沖縄旅行は冬がおすすめ ― 夕陽の絶景や新グルメスポットをスローにめぐる、新しい楽しみ方
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沖縄旅行は冬がおすすめ ― 夕陽の絶景や新グルメスポットをスローにめぐる、新しい楽しみ方

「うちなータイム」。 沖縄ならではの、ゆっくりと流れる時間のことです。 今回はそんな当地のペースにならい、冬の那覇をスローテンポでめぐってみました。 アクティブに楽しむ夏の沖縄とはまた違う旅。 穏やかな気候に包まれ、美しい風景をめぐる、冬だからこその過ごし方を見つけました。

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起床からチェックアウトまで、ゆっくり滞在できる「ダブルツリーbyヒルトン那覇」

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一日のはじまりは「ダブルツリーbyヒルトン那覇」のゲストルームから。 お部屋いっぱいに注ぎ込む朝のやわらかな日差しが、身体をやさしく目覚めさせてくれます。

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金曜の仕事終わりに飛行機に乗り、那覇へ到着したのは21時。 昨晩はそのままホテルにチェックイン。ゆったりサイズのベッドに身体をあずけていたら、いつの間にか眠りに落ちてしまったようです。 つい寝坊してしまいましたが、こんなにゆったりできるのも、那覇空港から車でわずか10分という地の利があってこそ。しかも、11時チェックアウトなので、出かける前にホテルの施設やサービスを楽しむ時間も十分あります。 そこで、ホテル内のスパでモーニングエステを受けてみることにしました。

オールハンドのトリートメントが受けられる「エステ・ド・ラ・マン」。やさしい手の感触が身体をほぐし、週末モードへ気持ちをいざなってくれます。せわしい平日の感覚にセットされていた体内時計。その針が少しずつ、沖縄のペースへと切り替わっていくようです。

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島の食文化が集まる「国際通り屋台村」でランチ

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心も身体もリフレッシュしたら、お散歩がてら国際通りへ。昨年オープンした「国際通り屋台村」にやってきました。離島各所の郷土料理、名産品を扱う20件のお店が集まる話題のスポット。ここには島の食文化がギュっと詰まっています。

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今回チョイスしたのは「AMERICAN DINER A Sign(アメリカンダイナーエーサイン)」。食べたいぶんだけオーダーできる、量り売りのステーキ&ハンバーグのお店です。 夜に比べて席に余裕があるランチタイムは、店内のカウンター席がおすすめ。「お肉が大好き」というマスターが、県産のブランド牛について丁寧に説明してくれます。マスターのイチ押しは「伊江牛」。沖縄の離島・伊江島でのびのび育てられ、月に数頭しか出荷されない貴重な黒毛和牛なのだそうです。

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ひと口食べると、濃厚な旨みと上品な脂の香りにびっくり。聞けば、こちらでは「経産牛」というお産を経た牛を使っているそう。一般的に、黒毛和牛は仔牛のほうが上等とされていますが、丹念に飼育された経産牛は味も香りも一級品なのだとか。 やっぱり、地元の人は本当においしいものをよく知っています。ネットのレビューや口コミばかりでなく、生の声に耳を傾けることが大事ですね。

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西海岸を染める夕陽の絶景「瀬長島ウミカジテラス」

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続いて、こちらも半年前にオープンしたばかりの「瀬長島ウミカジテラス」へ。台地状の地形に沿って造られた、白亜の建物。どの場所からでも海が広く見えるように設計された、まさに巨大なテラスです。

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冬は少し肌寒いテラス席ですが、コーヒーで身体を温めながら待つこと少々…。 やがて、海の向こうに陽が落ち、水平線を赤く染め上げていく感動的な風景に出合えました。 この日は人影もまばらで、美しいサンセットを独占しているかのよう。 沖縄の人は時間に対する感覚がおおらかで、待つことに寛容ともいわれています。 それはもしかしたら、この夕日のように「待つことで得られる幸福」を知っているからなのかもしれません。

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海と空と飛行機を眺める露天風呂「琉球温泉 龍神の湯」

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沈む夕日を目に焼き付けたら、「琉球温泉 龍神の湯」でひと心地。ウミカジテラスの丘を上がった先にある沖縄で最も新しい温泉リゾートホテルで、日帰り入浴にも対応しています。入り口前のシーサーと記念撮影したら、さっそく館内へ。

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正直、沖縄に温泉のイメージってありませんでした。でも、じつは海沿いを中心に豊富な温泉資源が眠っているんだそうです。 ここ龍神の湯でも地下1000メートルから湧き出る天然温泉を贅沢に使っていて、露天風呂からは西海岸のオーシャンビュー、さらには那覇空港に離着陸する飛行機を眺めることができます。 ちなみに、全国を見渡しても、海に沈む夕日と空港を眺められる露天風呂は珍しいそう。希少な絶景に、時間が経つのを忘れてしまいそうです。

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目と舌で楽しむ沖縄ディナー「ザ・リバーサイドカフェ&ダイニング」

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旅の締めは、沖縄の食材を使ったディナーコース。再び「ダブルツリーbyヒルトン那覇」に戻り、1階の「ザ・リバーサイドカフェ&ダイニング」にやってきました。

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前菜はコリンキーや大豆若葉など、珍しい沖縄の野菜を使ったサラダ。ドレッシングには甘酸っぱいハイビスカスが使われていました。栄養価の高い野菜で旅の疲れを癒やしてほしいという、シェフの心づかいが感じられます。 また、県産牛を使ったメインのステーキには3種類の塩が添えられています。この塩も、国際通りの専門店から仕入れたもの。「塩ソムリエ」が厳選したという、お肉の味を引き立てる逸品です。

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また、食材だけでなく「演出」にもこだわりが。サイフォンでスープのかつおだしをとるプレゼンテーションから、アート作品を描くように目の前で盛り付けるデザートプレートまで、舌以外でも楽しませてくれます。ゲスト一人ひとりに労を惜しまないパーソナルなサービスが心地良く、心まで満たしてくれる素敵なディナーでした。

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時計を外し、沖縄のスローなテンポに身をゆだねる

沖縄の旅って、どちらかといえばアクティブに過ごすイメージでした。でも、アレコレ体験したい気持ちを抑え、あえて現地のスローな流れに身をゆだねてみるのもいいものです。冬の沖縄の穏やかな気候・風景も相まって、失いかけていた心のゆとり、やわらかな気持ちを取り戻せたような気がします。 1分1秒を惜しみ観光地をめぐるような旅とは真逆の、贅沢で豊かな時間の使い方。たまには時計を外して旅をするのもおすすめです。

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