752
2016.11.24
ふんわり、しっとりな10種類を食べ比べ。貴重なシフォンケーキ専門店 池袋「ラ・ファミーユ」
※こちらの記事は2016年11月24日に公開されたものです 東京・豊島区の「La Famille(ラ・ファミーユ)」は、素材にこだわり丹精込めて手作りしたシフォンケーキが買える小さなお店。公園の木々が見えるイートインスペースでは、四季の移り変わりを感じつつ、旬のフルーツや野菜などを使ったシフォンケーキを楽しめます。
静かな住宅街のメルヘンチックなお店
池袋駅南口から徒歩5分、「La Famille(ラ・ファミーユ)」は、西池袋公園の向かいにある白木造りの建物が目印のお店。中をのぞき込むと、窓辺やガラスケースに色とりどりのシフォンケーキが並び、楽しげな光景に思わず心引かれます。 シフォンケーキは小麦粉、卵、砂糖、植物油を混ぜ、リング状の型に入れて焼いたアメリカ生まれのお菓子。ふわふわと軽い口当たりが絹織物のシフォンのようだということから、シフォンケーキと名付けられました。
日本でも数少ないシフォンケーキ専門店
ラ・ファミーユのオーナーは小沢のり子さん。昔からスイーツが大好きで、飲食店だった実家の片隅をカフェスペースにして、自作のスイーツをお客さんに提供していたそうです。 そんな折、日本に入ってきたばかりのシフォンケーキに出会い、強く興味を引かれました。アメリカ人などから作り方を習い、独自のレシピを考案します。その後スイーツ修業のため滞在したフランスで、まだあまり知られていなかったシフォンケーキを披露。予想以上の好評を博しました。
娘さんやスタッフと一緒にお店に立つ小沢のり子さん(中央)。シフォンケーキのレシピ本を出版し、お菓子教室も開催している
帰国して日本でお店を開いた当初は、シフォンケーキだけでなくフランスのお菓子も店頭に並んでいたとのこと。けれど、周囲からのアドバイスもあって、これまで何かと縁があったシフォンケーキをメインにすることに決めたのだそうです。
かわいいカフェスペースで至福の時を
季節感のあるデコレーションの店内
ラ・ファミーユでは毎日10種類ほどのシフォンケーキが店頭に並びます。クリームなどでデコレーションされたものとされていないものがあり、その場で食べることも持ち帰りも可能。 雰囲気のいいイートインスペースや気持ちのいいテラス席があるので、せっかく訪れたなら、デコレーションされたものをその場で味わうのがおすすめです。
季節限定の「かぼちゃ」(490円)と紅茶(500円)
フランボワーズやチョコレートなど通年楽しめる味のほか、旬の果物や野菜を使ったものが常時3種類程度あるので、チェックしてみましょう。
ベーキングパウダーなどの添加物を使わず、卵白の泡でふっくらと焼き上げたシフォンケーキは、口に入れたとたんに顔がほころぶふわふわ食感。フレッシュなクリームとの相性もよく、材料の繊細な味わいが楽しめます。 軽くていくらでも食べられそうですが、フルーツなどの風味がしっかり感じられるためか、想像以上に満足感があるのも特徴です。
手みやげにぴったりの個包装タイプも
手前から時計回りに、野菜、紅茶、フランボワーズ、チョコレート(各310~370円)
デコレーションされていないタイプのシフォンケーキは、4~5日間保存が可能。 ほんのりレモンが香る色美しい野菜シフォン、濃厚なチーズの風味がたまらないチーズシフォン、3種の花入りの北欧紅茶を使った香り高い紅茶シフォンなど、どれも加えた食材の風味がいきています。 老若男女、誰もがきっと好きになるおいしさと食べやすさ。手みやげにすれば喜ばれること間違いありません。
店内にはさまざまなサイズの型が積まれている。小さいものはホールで販売している
ラ・ファミーユのシフォンケーキは、手間がかかり量産ができないため、売り切れたら終了です。 できれば早めの時間帯に訪れて、どれにしようかと悩むしあわせなひと時を過ごしてみてくださいね。
La Famille
ラ・ファミーユ
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
菅沼佐和子
カフェ
の人気記事
の人気記事