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2019.05.26
旅するように、おにぎりとスープを味わおう♪【福井】〜「焼き鯖おむすび」と「梅と豚肉のスープ」
日本人のソウルフード・おにぎりとお供にぴったりのスープ。全国を旅するように、各都道府県ごとの名産品をたっぷりと使って作ってみませんか? レシピを教えてもらうのは、各地の農家を訪れて美味しい野菜を見つけたり、地のものを味わうのが大好きという料理家・ごはんさん。新しいおにぎりとスープの魅力にきっと出会えますよ。 第22回は福井県。「焼き鯖おむすび」と「梅と豚肉のスープ」です。栄養価が高いとされる鯖と酸味のある梅を使ったメニュー。夏バテ気味の身体を癒してくださいね。
名物をアレンジ♪「焼き鯖おむすび」
福井県の名物・焼き鯖寿司は、ココット皿を使い、下から順に具材を重ねて押し寿司風にすれば意外と簡単に作れます。焼いた鯖の香ばしさを酢飯が包み込み、生姜と大葉の爽やかな風味がアクセントに!食欲がなくなりがちな今の時期におすすめです。 【材料】(2人分) ・ごはん…茶碗軽く2杯分 ・鯖…1枚 ・白ごま…大さじ1/2 ・大葉 …4枚 ・ガリ…適量 ・寿司酢…大さじ1
【作り方】 1:鯖は軽く塩(分量外)を振ってフライパンで焼く 2:炊きたてのごはんに寿司酢と白ごまを合わせて、冷ます 3:ココット皿に大きめにラップを敷き、焼いた鯖を皮目を下にして入れる。 4:3の上にごはん、大葉、ガリ、ごはんの順に層になるように重ねる。敷いているラップの四隅で蓋をするようにかぶせ、スプーンの背でぎゅっと押して冷蔵庫で30分ほど寝かせて完成 【ごはんさんより】 ココット皿以外でも、牛乳パックやタッパー容器などでも代用出来ます。青魚の鯖は生臭さが出やすいので、しっかりと焦げ目をつけて香ばしく焼き上げて下さいね。
梅とレモンの酸味でさっぱり「梅と豚肉のスープ」
江戸時代から栽培されてきたという福井梅。肉厚があり、梅干しに適していると言われています。サッパリとしたものを飲みたくなる暑い時期には、いつものスープに梅干しを入れてみませんか?ほどよい酸味が身体に染み渡り、気分がスッキリとしますよ。 【材料】(2人分) ・豚バラ肉…200g ・梅干し…大1つ ・レモン…適量 ★水…300cc ★薄口醤油…小さじ1 ★顆粒だし…小さじ1/2 ★酒…小さじ1
【作り方】 1:梅は種を取って、包丁で叩く 2:鍋に★を入れて煮立たせたら、弱火にして豚肉を1枚ずつちぎりながら入れる 3:叩いた梅も加えて軽く混ぜ、再度温める 4:お好みでレモンまたは、すだちを添える 【ごはんさんより】 豚肉は、手でちぎれば包丁いらず。繊維もほつれるため、より柔らかな食感になります。豚肉を入れる時はよく煮立たせたところへサッと入れると、臭みなく仕上がりますよ。
【レシピを教えてもらったのは…】 料理家・ごはんさん WEBや書籍でレシピ監修も行うなど、現在、料理家として活躍中。和洋中とジャンルを問わない幅広いレシピ提案のほか、アジアでの留学経験を活かした本場仕込みのエスニック料理も得意。
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ことりっぷ編集部 写真/片岡 祥
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