、なんと4年間もラム酒に漬けるというこだわりようです。
焼き菓子は好みに合わせて詰合せてもらえます
いち押しは不思議な食感の「塩チョコクッキー」
「塩チョコクッキー」(6粒箱入り/648円)
一番人気は「塩チョコクッキー」。開店当時からある定番商品です。見た目はまるでチョコレートそのままのような、濃厚そうなキューブ型ですが、口に運ぶと意外にも「しゃりっ」とした食感。これはフランスのゲランド産の塩が使われているためです。塩入りのスイーツは今でこそ珍しくありませんが、店のオープン当初はまだ一般になじみのないものでした。濃厚なチョコレートの甘味、そしてその中に隠れている塩味のハーモニーが絶妙です。
新しい食感のくず粉のチョコクッキー
「塩チョコクッキーアソート」(1404円)
もうひとつのおすすめが、本くず入りの「くず粉のチョコクッキー」。ストロベリー味とホワイトチョコレート味の2種類があり、かわいいハート形をしています。こちらも塩チョコクッキー同様、クッキーとチョコレートの中間のような不思議な食感の焼き菓子。口の中でほろほろとくずれ、溶けるように消えていきます。これまで体験したことのない感覚がとても新鮮です。 「くず粉のチョコクッキー」は、その年の気温により変動しますが、10~4月の期間のみ店頭に並ぶとのこと。「塩チョコクッキー」は通年販売しています。なお、また、1月中旬からは両方のクッキーが入った限定セットも発売されるので、どちらも試してみたい人はまさに今がおすすめです。
明るいカフェスペースでケーキはいかが?
あと味爽やかなケーキ「レサブール ドゥ ショコラ」
焼き菓子やケーキは、カフェスペースで味わうこともできます。全部で10卓ほどのテーブルが並び、芝生を前にしたテラス席は犬連れの人も利用できます。内装はシンプルですが、やわらかな音楽が流れ、とても落ち着く空間です。明るい日差しを浴びつつ、静かに読書などをするのが似合いそう。宝石のように繊細で美しいケーキは、常時15種類ほど並んでいます。このほかに季節限定メニューもあって、どれにしようか迷うひとときもまた楽しいです。 女性オーナーらしい細やかなセンスにあふれた、心にも舌にもおいしいパティスリー。大切な人に贈る焼き菓子を買うついでに、カフェスペースで自分ものんびり過ごせる、そんな気持ちのいいお店でした。
南青山Chocolat Chic
みなみあおやまショコラ・シック
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菅沼佐和子
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