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2018.02.23
早春の絶景から、隠れ家カフェまで♪ 梅の香りが漂う茨城・水戸へ
日本三名園のひとつであり、日本一の梅園ともいわれる茨城県水戸市の「偕楽園」。その偕楽園で、3月31日(土)までの期間、「梅まつり」が開催されています。 そこで今回は、早春の絶景と、地元グルメが味わえるとっておきのスポットをご紹介。ひと足早い春を探しに、お出かけしてみませんか?
魅力的なイベントが盛りだくさん♪「水戸の梅まつり」
120年以上もの歴史をもつ「水戸の梅まつり」。その会場となる偕楽園は、天保13年(1842年)に水戸藩第9代藩主徳川斉昭公によって開園された、日本を代表する梅の名勝地です。 園内には約100品種、3,000本もの梅が植えられていて、開花時期が異なる様々な梅の花を長期間にわたって楽しむことができます。約ひと月半にわたる梅まつりの期間中は、土日を中心に趣向を凝らした様々なイベントが行われます。
キャンドルアートに春の花火も「夜・梅・祭2018」
中でも注目なのが、夜桜ならぬ夜梅が楽しめる「夜・梅・祭2018」。弘道館(3月3日)、偕楽園(3月10日)の2会場で行われる2夜限りのイベントです。
夜の梅林を幻想的に照らし出すライトアップはもちろん、キャンドルアートや見晴広場のキャンドルで囲まれた幻想的な空間で奏でられる音楽、ガイドの案内で夜の偕楽園を巡るナイトウオークなど、その楽しみ方は多岐にわたります。 そしてフィナーレを飾るのは夜空に打ち上がる春の花火。昼間とは違う表情をみせる梅林の絶景を心ゆくまで堪能しましょう。
着物姿で偕楽園を散策♪「観梅着物Day」
着物セット(男女)3,500円 着付け込 ヘアーセット2,000円 髪飾り込
3月4日は着物姿で梅の香り漂う偕楽園を散策する「観梅着物Day」。 着物は当日、会場でレンタルすることもできるので、手ぶらで訪れても大丈夫。リーズナブルな料金で着付けからヘアセットまで仕上げてもらうことができます。とても貴重な結城紬の着心地体験もありますよ。 華やかな着物姿に変身したあとは、見晴広場に集まって大撮影会に参加しましょう。早春の香りを感じながら梅を背景に素敵な写真が撮れそうですね。
「全国梅酒まつりin水戸」でお気に入りの梅酒を発見!
前売券700円/当日券800円/ファストパス 1200円 ※制限時間 30分
3月2日~4日は、偕楽園に隣接する常磐神社の境内にて、全国の梅酒が飲める人気イベント「全国梅酒まつりin水戸」が開催されます。 日本全国の酒蔵から厳選した個性あふれる150種類以上の梅酒を飲み比べすることができ、気に入った梅酒は購入することも可能。他にも、梅酒と料理のマリアージュや梅酒ビールも楽しめます。梅の香りに酔いしれながら、自分好みの一杯を見つけてくださいね。
[開催]2月17日(土)~3月31日(土)
[場所]偕楽園(茨城県水戸市常磐町1-3-3)・弘道館(水戸市三の丸1-6-29)
[TEL]029-224-0441(水戸観光コンベンション協会)
http://www.mitokoumon.com/festival/ume.html
☆「夜・梅・祭 2018」
・3月3日(土)18:00~21:00 会場:弘道館
・3月10日(土)18:00~21:00 会場:偕楽園
http://www.mitokoumon.com/yoruume/
☆「結城紬心地体験」
・3月3日(土)〜3月4日(日)10:00〜15:00 会場:常磐神社社務所別館
※事前申込要
☆「観梅着物Day」
・3月4日(日)10:00~16:00 会場:偕楽園見晴広場
☆第71回大撮影会と写真コンテスト
・3月4日(日)10:00~15:00 会場:偕楽園梅林・見晴広場他
☆「第6回全国梅酒まつりin水戸」
・3月2日(金)~3月4日(日)10:00~16:00(4日は15:00まで) 会場:常磐神社境内
http://umeshu-matsuri.jp/mito/
※開催時間が変更になる場合があります。
飲み物片手にのんびり読書。コミュニティカフェ「VILLAGE310」
水戸の市街地から偕楽園へ向かう際に立ち寄りたいのが「VILLAGE310」。茨城県産の食材をふんだんに使った本格的な食事が楽しめるコミュニティカフェです。 壁際にはアート本から貴重な古書まで、オーナーが選書した多種多様な本がずらり。地域の人々から寄贈された本も多く、その蔵書数は5000冊以上にもなります。ふと手に取った本からひらめきを得てほしいからと、あえてジャンルごとに分けずに置かれているのだとか。 「まちの駅みと」にも認定されていて、水戸に関わるパンフレットやフリーペーパーも各種取り揃えているので、まち歩きの情報収集にもぜひ立ち寄りたいスポットです。
「常陸秋そば粉のガレット・コンプレット」(ドリンク・サラダ付き/1200円)「アールグレイ、フランボワーズのフルーツマリネ」 (400円)
こちらのおすすめはグリュエールチーズをたっぷり包み込んだガレット。生地には茨城名産の常陸秋蕎麦粉を使っていて、季節によって変わる野菜も全て茨城県産にこだわっています。彩りを添える自家製ピクルスが甘みのあるガレットのアクセントに。 ドルチェは見た目もかわいいフルーツマリネ。後味さっぱりなのにフルーツそのものの甘みがしっかりと感じられます。今の時期はいちごなどのベリー系をたっぷり使っているそうですよ。
VILLAGE310
ビレッジサンイチマル
隠れ家のようなカフェで、ひとやすみ「cafe RIN」
歩き疲れたら、水戸の中心街「黄門さん通り」沿いにある「cafe RIN」でひとやすみ。ビルの隙間を奥に進むと見えてくる、まるで隠れ家のような小さなカフェです。不揃いの椅子やテーブルがレトロモダンな雰囲気を醸し出し、程よく落ち着く薄暗さは、ちょっと一息つきたいときにぴったりです。 自分の部屋のようにリラックスして長居していく人も多いそうですよ。
「RINセット」(1080円)
人気の「RINセット」は、大きめカットの自家製のケーキにドリンクとスコーンが付いた満足感のあるメニューです。 こちらは「チョコ&ラズベリーのチーズケーキ」。濃厚なチョコの甘みにラズベリーの酸味が絶妙にマッチします。焼きたてのスコーンには、生クリームとジャムをたっぷりつけていただきましょう。
cafe RIN
カフェ リン
知れば知るほど新しい出会いや発見がある茨城県水戸市。早春の訪れを知らせる梅の香りに誘われて、水戸の街から梅林までぶらりお散歩に出かけてみてはいかがでしょうか?
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宇都宮薫 撮影:彌永浩次
花開く!水戸市
歴史と伝統に育まれたまち「水戸」は、徳川御三家のひとつ水戸藩の城下町として栄えました。日本遺産に認定された日本三名園の偕楽園・日本最大級の藩校である弘道館など、魅力ある様々な地域資源を有しています。
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