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2015.04.07
世界17カ国から上質な紙がそろう、紙と箱の専門店「ボックスアンドニードル」
※こちらの記事は2015年4月7日に公開されたものです。 二子玉川にある「BOX&NEEDLE(ボックスアンドニードル)」は、京都の老舗貼箱工房が運営する紙と紙器の専門店。世界中から集められた珍しい紙や、その紙を貼って作られたカラフルな箱が揃っています。
飾るだけでもお部屋が見違える、色鮮やかな紙と箱

東急田園都市線・大井町線二子玉川駅西口から徒歩5分。高島屋の南館と本館の間の道を進み、2本目の道を左に曲がった先に「ボックスアンドニードル」はあります。 大きな窓から中の様子がよく見える開放的な店構え。中をのぞけば、鮮やかな色使いが目を惹く箱や雑貨などがディスプレイされていて、思わず足を止めてしまいます。店内には大小様々な箱が並び、何を入れようかと想像が膨らみます。 2階へ上がると、そこには壁一面に陳列された美しい紙の数々。中央にある大きな机の上にも様々な色柄の紙がグラデーションのように敷き詰められています。じっくりと時間をかけて、とっておきの1枚を選びたい衝動にかられます。
紙で世界旅行気分を味わって!

イタリア、イギリス、フィンランド、ネパールなど、世界17カ国から取り寄せた紙は、日本ではここでしか手に入らないものも多く、遠方から足を運ぶファンもいるそうです。全ての紙は1枚単位で販売されていて、価格は300円〜1200円ほど。箱作りやラッピング用としてはもちろん、ブックカバーにしたり、ポスターとしてそのまま飾ってもすてきですね。 特にこちらで多く取り扱っているのがネパール製の紙。ヒマラヤの山間部に自生するロクタという植物から作られたロクタペーパーは全て手すきで作られており、和紙のように繊維の毛足が長くとても丈夫で美しい紙です。 また、オリジナルの紙もあります。陶芸作家の鹿児島睦さんとアートディレクターの前田景さんによる、ボックスアンドニードルのオリジナルペーパーは、友禅紙の工房で一枚ずつ手刷りされた上質な和紙。その繊細で温かみのあるデザインが人気を集めています。 あまりの種類の豊富さに目移りしてしまって選べない、という人におすすめなのがPAPER MIX BOX(1800円)。さまざまな柄や素材の、小さな紙の端切れが入っているので、スクラップブックの素材にしたり、小物に貼ったりと、色々な使い方ができます。

鹿児島睦さんと前田景さんによるオリジナルペーパー(1200円)。

大小さまざまな形の紙の端切れが入ったPAPER MIX BOX(1800円)。
書類ケースからティッシュボックスまで、美しい紙を使った箱も

これらの美しい紙を使った箱も人気です。世界中から集めた紙を京都の職人さんがすべて手貼りで制作。名刺サイズの小さなBOX(700円)から、ティッシュボックス(2500円〜3000円)、書類ケース(2000円)まで、さまざまな形やサイズが揃っています。小型の箱などは、プレゼントのラッピングとして使えば、喜ばれそうですね
ワークショップや専用キットで、箱作りにトライ

店内にあるたくさんの紙や箱を眺めていると、自分の好きな組み合わせで作ってみたいと思う人も多いでしょう。ボックスアンドニードルでは、毎月4日間ほど貼り箱作りのワークショップを開催しています。作るアイテムは回ごとに違い、ハットボックス、書類入れ、フォトフレームなどさまざま。箱に紙を貼る時には、普通の糊ではなく、豚の皮や骨を原料とした天然の接着剤で紙を使うので、初めての方はワークショップに参加してコツを教えてもらうと良いかもしれません。 もっと手軽に自宅で箱作りを楽しみたいという人には、手づくり用のキット(1200円〜)がおすすめ。カードサイズの小箱やレターボックス、壁掛けパネルだって作れます。写真入りの詳しい説明書が同封されているので安心です。 部屋を明るく飾りたい時や、手作りが好きな方にもおすすめしたい「ボックスアンドニードル」。一枚の紙との出会いが、あなたのくらしを豊かに彩ってくれます。

BOX&NEEDLE
ボックスアンドニードル
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宇都宮薫
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