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2018.10.17
たくさんの猫が住む「佐柳島」を満喫できるゲストハウス「ネコノシマホステル」
瀬戸内に浮かぶのどかな離島「佐柳島」(さなぎしま)。周囲6km程の小さな島の人口は約80人。その島民よりも数が多いと言われる猫達も一緒に楽しく暮らしています。この猫達の持つある特技が話題になり、多くの人が訪れるようになりました。2017年8月に待望の宿泊施設「ネコノシマホステル」が誕生!泊まってこそ満喫できる島の魅力をご紹介します。
佐柳島へのアクセス
こじんまりとした多度津港から出航します。
佐柳島へは、香川県の多度津港から1日4本出航している、三洋汽船のフェリーで約1時間です。佐柳島には「本浦」と「長崎」の2つの港があり、距離にして約2km。より多くの猫に出会いたいなら、「本浦」港で下船するのがおすすめ。大きくて揺れも少ないフェリーはとても快適!デッキで風を感じるもよし、船室で寝っ転がるのもよし、あっという間の船旅です。
たくさんの猫がお出迎え♪
船から降りると、早速たくさんの猫がくつろいでいます。どの猫も毛並みが綺麗で人懐っこいのは、島民みんなでお世話をしているからだとか。島民の敷地内などでなければ、観光客が猫にえさをやってもOKなので、大好物のチュールなどを持っていくと、より仲良くなれるかも♪
オッドアイが美しい猫や、猫じゃらしが大好きな猫も。
猫と同じく島民のみなさんもとても気さく!「どこから来たんー?」「今日は、泊まるんー?」などと話も盛り上がります。
廃校をリノベーション!学校に泊まるワクワク感を味わえます。
フェリーが到着した本浦港からは、歩いて12分程の距離ですが、たくさんの猫と触れ合いながらその何倍もの時間をかけて、いよいよ「ネコノシマホステル」に到着です。
昭和29年に建てられ、23年前に廃校になった木造校舎に息を吹き込んだのは、大阪で映画専門の古本屋を開業していた村上さんご夫妻。ご主人のおじいさんが住んでいた佐柳島に久しぶりに訪れ、こちらの校舎に「出逢ってしまった」そう。そこからはトントン拍子に話が進み、佐柳島唯一のとても素敵なカフェ兼ゲストハウスが出来上がりました。
懐かしい味わいを残しつつ、利用しやすく生まれ変わった4つの部屋に宿泊できます。ひとり旅にもぴったりな男女混合のドミトリーは元図書室。理科室や資料室は個室になっていて、家族や友達と気兼ねなく利用できます。シャワー・トイレ棟も手入れが行き届いており、窓から見えるのは穏やかな海。黒板には、今まで泊まったゲストの佐柳島への思いが書き込まれていて、とても温かい空間です。
優しく、静かな夜を満喫。
新鮮なたこは噛み切れないぐらいぷりぷり
「ネコノシマホステル」のカフェスペースは、元職員室。宿泊者に限らず誰でも利用できます。喫茶時間には、オリジナルブレンドの珈琲や、コトコト煮込んだカレー、優しい味のデザートなどがいただけます。夕食は、予約制。素朴ながらしみじみおいしい地元産の食材を使った料理です。
ただただ美しい星空にうっとり
夕食を食べたら外に出てみましょう。灯りが少なく、空気が澄んでいるので、見たこともないような満天の星のもと、静かに夜はふけていきます。
自転車を借りて朝さんぽ
窓から差し込む光で爽やかに目覚める朝。「ネコノシマホステル」にも可愛い猫がたくさん住んでいます。音楽室でまだ寝ている猫を起こさないように静かにぱしゃり。さぁ宿で自転車を借りて、さんぽに出かけましょう。
猫が飛ぶ!
冒頭で触れた、島猫たちの特技。それは「ジャンプ!」。猫たちの大好きなおもちゃやおやつを使って、飛んでいる瞬間の躍動感を写真におさめてみましょう。
マナーを守って、楽しい旅を!
佐柳島の島民は、みなさん気さくでいい人が多いので、とりあえず「こんにちは!」と挨拶すると、色々と面白いお話が聞けるかも。餌やりやゴミの持ち帰りのマナーを守って、楽しい旅をしてくださいね。
ネコノシマホステル・喫茶ネコノシマ
ネコノシマホステル・キッサネコノシマ
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まんまる
Writer
スターユーザー まんまる
キャンプとカメラを愛する関西在住のフォトグラファーでニューボーンフォト撮影をメインに活躍中
まんまる
ことりっぷ編集部公認スターユーザー兼ライター。 キャンプとカメラを愛する関西在住の旅好き女子で、フォトグラファーとしても活躍中。
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