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2019.09.29
旅するように、おにぎりとスープを味わおう♪【山口編】〜「岩国寿司」と「れんこん餅スープ」〜
日本人のソウルフード・おにぎりとお供にぴったりのスープ。全国を旅するように、各都道府県ごとの名産品をたっぷりと使って作ってみませんか? レシピを教えてもらうのは、各地の農家を訪れて美味しい野菜を見つけたり、地のものを味わうのが大好きという料理家・ごはんさん。新しいおにぎりとスープの魅力にきっと出会えますよ。 第33回は山口県。「岩国寿司」と「れんこん餅スープ」です。どちらも、これから旬を迎えるれんこんが主役のメニューです。サッと茹でた時のシャキッと感、すりおろしてお団子にした時のもっちり感、いろんな食感を味わってくださいね。
地域の名物をサンド「岩国寿司」

山口の最東部、岩国地方で収穫される岩国れんこん。柔らかさと粘りが特徴で、輪切りにするとシャキッとした歯ごたえも楽しめます。そんなれんこんを使って作る押し寿司は、サンドイッチ状に岩国地方の特産物を何層にも重ねるのが特徴。専用の木枠を使って作るのが一般的ですが、家庭で簡単に作れる方法をご紹介します。お好みのものをサンドしてオリジナルの岩国寿司を作りませんか? 【材料】(2人分) ・ごはん…お茶碗軽く2杯分 ・寿司酢…大2 ・桜でんぶ…大1 ・椎茸甘露煮…2本 ・れんこん…2cm ・絹さや…4枚 ・がり…小2~3枚 ・大葉…2枚

【作り方】 1:温かいご飯に寿司酢を合わせて30分ほど冷ます 2:れんこんは花形に切ってサッと茹で、酢水(分量外)にさらしておく。絹さやもサッと茹でる 3:四角い容器にラップを敷き、でんぶ、椎茸、れんこん、絹さやを彩りよく散らす。その上から酢飯を詰める。軽く手で押し固めてからがりと大葉を間に挟み、再び酢飯をのせる 4:ラップをかけて手で軽く押したあと、お皿などで重しをして涼しい場所に約1時間おく。 容器を外して好みの大きさに切り分け、お皿に盛る (ごはんさんより) 「れんこんは、穴の中が白く新鮮なものを選びましょう。時間が経って乾燥したものだと飾り切りをするのが難しいことがあります」
身体がほっと温まる「れんこん餅スープ」

すりおろすと独特の粘り気が出てもっちりとするれんこん。片栗粉と混ぜ合わせて焼くとお餅のようなもちもち食感が楽しめます。そのまま辛子醤油をかけても美味しいですが、すまし汁を注いでスープごといただくのがおすすめ。噛むとれんこん餅の中からジュワーっとスープが溢れ、幾重にも旨味が広がります。身体もほかほか温まりますよ。 【材料】(2人分) ・れんこん…1/2房 ・片栗粉…大さじ2 ・塩…ひとつまみ ・三つ葉…2〜3本 ★花麩…4つ ★水…300cc ★白だし…大さじ1/2 ★味醂…小さじ1/2 ★薄口醤油…小さじ1/2

【作り方】 1:れんこんは皮ごとすりおろす。三つ葉は10cmほどに切りそろえて結ぶ 2:1のれんこんの水気を手でやさしく絞る。片栗粉と塩を混ぜ合わせ、4等分にして丸める 3:フライパンにごま油(分量外)を入れて中火で熱し、2のれんこんに両面焼き色をつける 4:鍋に★を入れて煮立たせる。お椀に焼き上がったれんこん餅を入れ、そこにスープを注ぎ、三つ葉を添える (ごはんさんより) 「れんこんはすりおろして時間を置くと黒く変色してしまうので、擦ったらすぐに調理するのがポイントです。片栗粉の量でお好みの固さに調整して下さいね」
【レシピを教えてもらったのは…】 料理家・ごはんさん WEBや書籍でレシピ監修も行うなど、現在、料理家として活躍中。和洋中とジャンルを問わない幅広いレシピ提案のほか、アジアでの留学経験を活かした本場仕込みのエスニック料理も得意。
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ことりっぷ編集部 写真/片岡 祥
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