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2016.12.17
愛くるしい猫スイーツから坐禅体験まで!?週末リセットにぴったりな谷根千「三崎坂」さんぽ
昔ながらの面影が残る谷根千エリア。そこを通る「三崎坂(さんさきざか)」沿いには外観から目を引くショップや素敵なカフェが集まり、夕方にはなんと坐禅もできる場所があると聞きます。晴れた日曜日の午後、のんびりとあてもなく散策してきました。
道にドンと置かれた巨大かばん。存在感が気になり店内へ
東京メトロ千代田線の千駄木駅1番出口のすぐ目の前を通る三崎坂。 その坂を上野方面へ進むと、大きなカーキ色のかばんが目に入ります。 防水性の高い帆布を加工したかばんが人気の「日乃本帆布(ひのもとはんぷ)」です。
軽くて丈夫なリュック(12,960円から)
オレンジや黒など、普段使いしやすいトートバッグやリュックが店内にずらり。 日本産の材料にこだわり、山形にある工房で職人が一つひとつ丁寧に作りあげます。 使えば使うほど柔らかな光沢がでる財布は10年以上愛用しているリピーターも多いのだそう。
「三崎坂は4年くらい前にオープンした新しいお店や、江戸や明治から続く老舗が入り混じってるんですよ。お隣にある桐箱のお店も色々な雑貨を扱っていて面白いです」と話すスタッフの花島さん。隣のお店へ、さっそく行ってみましょう。
日乃本帆布
ヒノモトハンプ
桐箱からはじまり和雑貨が集まるセレクトショップ
主に取り扱っている桐箱以外にも“和”にこだわった商品が並ぶ店内
明治元年に桐箱業として開業した老舗「箱義桐箱店(はこよしきりばこてん)」。 こちらの谷中店では、桐箱以外にも桐箱に似合う和雑貨や陶器も販売されています。 季節によって置かれる雑貨も変わり、風が冷たくなり始めたこの日は土鍋や焼き物が置かれていました。 箱に入れたいものがあれば、ぴったりなサイズのものを探してもらえますし、ない場合もオーダーメイドで作ってくれます。
桐でつくった「桐はがき」(540円)
おすすめは桐がほのかに香る桐はがき。かわいい猫のイラストは、このエリアならでは。 店内ではコーヒーを飲めるスペースもあるので、こちらで手紙を綴ってみるのも素敵ですね。
箱義桐箱店 谷中店
ハコヨシキリバコテン ヤナカテン
ドシリと構えた木造日本家屋に一目ぼれ。ぶらり店内へ
遠くに見えるスカイツリーをのぞみながら三崎坂を上り続けると、歴史が感じられる木造家屋が見えてきます。
色鮮やかでスタイリッシュな自転車が並ぶ「tokyobike(トーキョーバイク)」は、東京の街を走るためにデザインされた自転車メーカーです。 小回りが利くようタイヤが小さめで、女性も乗りやすいよう軽く設計されています。 店内にはカラフルなレインコートや履き心地の良い靴など、自転車関連のおしゃれな雑貨も置かれています。
色のバリエーションも豊富
お店の角を曲がった先にある「tokyobike Rentals Yanaka」ではトーキョーバイクをレンタルすることも。(1日2,500円) 谷根千エリアをぐるぐる巡るのにおすすめですし、遠くに見えるスカイツリーまで30分ほどで行けるのだとか。
tokyobike gallery 谷中
トーキョーバイク ギャラリー ヤナカ
休憩はかわいい猫が待つカフェへ
6種類の猫ケーキから選べる「ケーキセット」(756円)
トーキョーバイクから徒歩1分、かわいい猫ケーキと出会える「カフェ猫衛門(カフェネコエモン)」は、ほっと一息つくのにおすすめなカフェです。 白猫のレアチーズをはじめ、6種類のケーキには猫が登場し、食べるのがもったいない気持ちになってしまいます。
こちらのカフェでは、手のひらサイズの招き猫を絵付けできる体験もできますよ。(ドリンクとお菓子付き1,620円) 30分ほどで自分だけのオリジナル招き猫が完成。 どの色を塗ろうかと考えるだけで楽しい時間になりますね。
カフェ猫衛門
カフェネコエモン
一日の締めくくりに坐禅体験はいかが?
週末ムードから新しい週へ、気持ちをリセットしたいなと思い、坐禅をしてきました。 寺社が集まる三崎坂沿いにひっそり佇む「全生庵(ぜんしょうあん)」では、毎週日曜日18時から坐禅会が開かれます。 初めての方は17時半より坐禅の座り方や全体の流れなどもていねいに教えてもらえます。人数制限がありますので、事前にHPから予約してくださいね。
昼と夜で別の雰囲気
頭と心がリセットされ、新たな気持ちで月曜日へ
凛とした雰囲気が感じられる本堂で坐禅を体験
坐禅会は読経に始まり、住職の法話、坐禅があり、2時間ほどで終わります。 坐禅は20~25分を2回行い、その間は自分の呼吸のみ意識を集中することに。 最初は足を組むだけでも大変ですが、時間が過ぎるとじょじょに慣れていき、自分の呼吸が穏やかになっていきます。 終わるころには、まるでスポーツをした後のような気持ち良い疲労感が感じられました。
坐禅会を指導する平井住職
毎回約60名の方々が参加し、若い女性の姿も。 友達同士やカップルで参加する人たちもいれば、一人で参加する人もいて割合はちょうど半分ほどでした。 平井住職が話される法話は仏に関する話だけでなく、幕末から明治にかけて活躍し、全生庵の生みの親となった山岡鉄舟の教えにも触れるなど、幅広い内容です。 この日は、教えや知識を学ぶだけでは不完全で、身をもって経験することの大切さを説かれました。
お洒落なお店を散策した後は、坐禅で一日の締めくくりを。 のんびりと歩ける三崎坂は、日曜日におでかけしたくなる通りですよ。
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