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2015.05.20
300冊の絵本に囲まれてチェコビールと楽しむ伝統料理
※こちらの記事は2015年5月20日に公開されたものです。 四谷三丁目にある「だあしゑんか」は、日本では数少ないチェコ料理とビール、そして絵本が楽しめるブックバーです。隠れ家のような空間で、知られざるチェコの食と文化を体感してみませんか?
オーナーのこだわりが詰まったかわいらしい店内
東京メトロ四谷三丁目駅から徒歩すぐ。床屋さんにある三色のポールが目印のビルの2階に「だあしゑんか」はあります。テーブル席3つとカウンター席のみのこぢんまりとした店内には、オーナーの高野さんが集めたチェコの絵本や、チェコアニメのキャラクター・クルテクなどのグッズが並びます。
お店の名前はチェコの有名な作家、カレル・チャペックの絵本のタイトルから
もともとビールが大好きな高野さんは、日本で一般的に飲まれているビールの種類”ピルスナービール”の起源をたどりたいと、10年前にチェコへ。そのときに飲んだビールのおいしさと、古本屋で出会った絵本の美しさに魅了され、帰国後にお店をオープンしました。
チェコ人シェフ直伝の本場の味
高野さんの作る料理は、日本で出会ったチェコ人シェフから受け継いだ本場の味です。 看板メニューは「ビール煮込みのグラーシュ」(レギュラー1430円)。牛肉やたまねぎ、パプリカなどの香辛料をビールで煮込んだシチューで、コク深くかすかにビターな味わいがクセになりそう。ボリューム満点なので、ひとりのときはハーフサイズ(850円)がおすすめです。一緒に付いてくるのはチェコの伝統的なパン「クネドリーキ」。焼かずに茹でて作られるパンはしっとりとした食感です。
こちらはチェコのパブで定番の「ブランブラーク」(600円)。すりおろしたジャガイモと小麦粉、さらにニンニク、スパイスなどを混ぜて揚げ焼きしたお好み焼きのような料理で、ナイフをいれるとサクっと心地よい音が。口の中に広がる香ばしいニンニクとスパイスの香り、中のもちもちとした食感がたまりません。 追加で選べるソースは4種類(各80円)。しゃきしゃきのピクルスがおいしいタルタルソース、ピリリと辛いサムライソース、期間限定の豆腐とゴマのカレーソース。そして、ぜひ試してほしいのは水切りヨーグルトとバジルのソース。クリーミーながらほのかに酸味のあるヨーグルトと、バジルの香りが爽やかでさっぱりと食べられます。いくつか選んで食べ比べるのも楽しいですね。
飲み物はこちらの「ピルスナー・ウルケル」(850円)をどうぞ。チェコのプルゼニ地方で生まれたピルスナービールの元祖で、コクがあり濃厚な飲み口が特徴です。それだけで飲むのはもちろん、食事との相性も抜群です。
ほかにも常時3種類ほどのチェコビールや日本ではなかなか飲めないめずらしいお酒がそろっているので、好みの味を高野さんに伝えて試してみてくださいね。
チェコを旅するような気分を楽しんで♪
たくさんある絵本の中から高野さんがすすめてくれたのは、チェコの人気イラストレーター、アドルフ・ザーブランスキーのもの。やさしい色合いと独特のタッチ、愛嬌のあるイラストがすてきです。 気持ちが温かくなるような絵本を片手に、おいしい料理とビールを味わい、チェコを旅するような気分に浸ってみてください。
だあしゑんか
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