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2017.12.05
日本家屋で食べる揚げたてのふわふわドーナツ。代々木上原「haritts」|by PARIS mag
※こちらの記事は2017年12月5日に公開された記事です。 毎日の暮らしのなかで少しだけ心が弾むような豊かさをお届けするWEBマガジンPARIS mag(パリマグ)から、代々木上原にあるドーナツのお店「haritts(ハリッツ)」をご紹介します。
代々木上原の駅から細い路地に入った住宅地に佇むこちらのお店。
一体、何のお店に見えますか? この日本家屋の外観が特徴的なこちらは、実は、ドーナツとコーヒーのお店。『haritts(ハリッツ)』です。
1台のワゴンからはじまったharitts
『haritts』は2004年、店長である豊田さんとお姉さんの2人でワゴン「ハリッツ号」に乗って、ドーナツとコーヒーを販売していたのがはじまり。
「姉がもともとパン屋さんで働いていたこともあり、ドーナツにしました。移動式ということでいろいろなものを作ることができなかったことも理由のひとつ。店名のハリッツは姉妹の名前を組み合わせた造語です」と、店長の豊田さん。 移動式のドーナツ屋さんから、こちらの以前は住宅だった建物をリノベーションしたお店に活動の場を移しドーナツを作り続けています。
のんびりとドーナツを楽しめるほのぼの空間
店内は日本家屋を生かしたほのぼのとした空間が広がっています。席数はカウンターにテーブル席が3つと多くはありませんが、そのこぢんまりとした雰囲気もとても癒やされます。
ちゃぶ台を思わせるまるいテーブル席。窓に近い席は光がやさしく射し、ひなたぼっこしているような気持ち良さです。和風モダンな店内は居心地が良くてつい長居したくなる雰囲気。 代々木公園も近いので、コーヒーとドーナツをテイクアウトして青空の下で食べるのもおすすめ。実際、テイクアウトされるお客様の方が多いそうです。
個性豊かなドーナツのメニューがずらり
定番メニューは、ふわふわもちもちの生地をシンプルに楽しめる「プレーン」、レーズンが生地に練り込まれた「シナモンカレンズ」など6種類。その他、「かぼちゃ」や「アールグレイ」、「きなこ」など、数種類の中から日替わりで登場するので行く度に出会える味も違ってきます。季節限定の味もあるので定期的に通いたくなりますね。
ショーケースの後ろには、揚げたてのドーナツがぞくぞくと。ドーナツをひとつひとつ手作りしているので、揚げたてのドーナツをいただくことができます。時間は決まっている訳では無いのですが、大体20分ごとに揚げたてが並ぶそう。 揚げたてのドーナツはふわふわ感が違うので、ぜひ、お時間に余裕がある時は少し待ってでも揚げたてを食べてみて!
持つと指のあとが付くくらいの柔らかさ!
今回は、定番メニューの中から人気の「クリームチーズ」と「スイート65」をいただきました。リング状ですが穴が見えないくらいふんわりもっちりと膨らんだドーナツです。パンと同じ様に生地を発酵させているので、いわゆるアメリカンな固いドーナツとは全く別ものです。 湿度や気温などによって発酵の違いが出るので、発酵時間や生地の分量を調整して常にふわふわもっちりとした食感になる様にしているのだとか。また、保存料も使っていないので、お子様にも安心ですね。
持った時に指の跡が付くくらい柔らかい生地。なんだか懐かしい、揚げパンに近い様な食感です。表面には砂糖がまぶしてあり、優しい甘さがふわっと口の中に広がります。揚げているとは思えないほど油っぽく無く、軽い食感なので1人で2個くらいはぺろりと食べられる軽さがあります。
「スイート65」はカカオの含有率が65%のちょっぴりビターなチョコレートクリームが入ったドーナツです。柔らかい生地とカカオの香りを感じる甘過ぎないチョコレートクリームは、甘いものが得意でない方にもおすすめしたい味。スイートとビターのバランスが絶妙でとてもおいしかったです。
手作りといえば、ドーナツやドリンクメニューもお姉さんの旦那様が作成したもの。カップが立体になっているのがかわいいいですよね。コーヒーは練馬区にある「さかい珈琲」のスペシャルティコーヒーを使用したオリジナルブレンドを。ちょっぴりビターでふくよかな甘みが特徴的な本格コーヒーと揚げたてのドーナツは相性抜群!ドーナツの相棒はやっぱりコーヒーなんだな〜と思わずしみじみ。
haritts
ハリッツ
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