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2017.03.01
温泉につかるニホンザルに出会える♪ ほっこり癒しの人気スポット「地獄谷野猿公苑」
長野県の北部にある「地獄谷野猿公苑(じごくだにやえんこうえん)」は、野生のニホンザルを一年中観察できる、人気のスポットです。 近くに温泉が湧き出ているため、冬は寒さをしのぐ、“温泉につかるニホンザル”に出会えます。毎年世界中から、その愛くるしい姿をひと目見ようと、たくさんの観光客が訪れています。 そんな地獄谷野猿公苑の魅力をたっぷりお届けしましょう。
地獄谷野猿公苑までは、入り口から徒歩約25分

地獄谷野猿公苑へは、長野駅から鉄道またはバスに乗って約40分。 今回は車だったので、冬季間(11月下旬~4月上旬)に解放される、「志賀高原ロマン美術館」の駐車場を利用しました。 駐車場から歩くこと約10分、地獄谷野猿公苑の入り口に到着します。野生のニホンザルに会うには、ここから1.6km、約25分の道のりを歩きます。
雪道は歩きやすいスノーブーツがおすすめ!

冬は雪道を歩くので、スノーブーツを履いて、ニット帽やマフラーなどの防寒対策をしっかりしましょう! なかにはスニーカーを履いて歩いている観光客も見かけますが、山のなかに入るにつれて足元が滑りやすくなり危険です。 もし登山用の靴やスノーブーツがない場合は、入り口のインフォメーションセンターで、有料のレンタルサービスを利用してみてもいいでしょう。写真のスノーブーツは1足800円で借りることができました。
SNOW MONKEY RESORTS INFO & GIFT SHOP
美しい雪景色を眺めながら、ゆっくり歩きましょう

写真の通り、道は舗装されておらず、片側は急な崖になっています。まわりの美しい雪景色を楽しみながらも、ゆっくり歩いていきましょう。
視界が開けたら、念願のニホンザルまであと少し

15分ほど歩いていると、急に視界が開けた場所に出てきます。ここからがラストスパート。急勾配な階段を上がると、先ほどまで歩いていた道を見下ろせる、見晴らしのいい場所にたどり着きます。

地獄谷野猿公苑のサルは野生の動物。一見おとなしく見えるサルでも、触ったりして驚かさないように、静かに観察しましょう!
温泉につかるニホンザルがすぐ目の前に!

受付を出て目の前の橋を渡ると、大勢の人だかりが見えてきます。

湯気が立ちのぼる、念願の温泉にやってきました! 貴重なニホンザルを写真に収めようと、みなさん必死にカメラを向けています。

とっても気持ちよさそうに温泉につかるサルたち。

つぶらな瞳がかわいらしい。

こちらは長老のおサルさんでしょうか(笑)。

時折、毛づくろいをし合ったりと、微笑ましい光景を目にすることができます。
野生のニホンザルに会いに行こう!

遠くでエサを食べているサルや、流れ出した温泉に口をつけるサルなど、温泉の外にもたくさんのサルがいました。 こんなに近くでサルの生態を観察できる場所は、全国でもめずらしいです。 野生のニホンザルに会いに、ぜひ地獄谷野猿公苑へ行ってみてください! <アクセス情報> 地獄谷野猿公苑までは、東京から長野駅まで北陸新幹線で約80分。長野駅からは鉄道またはバスで約40分です。 駐車場は、有料の「地獄谷駐車場(公苑まで徒歩15分)」と、上林温泉ホテル仙壽閣の隣にある、無料の「地獄谷野猿公苑専用駐車場(徒歩30分)」があります。冬季(12月1日より4月)は、渋温泉から「地獄谷駐車場」の道路及び駐車場が閉鎖するため、代わりに解放される無料の「志賀高原ロマン美術館」の駐車場を利用してください。 カーナビで地獄谷野猿公苑の住所・電話番号等を入力すると、渋温泉から「地獄谷駐車場」のルートが表示されますが、冬季に車を利用する場合は目的地を「上林温泉ホテル仙壽閣」または「志賀高原ロマン美術館」に設定するなど注意が必要です。 また、冬季は長野駅からの路線バス・鉄道と入園料が含まれた、お得な「スノーモンキーパス」が発売されています。事前に運行状況を調べてから行くことをおすすめします。
冬季間のアクセス詳細はこちら
地獄谷野猿公苑
ジゴクダニヤエンコウエン
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写真 ローカルメディア『暮らしミル』編集長 五十川ルリ子
五十川ルリ子

1985年生まれ、新潟県在住。ローカルメディア「暮らしミル」編集長。 フリーライターとしてWebメディアSPOTやことりっぷなどで執筆しています。
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