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2019.06.17
カクテルからスイーツまで!心ときめく大人のチョコレートバーへ/門前仲町「bar&chocolate CACAOTAIL」
寺社が多く、かつて門前町として栄えた門前仲町。下町の雰囲気が漂うこの街の路地裏に、こぢんまりとしたバーがあります。チョコレートをテーマにした「bar&chocolate CACAOTAIL(カカオテイル)」です。この店ではなんと、バーテンダーがカカオ豆からチョコレートを手作りし、チョコを使ったカクテルも揃います。1人でも数人でも、くつろいで上質なひとときを過ごせそうな、大人の女性のための素敵なバーです。
大通りから一本入った、隠れ家のようなバー
東京メトロ東西線と、都営地下鉄大江戸線が走る門前仲町駅から徒歩4分。にぎやかな表通りから少し入った静かな小道に「bar&chocolate CACAOTAIL」はあります。緑色のドアや店の前の植物がさわやかで、まるでカフェかヘアサロンのよう。でも、日中は閉まっています。ここは、夕方6:00から夜更けにかけてオープンするバーです。
重厚な木製のカウンターと、革張りのいすが置かれたこぢんまりした店内。テーブル席も2つあります。クラシカルでちょっと大人の雰囲気を漂わせつつも、肩ひじ張らずにくつろげそうな素敵な空間です。
チョコレートはバーテンダー兼オーナーが手作り
「bar&chocolate CACAOTAIL」は、バーテンダーとしての長いキャリアをもつ萩原さんが、かつての職場の後輩と一緒にオープンした店。 萩原さんが以前働いていた店ではチョコレートをおつまみにする人が多かったことから、チョコをテーマにしたバーにしようと決めたそうです。
ソムリエの資格ももつというバーテンダーの萩原さん
店で出すチョコレートは、萩原さんがカカオ豆を焙煎するところから行い、最短でも3日かけて作っています。最初のころは酸味が強くなってしまうなど、味がなかなか安定しませんでしたが、試行錯誤の結果、おいしいチョコレートが作れるようになったそうです。 ちょっと珍しいコンセプトのこのお店。「下町でありながら、新しいものが受け入れられやすい場所」として門前仲町を選び、2018年10月にオープンしました。 お客さんは8割がた女性。「1日の最後、静かにお酒を飲みながら、その日を振り返る場所になってほしい」。こんな思いで店を運営しています。
自家製チョコレートを使ったメニューの数々
「bar&chocolate CACAOTAIL」のシグネチャーカクテル7種は、すべてオリジナルチョコを使ったチョコレートカクテルです。
なかでも「カカオテール」(1620円)は、店自慢のカクテル。 12年もののスコッチウイスキー、マッカランをベースに、オレンジリキュール、ミルク、ハチミツ、そしてもちろん自家製のチョコレートを加えています。 なめらかな液体を口に含むと、まずほどよい甘さが感じられ、そのあとで強すぎないウイスキーの風味と、チョコのほろ苦さがやってきます。まったくくどくない大人の味で、おいしく飲み続けられます。
また、この店で試してみたいおつまみが、お酒に合うように作られた自家製チョコレート。 「パルミジャーノレジャーノのチョコレートサラミ」(ハーフ972円、レギュラー1836円)は、チョコレートにナッツやチーズ、ブラックオリーブを混ぜ、ソーセージ状に固めたもの。食材のさまざまな食感が楽しく、少し塩気も感じられ、お酒のお供にぴったりです。
こちらは、板チョコにドライラズベリーとピスタチオをのせた「ラズベリー・ピスタチオ」(756円)。ラズベリーが甘酸っぱさを、ピスタチオがコク加えています。宝石のように美しいひとかけらを口に運べば、至福のひと時が訪れます。
ドライオレンジをブランデーに漬け、チョコレートでコーティングした「オランジェット」(2枚864円)は、オレンジのフルーティな香りとほろ苦いチョコレートがベストマッチ。お酒が香る大人の味です。
お酒はウイスキーやボトルワイン、チョコレート味以外のカクテルも豊富に用意しています。食べ物もチーズやハム、ピザなどがあるので、他のフードとチョコとの組み合わせを楽しんでくださいね。 仕事帰りに、休日のひとときを過ごすのにぴったりの「bar&chocolate CACAOTAIL」。上質なカクテルとチョコレートを、大人気分で楽しんでみませんか。
bar&chocolate CACAOTAIL
バーアンドチョコレートカカオテール
東京都 東京都江東区門前仲町1-14-8 下田ビル1F
https://www.instagram.com/cacaotail/
テーブルチャージ1人540円
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菅沼佐和子 写真:永岡邦彦
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