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2020.02.17
【ツアー限定】貸し切りで楽しむ夜桜鑑賞も♪特別拝観で満喫する春の京都
梅の花が楚々と咲くこのごろ。薄紅色の花霞に包まれる京の春は、もうすぐそこまで来ています。お寺や神社の趣深い空間に寄り添う儚くも美しい桜は、心静かに、ゆったりと愛でたいもの。今年の春は、特別拝観が楽しめるツアーに参加してとっておきの桜に会いにいきませんか?
【東寺】淡く輝く桜と五重塔のコラボレーション
五重塔と不二桜の威風堂々とした競演は必見
世界遺産の東寺は、平安京を守るために創建されて以来、長い歴史を刻んできました。木造の建造物として日本一の高さを誇る五重塔は、京都のシンボル的存在。そのまわりにしだれ桜やソメイヨシノが咲き満ち、爛漫の春を感じさせてくれます。 特別拝観では夕刻時間帯の貸切の境内でゆったり桜と五重塔のコラボレーションを楽しめます。夕闇に浮かび上がる桜のなかでもひときわ目を引くのは、弘法大師空海が唐から帰朝されて1200年を記念し移植された樹齢130年超の「不二桜」。弘法大師空海が密教の世界を3Dで表現したという「立体曼荼羅」や壮麗な伽藍群にもご注目。 〇ツアー限定情報 【拝観期間】3月28日(土)~4月12日(日) 【拝観時間】17:15~18:30(最終受付18:00)
東寺(教王護国寺)
トウジ(キョウオウゴコクジ)
【妙心寺退蔵院】圧巻の優雅な紅しだれ
余香苑の桜の樹の下に立ち、見上げれば夢のような美景が広がる
臨済宗大本山・妙心寺の境内に建ち並ぶ46の禅寺のなかでも指折りの古刹が退蔵院。国宝の水墨画「瓢鮎図」を有すことから、瓢箪となまずの小粋なモチーフが境内のそこかしこに散りばめられています。 桜観賞は、昭和の名庭「余香苑」へ。門をくぐるその瞬間、空から降り注ぐような紅しだれ桜で視界が覆い尽くされ、思わず歓声を上げてしまいそう。普段は見ることができないライトアップされた庭園の様子は、異世界に引き込まれるような錯覚を覚えるかもしれません。 〇ツアー限定情報 【拝観期間】4月4日(土)、7日(火)~9日(木) 【拝観時間】18:00~19:30(最終受付19:00)
妙心寺退蔵院
ミョウシンジタイゾウイン
【仁和寺】桜の雲のなかを夜さんぽ
五重塔を望むこの場所は人気のフォトスポット
仁和4(888)年、宇多天皇により創建された、世界遺産の仁和寺。代々皇族が住職をつとめたことから、かつては御室御所とも呼ばれ、格式高く優美な雰囲気が漂う寺院です。しだれ桜やソメイヨシノが咲き競いますが、名高いのは遅咲きの「御室桜」。樹高2~3mの低木の根本近くから花が咲くため、桜園をぐるりとめぐれば、まるで桜の雲のなかを歩いているような心地に。1か月にわたり咲き継がれていく京都の桜観賞を締めくくるのにふさわしい、雅な夜桜に出会えます。 〇ツアー限定情報 【拝観期間】4月8日(水)~12日(日) 【拝観時間】18:00~19:30(最終受付19:00)
仁和寺
ニンナジ
【醍醐寺】豊臣秀吉が愛した桜に思いを馳せる
圧倒的な存在感を放つ、大しだれ桜
世界遺産の醍醐寺は、醍醐山全体を寺域とし、十数万点にもおよぶ寺宝を有する大寺院。しだれ桜やソメイヨシノ、山桜、八重桜など約1000本もの桜が植えられた、京都屈指の桜名所です。栄華を極めた豊臣秀吉が、晩年、各地から桜の名木を集めて絢爛豪華な花見の宴を行なったことでも知られています。都で最古の五重塔を彩る、華やかながらも儚げな桜との対比が静かに心を揺さぶります。桃山時代に建てられた三宝院の端正な庭園もみどころです。 〇ツアー限定情報 【拝観期間】3月31日(火)、4月1日(水)・5日(日)~7日(火) 【拝観時間】18:00~19:30(最終受付19:00)
醍醐寺
