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2018.07.19
すぐに予約でいっぱいに!梅酒の老舗がオープンした専門店で梅シロップ&梅酒作りを
創業100年を超える梅酒の老舗・チョーヤによる梅体験専門店「蝶矢(ちょうや)」では、100通りの組み合わせの中から自分好みの梅シロップや梅酒が手軽に作れます。予約がすぐいっぱいになる人気ぶりと聞き、実際に体験をしてみました。
街なかの六角通に面したガラス張りのお店
六角通に面した開放的な店
地下鉄烏丸御池駅から六角通を東へ徒歩7分ほどの場所にあり、白を基調とした明るい光が差し込む空間。壁には梅の実や砂糖をシロップに仕立てたガラスボトルや梅をモチーフにしたパッケージがスタイリッシュに並べられています。奥の壁に端正に並べられたガラスボトルは、梅シロップの漬け込み過程を時系列で並べたもの。まるでギャラリーに迷い込んだかのようです。
梅シロップの漬け込み過程などをアートのようにディスプレイ
はじめに、梅の実と砂糖を選びます
じっくり吟味する過程も楽しい
今回は梅シロップ作りを体験することに。 梅を知り尽くした「梅コンシェルジュ」がレクチャーしてくれます。 ステップはとてもシンプルで、初めにガラスボトルのサイズを「S」「M」「L」の3つのサイズから選びます。目安はMサイズでグラス3杯分の梅シロップの原液が作れます。 次に、梅の実5種について説明を受けます。それぞれの特徴を聞きながら1種ずつシロップを試飲すると、品種によって桃、桜、さくらんぼ……と、感じる香りも味わいもさまざま! たちまち梅の奥深い魅力に引きこまれます。 つづいて、個性豊かな砂糖5種の説明を受けたあと、それぞれシロップを試飲して使うものを決めます。
いよいよ梅シロップ作りがはじまります
「蝶矢梅キット」(S:1080円~、M:2160円~、L:3240円~)
どの梅とどの砂糖を合わせるか、組み合わせを選ぶのも楽しみのひとつです。この日は少し個性的な味わいの梅「NK14」と、見た目もキュートな金平糖を選びました。梅と砂糖を吟味したら、いよいよ梅シロップ作りを始めます。
金平糖と梅を交互に重ねる
梅のヘタを専用ツールで取り除き、金平糖と梅を交互にそっと重ねていくだけ。あっという間に仕込みが完了です。 あとは、箱に入れてもらって体験終了です。家に持ち帰り、室温25度の直射日光が当たらないところで保存し、毎日一度くるくると軽くまぜて梅と砂糖をなじませ、完成を待ちます。
体験で出来上がったシロップは4~5倍に薄めてソーダ割りにしたり、ほうじ茶や牛乳、豆乳などとも合うのだとか。漬けたあとの梅の実は、そのまま食べられるのはもちろん、刻んでクリームチーズとあえてもおいしいそうですよ!
テイクアウトの梅ドリンクもおすすめ
アイスドリンク「緑茶割り」(540円)
持ち帰れるドリンクも充実していて、緑茶割りや紅茶割りなど珍しいものも。梅の爽快な酸味とコクが染みわたり、暑い夏にぴったりです! 体験で漬けた梅シロップが飲みごろになるまで、1週間ほど。日々変化していくのを眺めるのも楽しい時間です。 2000年も前に日本に伝来し、保存食として重宝されてきた梅。その魅力をめいっぱい楽しめるスポットなので、ぜひ訪れてみてくださいね。
梅体験専門店「蝶矢」
ウメタイケンセンモンテン「チョーヤ」
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佐藤理菜子
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