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2019.11.18
ゆったり流れる島時間。冬にのんびり訪れる宮古島の旅は体験がいっぱい
沖縄本島から南西に位置する宮古島。1年を通して温暖な気候で過ごしやすい宮古島は、日差しが和らぐ秋冬でも体験できるアクティビティが充実しています。各方面から直行便が運航しており、宮古島の旅もより一層身近に。今回は冬のオフシーズンでも楽しめる宮古島の旅をお届けします。

伊良部島で楽しめるガイドツアー「ずぅずぅぱるんかい!」

ゆったり流れる島時間の中でガイドの昔話に耳を傾けながら散策
2019年に開業した「下地島空港」から車で30分ほどの場所にある宮古島の離島「伊良部島」では、島のお母さんとおしゃべりしながら散策して食材を摘み、 一緒に郷土料理を作って味わうガイドツアー「ずぅずぅぱるんかい!」を実施しています。 「ずぅずぅぱるんかい!」とは伊良部の方言で「さぁ、畑に行こう!」という意味。夏の日差しが落ち着いた過ごしやすい気候の中で、地元ガイドさんの説明を聞きながら集落をのんびり散歩を楽しみます。 まち歩きの途中で二ガナやモンパの木など食べられる野草を摘む体験も。ハイビスカスは天ぷらに、レモングラスはハーブティーにして飲むことができますよ。

ガイドさんの説明を聞きながら食べられる野草や薬草を摘む

ガイドの手ほどきでてんぷらなど郷土料理が楽しめる
散策の後は、ガイドさんの自宅のキッチンで野草や野菜を天ぷらにしていただく郷土料理作りを体験。島みそと鰹節で作るたち汁や黒豆のごはん、島豆腐と二ガナの白和えなど、手軽にできるヘルシーな料理を作ります。 料理作りの後は、参加者やガイドさんと一緒にランチタイムを。レモングラスで作ったハーブティーを楽しみながら会話が弾みます。離島の暮らしが残る伊良部島で楽しめるガイドツアーに参加してみてはいかが。

ずぅずぅぱるんかい!ガイドツアー
宮古島市平良久貝870-1 島の駅みやこ内 宮古島ひとときさんぽツアーカウンター
http://www.plannet4.co.jp/hitotokisampo/tour-zuzu.php
料金:7,000円(税込)
・最少催行人数:2名
・3日前の17:00までに電話予約要
・集合時間:11:00(摘み草まち歩き~畑収穫体験~郷土料理体験ランチ=約2時間30分)
・集合場所:伊良部島「ダキフガー」バス停(住所:宮古島市伊良部字伊良部)

360度の絶景を満喫できる「イムギャーマリンガーデン」

冬は空気が澄んでいるので美しい絶景が望める
下地島空港から車で40分の場所にある「イムギャーマリンガーデン」は、天然の入り江を生かしたビーチ。波穏やかなのでスキューバーダイニングやシュノーケルも楽しめます。海遊びの他にオススメは散策コース。高さ約30メートルの展望台からは360度の大パノラマが広がっており、素晴らしい絶景を望めます。 「イムギャーマリンガーデン」の近くには、無料の駐車場、トイレ、シャワーが完備。冬の海をゆったりと満喫してみませんか。

宮古牛のオブジェが目印の展望台に登ってみよう
イムギャーマリンガーデン
宮古島市宮古島市城辺友利605-2

さとうきび収穫&黒糖・バナナスイーツ作り体験

広大なさとうきび畑でさとうきびの収穫体験することができる
下地島空港から車で約30分先にある、オルタナティブファーム宮古の「上地の畑」。こちらでは無農薬有機栽培のさとうきび畑とバナナ畑があり、さとうきびの収穫と黒糖やバナナを使ったスイーツ作りの体験ができます。 さとうきびは長いものだと5メートル以上あり、硬さはまるで竹のよう。収穫後、葉や根などを全て取り除いてカットしたものをまるかじりすると、茎の部分に含まれる自然な甘さの蜜が口の中いっぱいに広がります。

まるかじりしたさとうきびのやさしい甘さ

さとうきびを絞り機でしぼってジュースを作る体験ができる
さらに収穫したさとうきびを、絞り機で絞ってジュースにすることも。自分で絞ったジュースの味は格別。やさしい甘さのさとうきびジュースは意外にも後味がさっぱりしていてゴクゴク飲めてしまいます。