ダイゴジ
【法金剛院】妖艶で幻想的な桜風景
あでやかに咲き誇る本堂前の待賢門院桜
法金剛院は、平安時代後期、鳥羽天皇の中宮である待賢門院が右大臣 清原夏野の山荘を復興して建てたお寺。当時から百花繚乱の花の園であったことが、このあたりの「花園」という地名の由来。極楽浄土をあらわす庭園は西行法師の歌にも詠まれた名庭で、平安時代の希少な遺構として国の特別名勝に指定されています。 特別拝観では、美人で誉れ高かったという待賢門院の名を冠した「待賢門院桜」が彩る庭園を貸切ライトアップ。名桜の妖艶さに時を忘れて見惚れてしまいます。 〇ツアー限定情報 【拝観期間】3月28日(土)~4月5日(日) 【拝観時間】18:00~19:30(最終受付19:00)
法金剛院
ホウコンゴウイン
【平安神宮】文豪たちも愛した枝垂れ桜
白い玉砂利、朱塗りの社殿に桜花が映える
平安京の遷都1100年を記念して明治28(1895)年に建てられ、王朝の雅をいまにみることのできる平安神宮。四季折々の草花が咲き継ぐ広大な神苑には、八重紅しだれ桜をはじめ、ソメイヨシノや彼岸桜など20種ほどの桜が植えられています。谷崎潤一郎の『細雪』や川端康成の『古都』にも登場するほど、文豪たちをも魅了してきた桜の社。神苑入り口に咲きこぼれる紅の花姿に、心まで華やぎます。ツアーでは、参拝ルートのはずれにある普段は非公開のエリアを特別公開。ひみつの場所で、ゆったりと桜を観賞してはいかが。 〇ツアー限定情報 【拝観期間】4月10日(金)~12日(日) 【拝観時間】10:00~15:00(最終受付14:30)
平安神宮
ヘイアンジングウ
【大報恩寺】可憐にほほえむしだれ桜
阿亀桜の東側には、おかめの像が立つ
織りの町、西陣にたたずむ大報恩寺。「千本釈迦堂」として古来親しまれ、度重なる戦火から人びとに守られてきた本堂が、京都市内最古の木造建築として現存しています。 その昔、おかめという女性が、本堂建築の棟梁であった夫の窮地を救ったのち愛する夫の面目を保つために自害したという逸話が語り継がれており、夫婦円満のご利益が伝わります。本堂の前には、おかめを偲ぶ1本の古木「阿亀桜」が凛と立ち、地面に届きそうなほど枝をのばしています。特別拝観では、「阿亀桜」を特別にライトアップするほか、国宝の本堂内部も拝観も楽しめますよ。 〇ツアー限定情報 【拝観期間】4月1日(水)~5日(日) 【拝観時間】18:00~19:30(最終受付19:00)
大報恩寺(千本釈迦堂)
ダイホウオンジ(センボンシャカドウ)
社寺の特別拝観で、春の京都旅を贅沢なひとときに
今回ご紹介した社寺の特別拝観は、JR東海ツアーズのツアーで体験できる特別なプランです。混雑を気にせずのんびりと桜風景を楽しむことができ、いつもとは一味違う贅沢なひとときを満喫できますよ。 *** 〇例)東寺の場合 往復新幹線(新幹線乗降駅:東京、品川、新横浜、小田原、三島、新富士、静岡、掛川、浜松、豊橋、三河安城、名古屋、岐阜羽島) + ホテル宿泊(指定ホテルから選択) + 東寺特別拝観 *** 1泊2日のほか、日帰りプランもあるので旅に合わせてチョイスしてくださいね。人気ツアーなので申し込みはお早めに。詳しくはJR東海ツアーズのWebサイトをご覧ください。
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※各社寺写真は4月頃のイメージです。天候、開花状況などにより、花が見られない場合がございます。その場合は各地の景勝をお楽しみください。
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佐藤理菜子
JR東海ツアーズ
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