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2018.10.03
たい焼きにたっぷりホイップクリームが新鮮! 昭和レトロな大人カフェ「純喫茶 星港夜」
仙台の中心部から少し離れた住宅街に、昔ながらの素敵な喫茶店を見つけました。その店の名前は、「純喫茶 星港夜(シンガポールナイト)」。昭和の時代にタイムスリップしたようなどこか懐かしい雰囲気に惹かれ、遠方から足を運ぶ喫茶店好きが多いそう。名物のカリッと香ばしいたい焼きも、人気の秘密なんですよ。
路地裏にたたずむノスタルジックな喫茶店
窓からこぼれるやわらかな明かりが落ち着いた雰囲気を醸し出す
仙台市地下鉄南北線北四番丁駅から歩いて約5分。「純喫茶 星港夜」は、大通りから1本入った閑静な住宅街の一角にあります。赤いレンガと白い壁のツートーンカラーの建物がなんともノスタルジックです。
入り口では大きな蓄音機がお出迎え
「時間を空間を大切にしてほしい」という想いが反映された店内には、、マスターが集めたアンティークのアイテムがあちこちに。ピアノやチェンバロなどの楽器、大正時代に造られた日本の家具、ヨーロッパで買い付けたオブジェ…。国も時代もさまざまなのに、不思議と統一感があり、どこか異国情緒が漂います。店は日中から営業していますが、いっそうムードが増すのが夜。クラシック音楽が静かに流れるなか、ゆっくりと本を読みながら過ごしたくなります。
名物のたい焼きをお供にほっこりブレイクタイム
「たい焼き」(330円)※マスター不在時は230円
「純喫茶 星港夜」を訪れるお客さんの多くがオーダーするのが、「たい焼き」です。「喫茶店でなぜたい焼き?」と思うかもしれませんが、国内外のさまざまな喫茶店を目にしてきたマスターが、日本らしい要素を取り入れたいと、日本人のソウルフードともいうべきたい焼きを提供することにしたのだそう。 アツアツのたい焼きは、ホイップクリームをたっぷり付けて味わうのがおすすめ。カリッと焼けた皮にほくほくのあんこ、まろやかなホイップクリームが合わさり、口の中はなんともいえない幸福感で満たされます。マスターの在店時のみ、大福がトッピングされますよ。
クラシックの曲名にちなんだ5種類のブレンドコーヒー
「珈音(カノン)」(560円)
たい焼きと一緒に味わいたいのが、5種類のコーヒーです。オーストリア・ウィーンの喫茶店を訪れた際、コーヒーのおいしさにとても感動したというマスター。自分の店でもその味を再現したいと、仙台の焙煎所と試行錯誤を重ねてオリジナルブレンドを作り上げました。 コーヒーは好きな濃さで淹れてもらうことができ、薄いほうから順に「夜想曲(ノクターン)」「月の光」「珈音(カノン)」「運命」「無伴奏」の5種類があります。この日いただいた中間の「珈音(カノン)」は、ここちよい苦みがありながら後味はすっきり。たい焼きとの組み合わせが新鮮ですが、コーヒーのほろ苦さとたい焼きの濃厚な甘さが相性抜群です。いちばん濃い「無伴奏」は、かなりビターでどっしりとした飲み口だそうですよ。
古いカメラや時計など、店内にはレトロなアイテムがたくさん
「純喫茶 星港夜」は遅い時間までオープンしているので、旅の夜にふらりと訪れたり、仕事帰りに一人で立ち寄ったりと、“夜カフェ”を楽しむのにぴったり。街の喧騒から離れ、おいしいたい焼きとコーヒーを味わいながらひと息ついてみませんか。
純喫茶 星港夜
ジュンキッサシンガポールナイト
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