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2019.08.21
桃の丸ごとコンポートがついた、ふわふわかき氷が人気♪竹林に囲まれた隠れ家の糀専門店「sawvih(ソウビ)」
鎌倉の街外れ、自然豊かな浄明寺のすぐそばに糀専門店「sawvih(ソウビ)」が昨年オープン。身体によいとされ、お料理でも使われることの多い糀に特化したメニューを非日常的な空間で味わえるお店として話題になっています。店内では、桃の丸ごとコンポートがついたふわふわかき氷など、甘糀や糀味噌を使ったメニューが味わえるほか、ワークショップなども行われ、糀文化について深く学ぶことができます。
米農家出身のオーナーが作る糀専門店
竹林の中に佇む「sawvih」
鎌倉駅から京急バスに乗って10分、泉水橋を下車後、浄明寺の細い小道を進んだ突き当りに竹林があります。ここに佇むおしゃれな一軒家が、糀専門店「sawvih(ソウビ)」です。
どこかほっとする落ち着いた雰囲気
こちらのお店のオーナーは、福井県で代々続く米農家がご実家という寺坂寛志さん。「体に優しい糀を文化として伝えたい」との思いからご実家の無農薬のお米から生まれた糀を使ったさまざまなメニューや、衣・食・住にまつわる商品を販売しています。店名のsawvihには「人生の収穫期」という意味が込められているそう。
糀味噌と甘糀を使ったメニューの数々
「大豆ティラミス」(550円)。テイクアウトも可能
メニューは、「糀の鶏南蛮定食」(1200円)などのランチをはじめ、6種類のスイーツ、7種類のドリンクなど。すべてのメニューに、糀味噌や甘糀が使用されています。農家兼パティシエの弟さんがお米とスイーツを、お姉さんが糀と味噌を作り、福井から直送してもらっているそう。
丁寧に手作りされた甘糀はやさしい味わい
スイーツで人気なのが、幾層にもなった瓶詰ケーキたち。「大豆ティラミス」(550円)は、大豆ベースの味噌とマスカルポーネチーズで作る大豆クリーム、米粉100%で作るラムをしみこませたココアのスポンジ、オレンジピューレで作るマーマレードジュレの層でできています。しっとりとやさしく上品な味わいのスイーツです。
夏季限定の「桃のかき氷」(1200円)
季節のメニューもあります。豊かな桃の香りを感じるジンジャーミルクフレーバーの「桃のかき氷」(1200円)は夏季限定。ふわふわのヨーグルトのかき氷に、フレッシュな桃の丸ごとコンポート、甘糀を入れたジンジャーシロップのつけだれを添えた、桃の甘さとヨーグルトの柔らかな酸味が絶妙にマッチした贅沢なひと品です。
「甘糀のジンジャエール」(500円)。おいしさが身体にしみわたる
ドリンクでおすすめなのは、鷹の爪やクローブ、シナモン、スターアニス、ブラックペッパーなどのスパイスたっぷりの「甘糀のジンジャエール」(500円)。生姜の風味を残しつつ、まるでチャイのような味わいで、さっぱりと飲みやすいドリンクです。
ワークショップやファッション雑貨も
オーナーの寺坂さん。「糀味噌づくりのすすめ」教室の様子
店内では、「甘糀の作り方・使い方」教室(3240円)や「糀味噌づくりのすすめ」教室(3240円)も定期的に行っています。前者は無農薬の甘糀や玄米糀をいただけて、後者はプラスチック容器付きで1人2キロの糀味噌をお持ち帰りできます。
オリジナルのアパレル用品
岡山のetauが手掛けるオリジナルジーンズや帆布で作るワンピースなどシンプルなデザインと高い強度が特徴のアパレル用品の販売も。他に、不定期でさまざまなブランドのポップアップショップの展開も行っています。
外の緑が美しいイートインスペース
豊かな鎌倉の自然を感じる場所で、糀のある生活をやさしく提案してくれる「sawvih」。きっと新しい発見があるはず。ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
sawvih
ソウビ
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田賀井リエ 写真:キムラミハル
Writer
田賀井リエ
東京都在住。フリーエディター&ライター。趣味は街歩きと食べること。
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