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2020.03.25
鎌倉に来たら訪れたい、 いま注目のスイーツ店8選
鎌倉は、知る人ぞ知るスイーツ激戦区。一日二枠限定の、カカオが主役のガストロノミーレストランから小さなスタンド式のショップまで、個性的なお店が次々と誕生しています。 鎌倉の最新スイーツ事情、お伝えします。
カカオの新しい楽しみ方を提案「CHOCOLATE BANK」
鎌倉駅西口からすぐの御成通りにある「CHOCOLATE BANK(チョコレートバンク)」。銀行をリノベーションした店内では、これまでにないカカオとの出会いが体験できます。 店頭に並ぶ「アート&サイエンス」をコンセプトに開発された商品は、いずれも今までのカカオ=チョコレートのイメージを超えるもの。保湿効果が高いカカオを使ったコスメもあります。
看板商品のアロマ生チョコレートは、欧米人に比べて唾液量の少ない日本人向けに、チョコレートが溶ける極限まで水分量を上げることで、口に入れた瞬間に溶ける仕上がりになっています。使用しているカカオは、コロンビアのもの。栽培からチョコレートの加工までを現地で行っています。
1日2枠限定のガストロノミーレストランも
金庫室の重い扉の奥にある「ひみつの空間」
2019年6月にはかつての銀行の金庫室内に1日2枠・最大4組限定のガストロノミーレストラン「ROBB」をオープン。カカオ豆は貨幣として使われていたという説もあり、かつての 銀行の金庫室を活用。強盗(Robbery)から名付けられた「ROBB」には「非日常的な体験を盗み取ってほしい」という想いが込められています。 「ROBB」では、新しいカカオの可能性を体感できるフルコースを提供しています。チョコレートのイメージが強いカカオですが、鎌倉野菜や ベーコンなどを使った料理が楽しめますよ。
カカオが主役のフルコース例
CHOCOLATE BANK
チョコレートバンク
クルミッ子の世界観をサロンテイストに「Salon de Kurumicco」
店内の壁にはクルミッ子と同じサイズのタイルが張られ、3か所にカップを持ったリスくんが隠れている
鎌倉のシンボルとも言える鶴岡八幡宮の鳥居にほど近い場所にある鎌倉紅谷の八幡宮前本店2階に2018年に誕生したカフェ「Salon de Kurumicco(サロンドクルミッコ)」。鎌倉銘菓のクルミッ子をパティシエがアレンジし、バリスタが作るオリジナルドリンクとともにサロンテイストのメニューとして提供しています。
「フロマージュ浮島」(935円)は、日本の伝統菓子・ 浮島の製法を用いて作られた、しっとりとした食感のチーズケーキ
細かく刻んだりなどさまざまに工夫して、ほとんどのメニューにクルミッ子が使われているのが大きな特徴。クルミッ子がパフェやケーキに再構築されて出されるメニューは、新鮮な感動があります。 たとえば、「フロマージュ浮島」の上に載っているのも粗く刻んだクルミッ子。クリームチーズとヨーグルトのさっぱりとした味わいの中に白餡を忍ばせて奥深さを出したケーキにクルミッ子がとても相性良く、不思議な感覚です。 ここでしか味わうことのできないクルミッ子の新しい世界観。一度経験してみてはいかがでしょうか。
Salon de Kurumicco
サロン ド クルミッコ
上質でスタイリッシュな新進気鋭のパティスリー「Grandir Ensemble」
白が基調のスタイリッシュな店内に、色とりどりのケーキやマカロンが映える。焼き菓子やマカロン詰め合わせは手みやげにも
チョコレートやフルーツ、クリームなどひとつひとつの味は個性的で強いのに、口の中でとけ合うと絶妙なハーモニーを奏でる。そんな驚きと新しさのあるケーキをいただけるのが、スイーツ好きや地元の人々の間で話題のパティスリー「Grandir Ensemble(グランディールアンサンブル)」。 鎌倉駅にほど近い由比ヶ浜通り沿いの小さなお店ですが、イートインも4席設けられています。
