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2017.11.07
吉祥寺のお隣♪ゆったりさんぽが似合う街・西荻で見つけた個性派カフェ9店
人気の吉祥寺駅の隣にあり、新宿駅からも直通で十数分という便利な場所にありながら、独特のゆったりとした空気感が心地いい西荻窪。アンティークショップや古書店など個人経営のお店が多く、それぞれの個性を楽しめる街です。今回はそんな西荻窪から個性派のカフェを9つご紹介。お気に入りを探しにぜひお出かけしてみてくださいね。
とびきりの紅茶と愛らしい郷土玩具に出会う「西荻イトチ」
ミルクティー(450円・ポット650円)
西荻窪駅から徒歩5分、ティーカップにこけしが入ったイラストが目印の「西荻イトチ」。イギリスで美味しいミルクティーに出会って紅茶の仕事を始めた店主の伊藤さんが、同じく大好きな郷土玩具を残したいという思いからオープンしたというお店です。 お店の看板ドリンクでもあるミルクティーは、低温殺菌牛乳を使って丁寧に淹れたものをたっぷりサーブ。このほかにも紅茶をメインとするドリンクメニューが豊富に揃います。壁に飾られた郷土玩具はどれも魅力的で、イギリス文化の象徴である紅茶をいただきながら日本の伝統工芸にはまるという、ちょっと不思議な体験ができます。
「西荻イトチ」の記事はこちら
西荻イトチ
ニシオギイトチ
マンションの一室にある山小屋風カフェ「くろもじ珈琲」
「チョコレートチーズケーキ」(390円)と「くろもじブレンド」(490円)
西荻窪北口から徒歩10分。東京女子大近くのマンションにある「くろもじ珈琲」。こちらのお店と花屋さん、山野草&庭師のお店、大工の工房の4つが集まった「西荻百貨店」というシェアショップの一つでもあり、内装は大工の工房が手がけています。外のテラスは山野草の店舗。店内は花屋さんとつながっているので、緑や花々を眺めながら過ごせます。 店名の由来となった「くろもじ」は、かわいい花をつける庭木の一種。深いコクのある定番コーヒーの名前にも使われています。ほかにも植物の名前がついたブレンドはいろいろ。山小屋風の落ち着ける空間を楽しみながら、ぜひ飲み比べてみましょう。
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くろもじ珈琲
クロモジコーヒー
花に囲まれてお茶できる「コチト ハナトオカシト」
ハナサブレ(1枚200円〜)
西荻窪駅北口から10分ほどの住宅街の一角にあり、近所の人だけでなく遠方からもお客さんが訪れる「cotito(コチト) ハナトオカシト」。色とりどりのお花が並ぶ贅沢な空間でお花を使ったスイーツやお茶が楽しめる、人気のお店です。 「花を見ながらお茶を飲んでもらえたらいいなぁって」というオーナー夫婦の思いからスタートしたこちらのお店では、ご主人がお花を担当。奥さまがカフェを担当し、安心な食材を使った手づくりのスイーツやドリンクのほか、エディブルフラワー(食用花)を使った「ハナサブレ」などの焼菓子も充実しています。
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cotito ハナトオカシト
コチトハナトオカシト
昭和初期の古民家をリノベーションした食堂「りげんどう」
定番と月替わりに加え、9月からは薬膳スイーツも登場
南口の商店街を抜けた先にあるノスタルジックな木造住宅「Re:gendo(りげんどう)」。島根県を中心に展開する「群言堂」が、地元の専門職人を迎えて古民家を再生したお店です。暮らしの文化を受け継ぐ場として和の食事を提供するほか、出汁とり教室や味噌づくりワークショップなども開催。9月にはこだわりのスキンケアのサロンも始めたそうです。 ランチタイムから夕方まで、デザートメニューも提供。写真は月替わりの「あずきのガトーショコラ」。しっとり濃厚な生地にたっぷり入ったあずきの食感が楽しい一品です。
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Re:gendo
リゲンドウ
お昼のみ!人気トラットリア「SANDWICH 3&1」
「アンガス牛のステーキサンド」(1800円)
ランチタイムだけ開いている「SANDWICH 3&1(サンドイッチ トレエウーノ)」。肉料理が人気のイタリア料理店「trattoria 29」が手がけるサンドイッチの専門店です。イタリアの伝統的な食べ方を参考にしたステーキサンドや、フィレンツェ名物にヒントを得たモツサンドなどが揃い、肉のおいしさを堪能できます。 サンドイッチの命ともいえるパンもイタリアの味。フィレンツェ伝統のパーネ・トスカーナ(塩なしパン)をアレンジした自家製で、食材の旨みを邪魔しない絶妙な塩加減にこだわっています。外はハードで中はふんわり。噛むほどに芳醇な小麦の香りが広がります。
「SANDWICH 3&1」の記事はこちら
SANDWICH 3&1
サンドイッチトレエウーノ
読書も楽しめる静かな古民家カフェ「松庵文庫」
かつて音楽家夫妻が暮らしていた古民家を改装し、2013年にオープンした「松庵(しょうあん)文庫」。緑豊かな敷地に築90年近い建物や樹齢100年という庭木がゆったりと配されたギャラリー&ブックカフェです。カフェスペースでは、丁寧に手作りされたランチ、スイーツ、ドリンクを楽しむことができます。本棚の本は荻窪にある書店「Title」がセレクト。書庫の本をテーブルに持って行き、読むこともできます。
松庵文庫
ショウアンブンコ
極上の日本茶をおしゃれに♪「Satén japanese tea」
2018年の春にオープンした「Satén japanese tea(サテン ジャパニーズティー)」。コーヒースタンドのようなカジュアルな雰囲気が漂う日本茶のお店です。シングルオリジンの日本茶や抹茶のラテ、絶品と評判の抹茶プリン、お茶を取り入れたアルコールなど、上質なお茶の味わいが際立つメニューがずらり。サンドイッチやスイーツなども揃うので、朝食から夜までどんなシーンでも思い思いに楽しめます。
Satén japanese tea
サテン ジャパニーズティー
できたて和菓子も楽しめるバー「をかしや」
和菓子職人の道を歩んできた料理好きの女性オーナーが一人で切り盛りするバー「をかしや」。日本酒を中心とするお酒と気の利いたおつまみ、目の前で仕上げる和菓子をいただけます。「針切り」という手法を使った写真の練り切りなど、季節感あふれる題材と繊細な技にはうっとり。不思議とお酒にも合い、新しいおいしさを体験できます。繊細お店の営業とは別に、定期的に練り切りづくりの教室も開催。
をかしや
ヲカシヤ
バラのアイスクリームにうっとり♪「びあん香」
蔦に覆われた隠れ家感たっぷりの佇まいがすてきな「びあん香」。30年以上前から営業を続ける喫茶店です。名物メニューがバラの花の形のアイスクリーム。オーダーごとにディッシャーで花びらを一枚ずつ作っています。このバラを楽しめるメニューは、自家製のふわふわシフォンがベースの「びあん香ケーキ(写真)」とコーヒーフロートなど。どれも食べるのがもったいない美しさです。
びあん香
ビアンカ
いかがでしたか? 今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、西荻窪のカフェをまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけしてくださいね。
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高柳涼子
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