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2018.06.29
小川のせせらぎを聞きながら、甘味でほっとひと息。京都・木屋町沿いにある京町家カフェ「ひとこえ 多奈加」
春は桜、夏の緑、秋は紅葉が楽しめる、まさに京都さんぽの穴場スポット「高瀬側(たかせがわ)」。そんな一度は歩いてみたくなる高瀬川沿いにあるカフェ「ひとこえ 多奈加」をご紹介します。
街なかの喧噪から離れ、高瀬川をのんびりお散歩
1611(慶長16)年、豪商・角倉了以が京都と伏見間で物資を船で運ぶために作った川
高瀬川は木屋町通に沿って流れる小さな人工川。三条、四条など、京都を代表する繁華街を南北に通っています。川沿いには多くの飲食店が建ち並び、夜は提灯やお店の明かりが煌々と光り夜の街にふさわしい雰囲気を醸し出していますが、昼間は落ち着いた静けさが漂っています。
高瀬川から見た店内
四条通と木屋町通の交差地点から高瀬川沿いを南に向かって歩くこと約10分。大きな窓を開放した清々しい店内が川越しに見えるお店が「ひとこえ 多奈加」です。
落ち着いた雰囲気の外観
お店の入り口は川を挟んだ向かいの西木屋町通にあります。町並みに溶け込む京町家と、のれんが目印です。
目の前に川が流れる開放的な店内
1階はテーブル席が中心で、2階には座敷もある
のれんをくぐると、やさしい笑顔のマスターがお出迎え。木の温もりあふれる店内は、目の前に高瀬川が流れています。テラス席に座れば手が届きそうなほど近く、穏やかな陽の光も差し込み自然を感じる空間です。
特等席のテラス席は早い者勝ち
頻繁に羽を休めに来る大きなサギ
お店にはサギやカモが羽を休めに来ることも珍しくなく、テラス席でひなたぼっこをする姿も。食事を待つ間、じっくりバードウォッチングをしてみるのも楽しみのひとつです。
ランチからスイーツ、会席まで扱う豊富なメニュー
マスターは料理人歴50年以上の実力派で、名物の親子丼といったランチメニューから、スイーツなど幅広いメニューを提供。ランチではとくに「京湯葉と玉子のごはん」(1200円)や焼き魚付きの「出し巻きごはん」(1500円)が人気とのこと。また、予約をすれば会席コース(5400円~)をいただくことができます。
京都の魅力が詰まったパフェ
「わらび餅パフェ」(650円)
スイーツメニューはこだわりのわらび餅をはじめ、八ッ橋や抹茶アイスなど京都らしい素材を使っているのも特徴。季節ごとに内容が変わるのもお楽しみ。
「お抹茶(京菓子付)」(1000円)
ほかにも和菓子がセットで付いたお抹茶も人気。自然を感じるおだやかな空間で、時間を忘れてゆっくりのんびり過ごしてみてください。
ひとこえ 多奈加
ヒトコエタナカ
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福馬俊太郎 写真:河合裕子
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