シークヮーサーの果汁を加えると甘さに深みが出て本格派ジュースに

オリジナル黒糖作り体験

ピーナツを入れて黒糖のお菓子を作ることができる
さとうきびジュースを満喫したら次は黒糖作りを体験。黒糖はさとうきびから作られることをご存知でしょうか。さとうきびの絞り汁を煮詰めることで黒糖を作ることができるのです。 フライパンで時間をかけて煮詰めていくと、飴色に変わりねっとりしてきます。そこで用意されているナッツやチョコレートなどのトッピングを好みで投入し、自分だけのオリジナル黒糖を完成。ラッピングをしてくれるので自宅でも黒糖の味を楽しむことができます。

サトウキビからつくられる黒糖は深みのある味わい

バナナスイーツ作り体験

オルタナティブファーム宮古の「上地の畑」では、さとうきびの栽培と同時にバナナの栽培も行なっています。こちらではバナナ畑で収穫される島バナナを使ったバナナスイーツを作りを体験できます。 まず、フライパンで島バナナと黒糖を絡めて焼きバナナを作ります。次に、自家製のアイスクリームを作り、焼きバナナに添えて完成。島バナナは小さくて香りがとてもフルーティー。コクのある黒糖との相性は抜群です。大自然広がる宮古島の農園で、さとうきびの魅力を体感してみてくださいね。

オルタナティブファーム宮古
オルタナティブファームミヤコ

人口約170人の来間島で「やぎさんぽ」

さんぽしながら島の植物や自然について教えてくれるケンちゃん
宮古本島と繋がっている離島・来間島は、人口約170人の小さな島。そんな来間島では、やぎと一緒にお散歩を楽しめるツアーを実施しています。集合場所は、来間小学校の隣にある「ユービンヤー雑貨店」。 やぎの散歩の道案内をしてくれるケンちゃんはやぎ使いの達人です。リードを繋ぐことなく自由に動き回るやぎを散歩に連れ出します。

ケンちゃんのやぎは草も食べるけれどお菓子が大好き

さんぽの途中に来間大橋を一望できる絶景スポットに出会える
約150分のさんぽ時間は、やぎのその日の気分でコースが変わるのだそう。やぎは高いところが大好き。さんぽの途中で寄った「竜宮城展望台」の最上階からは、宮古本島と来間島を繋ぐ来間大橋が一望できその絶景は圧巻。絶景スポットも案内してくれるやぎは名ガイドです。 やぎとさんぽしているとまるで時間が止まっているかのよう。島の暮らしに触れてながらのんびりとやぎとさんぽしてみませんか。

やぎのその日の気分で変わるユニークなさんぽコース

ケンちゃんと行く!来間島「やぎさんぽ」
ケンチャントイククリマジマヤギサンポ
宮古島市下地字来間79
https://www.facebook.com/pages/category/Local-Business/けんちゃんと行く来間島ヤギ散歩-1873542866222732/
料金:5,000円(税込)
所要時間:150分

島の味覚を存分に堪能できる来間島「RuGu」

宮古島ならではの食材を使ったバーベキューを楽しめる
東洋一美しいと称される与那覇前浜ビーチを横目に、長い橋を渡ると来間島が見えてきます。その最南端にあるのが「RuGu」(ルーグー)です。宮古島初のトレーラーハウス型グランピングリゾートとして2019年4月にオープンした「RuGu」では、目の前で一品ずつ焼いて提供されるコース式のバーベキューを提供しています。

一品ずつ焼きたてを提供してくれるコース式バーベキューを楽しめる
厚切りあぐー豚のステーキや島野菜、塩焼きそばなど、島の味覚を存分に堪能することができます。また「RuGu」では宿泊も可能。トレーラーハウス型客室で1棟で最大4名まで宿泊することができます。バーベキューを楽しんだ後は眠りに落ちる瞬間まで、来間島の自然を体感してくださいね。

あぐー豚のステーキは脂に甘みと旨みがあり肉質がしっかりしている

RuGu
ルーグー
いかがでしたか。真っ青の空に透き通るような美しい海の中で過ごしていると、まるで幻想の世界にいるような気分になります。 2019年4月に開業した宮古島への新しい玄関口「下地島空港」は、LCCのジェットスターが東京(成田)~宮古(下地島)間で約3時間、片道 6,990円〜※で運航中。また大阪(関西)からも片道5,990円~※で運航しており、ますます気軽に訪れることができるようになりました。この冬は宮古島で思い出に残る体験をしてみてくださいね。 ※表示運賃は、エコノミークラス「Starter」片道運賃。 ※支払手数料、空港使用料等が別途必要。 ※受託手荷物の料金は含まれません。 ※諸条件が適用されます。 ※詳しい運航スケジュールは公式ホームページをご確認ください。
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南森エレナ 取材協力:沖縄県・宮古島観光協会
Writer
スイーツコンシェルジュ 南森エレナ

テレビ局や大手旅行会社などの勤務を経て雑誌やwebで執筆するライター。カフェめぐりと旅行が趣味
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