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2017.12.29
自分好みのあんみつにアレンジ♪谷根千で見つけた甘味処「谷中茶寮 アンとミツ 1949」
※こちらの記事は、2017年12月29日に公開されたものです。 おさんぽコースとして人気の谷根千エリア。「谷中茶寮 アンとミツ 1949」は、ちょっと変わったあんみつが看板商品の和カフェです。 スタイリッシュでモダンな空間で和スイーツを味わうと、心がほっと優しい気持ちに。その心温まる味には、素敵なストーリーが隠れていました。
老舗甘味処をリブランド。次の世代が受け継いだ伝統の味
和を基調にしたスタイリッシュな店構え
千駄木駅から徒歩6分。谷根千の中心にある商店街を抜けてすぐにある「谷中茶寮 アンとミツ 1949」は、2017年10月にオープンした甘味処です。
あんこのこだわりやお店の誕生秘話が書かれた舌代
実は、店主の堤皓介さんの祖父が茗荷谷で営んでいた甘味処「梅月」をリブランドさせたお店です。独自の研究と努力で、多くのお客様に愛されていた梅月ですが、体調を崩してしまい、惜しまれながらも1972年にお店は閉店。8年前に体調を崩したのを契機に、幼少期の頃からお客様を一番に思う祖父を見てきた堤さんは「祖父の思いを引き継いでお店を開こう」と、アンとミツをオープンさせました。 店内に入ると目に留まる舌代は、堤さんの祖父が直筆で書いたもの。力強いその文字は、自らが積み上げてきた長い歴史を孫に託す想いが感じられます。
自分好みの味にアレンジできるアンミツ
「クリームアンミツ」(850円)
お店で一番の人気メニューは「クリームアンミツ」。通常のアンミツとは違い、具材が別々になっているため、まずはシンプルに寒天と黒蜜で、次にあんこやバニラアイスを加えて、といったように自分の好みに合わせて味の変化を楽しめます。 北海道十勝産の小豆を使用した自家製のあんこは、祖父の代からのこだわりを忠実に引継ぎ、飽きのこない上質な甘みを引き出しています。
プレートの端にグラニュー糖で描かれた「アンとミツ」の文字にも注目。ひとつひとつ丁寧に仕上げる可愛らしいアクセントも嬉しいですね。
寒い日にほっと一息。「白玉しるこ」
「白玉しるこ」(800円)
ぐっと冷え込む季節にいただきたいのが「白玉しるこ」。 3時間かけて丁寧に仕込んだあんこを使用したおしるこはどこか懐かしく、心温まる一品です。もちもちの白玉とあんこの絶妙な食感を楽しみながら味わってくださいね。
1日限定5食!もちもち食感の「わらび餅」
「わらび餅」(800円)※限定5食
もちもち食感の「わらび餅」は、1日限定5食のメニューです。 みずみずしいわらび餅は、きなこと黒みつに絡めていただくと、優しい甘さと食感で思わず笑顔に。 おさんぽ途中にちょっと甘いものが食べたい時におすすめの甘味です。
小腹がすいた時に。秘伝のだしで作る「お雑煮」
「お雑煮」(餅一枚入り 600円、餅二枚入り 650円)
あんこと同じく、祖父の代から受け継いだ秘伝のオリジナルのだしを使用した「お雑煮」は、小腹がすいたときにおすすめ。 優しいだしの旨みと焼き餅の香ばしい風味が、疲れた体をほっと癒してくれますよ。 こちらは冬季限定のメニューなので、気になる方はお早めに。
食べ歩きさんぽのおともにしたい、テイクアウトドリンク
「抹茶ラテ」(500円)
食べ歩きしながら楽しめる、テイクアウトドリンクも充実。思わず写真を撮りたくなる、お店のロゴ入りのテイクアウトカップは、持っているだけでも気分が上がるかわいらしさです。 おすすめは、宇治抹茶を使った本格的な「抹茶ラテ」。抹茶のほろ苦さとミルクの甘さが上品な仕上がりになっています。 下町情緒があふれる谷根千で、和を感じるドリンク片手に街歩きをするのもいいですね。
*** 約70年もの間大切にしてきた伝統の味と、現代のスタイリッシュさを融合した甘味処で、くつろぎの時間を過ごしてみてはいかがですか?
谷中茶寮 アンとミツ1949
ヤナカサリョウ アントミツ1949
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小林利穂
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