築100年の古民家は招き猫の棲家にちょうどいい感じです

梁を生かした本館2階の展示室

金山の山頂近くに建つこちらの美術館は、招き猫と里山に魅せられた初代館長が1994年に開館し、今年で21年目を迎えます。その間にも収集を重ね、現在では700体余りに。大正時代に作られたものから、アーティストとコラボレーションした最近のものまで、さまざまな素材やかたち、表情の招き猫を見ることができます。片手を上げた猫、両手を上げた猫、みんなで福を呼んでいるようです。

招き猫のパワーを感じる「ラッキーキャッツハウス」でお願いごとをしましょう

壁一面に貼られた願い札と福笑い

本館横にある「ラッキーキャッツハウス」では、招き猫に願いごとができます。願い札に願いごとを書き、一面お札に覆われている壁に貼りましょう。晴れて願いが叶ったら、再訪し叶い札を書いてお礼を。テラスに貼られた大きな招き猫の福笑いで楽しむのもいいですね。

願いが叶ったらこちらへどうぞ

ショップスペースは猫づくし。世界でひとつだけのオリジナルの招き猫も作れます

さまざまなご縁を結ぶ縁起のよい「良縁猫」(1800円)

本館のショップスペースには願いが込められたさまざまな色の福猫や、バッジ、ポストカードなどが並んでいます。一番人気はおなかに福のマークが付いた「福福ちゃん」（2200円）。底の部分に願いごとを書き、福を招いてもらいましょう。 素焼きの招き猫にアクリル絵の具で絵付けをして自分だけの招き猫を持ち帰ることができる絵付け体験も人気です。かわいい猫たちにたっぷり癒されたら、里山の景色を眺めながらカフェコーナーでひと休みすることもできますよ。

3種類のポーズから選べる絵付け体験は1200円（別途入館料が必要）

定期的に開催するユニークなイベントをチェック

こちらの美術館では、定期的にイベントも開催しています。今月初めから行われている夏まつりは、妖怪画の展示から寄席まで盛りだくさんの内容です。

夏休みのイベント「招き猫美術館の夏まつり」

◆「招き猫美術館の夏まつり」 開催日：2015年7月2日（木）〜9月1日（火） ○特別展示「コミカルな招き猫妖怪画」 恐ろしいけど、どこか愛らしさを感じる妖怪画。期間中、白神恭子さんが描くファンタジックな招き猫妖怪画を展示しています。 ○特別イベント ・7月25日（土）納涼寄席　落語で涼を堪能 ・8月9日（日）招き猫貯金箱づくり　 ・8月15日（土）招き猫うちわづくり　 ・8月13日（木）〜15日（土）妖怪文庫カフェ　妖怪のお話を聞きながら、モノノケ妖怪アイスなどのオリジナルメニューがいただけます

コレクション鑑賞や祈願、ショッピングなどいろいろな楽しみ方ができる「招き猫美術館」に出かけてみましょう。