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2019.07.27
瀬戸内カルチャーを牽引する高松のお店3選
瀬戸内海に面した香川県高松市。ここには、伝統にデザインをプラスして、新たな価値を創出するお店がたくさんあります。なかでも瀬戸内カルチャーをリードする、とっておきの3店を紹介します。
瀬戸内をデザインするカフェ「salon blue」
「和三盆や抹茶の自家製ジェラートと最中」(600円)
海運倉庫をリノベーションした複合施設「北浜alley」の一角に、「salon blue」は2019年4月に誕生しました。丸亀うちわの照明や庵治石のテーブルなど、香川の工芸品にデザイン性をプラスした斬新なインテリアの中で味わえるのは、地元の食材を美しくアレンジしたスイーツやドリンク。窓の外には瀬戸内海が広がり、季節や時間とともに表情を変える情景は、それだけでひとつのアートのようです。
香川の工芸品をアレンジしたインテリアが並ぶ
店内に流れる音楽は、サニーデイ・サービスのボーカルで香川出身の曽我部恵一さんが制作したオリジナル楽曲。カフェの階段踊り場を飾るのは、香川在住のアーティスト・山口一郎さんの作品です。「モノづくり、文化、瀬戸内の風景を、デザインでつなげて届ける場所を作りたい」。その思いが随所にあふれる高松のカフェで、アートやカルチャーに触れながら、ゆっくりとした時間を過ごしませんか。
salon blue
サロンブルー
香川県高松市北浜町5-5 大運ビル5F
古い倉庫街にある海を望む本屋さん「BOOK MARUTE」
日差しが差し込む明るい空間
北浜alleyの一角に、瀬戸内海を望む小さな本屋さん「BOOK MARUTE」があります。白を基調とした空間に植物のグリーンが彩を添える心地よい雰囲気に包まれています。本棚を飾るのは、国内外からセレクトした写真集やアートブック。なかには、香川の魅力を再発見できる本やリトルプレスなども並んでいます。
カウンター席に腰かけてゆっくり過ごせる
元古道具店だったこともあり、店内を彩るインテリアにもセンスが光ります。海を望むカウンター席ではスイーツやドリンクも味わえ、本を読みながらゆっくりと過ごせるのもこの店の魅力のひとつ。隣にはギャラリーもあり、写真やトークイベントも開催され、本にまつわる様々な楽しさと出会えます。
BOOK MARUTE
ブックマルテ
讃岐の衣食住が集まる複合施設「まちのシューレ963」
讃岐のいいものを集めたデザインマーケット
「シューレ」とはドイツ語で「学び」「学校」を意味する言葉です。香川や四国のライフスタイルの学びの場であってほしい、その思いから名付けられた「まちのシューレ963」には、魅力的な逸品がたくさんそろいます。
カフェやギャラリーなど6つのテーマで店内を構成
香川を中心とした四国のおいしい食材や上質な生活雑貨、讃岐ゆかりの伝統工芸品など、店内に並ぶアイテムは、暮らしを豊かにしてくれる上質なものばかり。なかには、作家さんとコラボレーションしたオリジナル商品もあり、デザインはもちろん使い勝手も考えられた逸品がそろいます。
まちのシューレ963
まちのシューレきゅうろくさん
香川県高松市丸亀町13-3 高松丸亀町参番街東館2F
「ことりっぷマガジン夏号 Vol.21」では、高松めぐりと合わせて訪れたいキュートなうどんのお店やひんやりスイーツが味わえるカフェも紹介中。新しい魅力と出会える高松へ出かけてみませんか。
【ことりっぷマガジン Vol.21】
特集「アートな瀬戸内たび」
島々が連なり鏡のようにおだやかな海、美しい里山の風景、山の恵み、そしてアートが見事に調和する瀬戸内。『瀬戸内国際芸術祭2019』が開かれる今年、新しい発見を求めて瀬戸内の旅をしてみませんか?
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井手口陽子 写真:森昌史
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