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2019.07.11
瀬戸内国際芸術祭2019と合わせて行きたい瀬戸内の“おいしい”がいただけるスポット
日本国内のみならず世界中から参加者が訪れるアートイベント「瀬戸内国際芸術祭2019」が開催され、例年以上に盛り上がりをみせている瀬戸内エリア。美しい海や里山の風景とアートの調和をたっぷり楽しんだ後は、島の味を求めてちょっとひと休み。瀬戸内の“おいしい”が味わえる場所にご案内します。
地元民も集まるアットホームカフェ「HOMEMAKERS Farm & Cafe」
その時々で具材が変わるカレー950円~。たっぷりの旬野菜サラダとともに
700もの島が浮かぶ瀬戸内海の中で2番目に大きい小豆島。こちらで見つけたのが「HOMEMAKERS Farm & Cafe(ホームメイカーズファームアンドカフェ)」。オーナーの三村夫妻は「島の約100世帯分の野菜を自分たちで共有できたら」という思いから野菜や果物、ハーブなどの無農薬栽培をスタート。現在は農作業の傍ら金・土曜にカフェをオープンし、畑で採れた野菜や手作り調味料で作るカレーやサラダをふるまっています。
さらに仲間とともに自分たちで育てた生姜で作るジンジャーシロップ(メインカット1480円~)やドレッシングも人気でおみやげに買うお客さんも多いそう。地元の人たちも足しげく通う、小豆島の食の豊かさの発信基地のようなカフェです。
HOMEMAKERS Farm & Cafe
ホームメイカーズファームアンドカフェ
見た目もアート♪ いちごたっぷりのパフェをぱくり。「いちご家」
いちごパフェ。写真は冬・春メニュー(11月中旬~6月中旬発売)680円。現在はいちごのコンポートを使った夏メニューになっていて価格は580円
続いて紹介するのは小豆島と直島の中間に位置する豊島にあるお店。豊島はいちごやレモン、オリーブなどの農作物が豊富に採れる文字通り“豊かな島”。そんな豊島で立ち寄りたいのが、いちご農家直営のスイーツのお店「いちご家」です。自家栽培のいちごをふんだんに使ったスイーツが豊富に揃い、夏場は冬から春にかけて収穫されたいちごで仕込んだ自家製コンポートを使ったソフトクリームやパフェなどが味わえます。爽やかな甘さのひんやりスイーツは夏にぴったり。ふわふわのいちご氷やいちごの旨味が凝縮されたぜいたくスムージーなどもぜひ。 ※2019年6月13日に発売いたしました「ことりっぷマガジンvol.21」P25「いちごパフェ(冬・春メニュー)」の価格におきまして誤りがありました。 正しくは(誤)450円→(正)680円です。読者の皆さまならびに関係各位にご迷惑をお掛けしましたことをお詫びするとともに、ここに訂正させていただきます。
いちご家
イチゴヤ
自然の恵みがつまったランチでほっこり「ドリマの上」
「蘇の膳」1620円。ビタミン(草)、タンパク質(魚)、炭水化物(禾)の文字がそろう「蘇」の字をメニュー名に。その名の通りバランスがとれた一品
最後は豊島の南側、高松市との中間にある男木島へ。この島で立ち寄りたいのが築105年の古民家を利用した宿「ドリマの上」。宿泊者は薬草を採って料理をしたり、薪を割ってお風呂に入ったりと昔ながらの日本の生活を体感できます。オーナーの小林美代子さんは島の文化を伝え、現在の美しい町並みを残したいとこの地に宿をオープン。古き良き生活の知恵を教わりながら過ごすことで、島の良さを改めて実感することができます。敷地内では無肥料無農薬の野菜を育てており、宿での食事で提供されます。
アケビを使ったかき氷648円
予約をすれば宿泊者以外でもランチで味わえるのがうれしいところ。島の自然の恵みが詰まったランチは、食べると体に力がみなぎってくるような気持ちになれます。食事のほか、ドリンク(540円~)、スイーツメニューもあるので、ぜひ予約して訪れてみて。 ※宿料金:14040円~(1泊2食生活体験付2名宿泊時の1名分)
ドリマの上
ドリマノウエ
自然とアートが調和する美しい瀬戸内エリアに、新しい出会いを求めて出かけてみてはいかがですか?
【ことりっぷマガジン Vol.21】
特集「アートな瀬戸内たび」
島々が連なり鏡のようにおだやかな海、美しい里山の風景、山の恵み、そしてアートが見事に調和する瀬戸内。『瀬戸内国際芸術祭2019』が開かれる今年、新しい発見を求めて瀬戸内の旅をしてみませんか?
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