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2017.08.30
【鑑賞券プレゼント】「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が、2017年10月24日(火)より「東京都美術館」(東京・上野公園)にて開催されます。 本展の鑑賞券を、ことりっぷweb読者の皆さまから抽選で5組10名様にプレゼント。 メイン画像:フィンセント・ファン・ゴッホ《アイリスの咲くアルル風景》1888年、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 ©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
ファン・ゴッホと日本の関係性とは?
フィンセント・ファン・ゴッホ《寝室》1888年、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 ©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
ファン・ゴッホは、浮世絵をはじめとする日本美術から大きな影響を受け、生涯にわたってさまざまな作品を描きました。 本展では、「ファン・ゴッホのジャポニスム」、「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の二部に分けて構成し、ファン・ゴッホと日本の関係性を両方向から検証します。
ファン・ゴッホのジャポニスム
フィンセント・ファン・ゴッホ《花魁(溪斎英泉による)》1887年、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 ©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
ファン・ゴッホはパリの画商店で大量の浮世絵と出会い、その鮮やかな色彩や質の高さに魅了され、肖像画の背景に描き込むほどに大きな影響を受けました。 第一部では、ファン・ゴッホが描いた浮世絵の模写や、構図や色彩の表現様式、理想郷として夢見ていた日本のイメージを反映した作品など、さまざまな角度からファン・ゴッホ作品への日本の影響をひも解きます。 国内外のコレクションより厳選した《タラスコンの乗合馬車》、《雪景色》など日本初公開作品を含む約40点のファン・ゴッホ作品を通じて、ファン・ゴッホが日本からどのような影響を受け、作品に投影したのかを多角的に検証するとともに、日本に魅了されるきっかけとなった浮世絵をはじめとする日本美術作品を約50点展示します。
日本人のファン・ゴッホ巡礼
フィンセント・ファン・ゴッホ《画家としての自画像》1887年、ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 ©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
ファン・ゴッホは1890年にこの世を去りました。ファン・ゴッホの最期を看取った、医師ポール=フェルディナン・ガシェとその一家は、残されたファン・ゴッホの作品の多くを大切に所蔵していました。 ファン・ゴッホの死後、故人の生涯や作品に強い憧れを抱いた日本の小説家や学者、美術家たちは、ファン・ゴッホ終焉の地オーヴェールにあるガシェ家を訪れ、その記録として「芳名録」に名前を残し、240人あまりの日本人が故人の軌跡を巡りました。 第二部では、フランスのギメ東洋美術館に所蔵されている3冊の「芳名録」を日本初公開するほか、近代日本の知識人たちが訪れたオーヴェール巡礼の実相を、約80点の豊富な資料からたどります。 巡礼によって描かれた日本近代絵画の名作、洋画家・佐伯祐三の《オーヴェールの教会》、前田寛治の《ゴッホの墓》をはじめ、当時の写真や手紙などの資料、日本画家・橋本関雪がガシェ家訪問時に撮影した貴重な映像もあわせて公開します。
ゴッホ展 巡りゆく日本の夢
03-5777-8600
ハローダイヤル
http://gogh-japan.jp
観覧料:一般1600円(1300円)、大学生・専門学校生1300円(1100円)、 高校生800円(600円)、65歳以上1,000円(800円)
※( )内は前売と20人以上の団体料金
※中学生以下は無料
※11月15日(水)、12月20日(水)はシルバーデーにより65歳以上の方は無料(要証明)
そのため混雑が予想されます。
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ことりっぷ編集部
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