チョコレートの味わいが深い「タルトショコラ」530円
「散策途中などでケーキを持ち帰れないときにも、その場でおいしく食べていただきたいと思って」と微笑むオーナーパティシエの門脇勝彦さんは、「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」で10年にわたってパティシエを務めたという経歴の持ち主です。 ケーキのサイズは決して小さくないのですが、甘さがくどくなく、それぞれのケーキの個性がはっきりしているからか、2、3個ペロリと食べてしまう人も少なくないとか。イートイン用の飲み物は、酸味を抑えたコーヒーや、やわらかな香りの紅茶など、ケーキと合うように考えてセレクトされています。
人気商品のマカロン250円~は、ショコラやフランボワーズなど常時9種類程度のフレーバーが楽しめる
Grandir Ensemble
グランディールアンサンブル
ひなたぼっこするみたいにくつろげる和スイーツカフェ「茶屋ひなた」
「ひなたぼっこをするように、のんびりくつろげるお店にしたい」。そんな思いが店名の由来という、どら焼きとパフェと創作蕎麦のお店「茶屋ひなた」。 軒先の看板には、お茶カップの中でまどろむ猫が描かれています。小町踏切のすぐそばにあり、小町通り散策の後にひと休みしたいときなどに立ち寄るのにもぴったりです。
ひなた特製「どら焼きのフルーツサンド」825円
もともとは蕎麦がメインの店なので、甘味メニューもはやりのパンケーキではなく、しょうゆやみりんなど和の隠し味を効かせたどら焼き。銅板で一枚一枚手焼きするプレーンとチョコのどら焼きは、甘さ控えめでふわふわです。 思わず写真を撮りたくなるおしゃれでかわいい盛りつけですが、どこか懐かしいようなやさしい味わいを感じます。
グラスの中で色とりどりのフルーツの花が咲く「ブー ケパフェ」1298円
パフェは季節のフルーツをふんだんに使い、見ているだけでも楽しくなるような華やかさ。どれも店主夫妻が丁寧にひとつひとつ手作りしています。 ランチタイムには、ウニ蕎麦や1日分のリコピンがとれるトマトスープの蕎麦など、季節ごとに工夫された創作蕎麦がオススメ。一人でも、気の合う友達とでも、日だまりのような時間を過ごせそうです。
茶屋ひなた
人気菓子店から登場したモンブラン専門店「Mont Blanc Stand」
モンブランのクリームは、注文を受けてから、目の前で絞り出される
横浜市の人気菓子店「オ・プティ・マタン」が鎌倉に出店した、モンブラン専門店「Mont Blanc Stand(モンブランスタンド)」。賞味期限が2時間という、絞りたてのモンブランのほか、絶品メレンゲのお菓子を楽しめます。
鎌倉限定の「黒豆のモンブラン」600 円。
モンブランは季節によって2種類。3月半ばまでは栗の名産地・熊本県山鹿産の品種を使った栗のモンブラン、3月半ば〜9月半ばの栗の季節までは鎌倉でしか味わえない北海道産黒豆のモンブランをいただけます。メレンゲと生クリーム、甘味が強い北海道産黒豆のペーストの3層を召し上がれ。
また、フランス菓子の原点ともいえるメレンゲ菓子、ムラングシャンティもほどよい甘さとキュートなルックスで大人気です。
Mont Blanc Stand
モンブラン スタンド
放牧牛のミルク感たっぷり毎朝できたてジェラート「Collina KAMAKURA GELATO」
鎌倉駅から御成通りに向かって徒歩2分。1本路地を曲がった裏通りに、「Collina KAMAKURA GELATO」があります。こちらは、完全放牧で自然の草を食べて育てられた牛のフレッシュなミルク「グラスフェッドミルク」を使ったジェラートを味わえるお店。ジェラートは毎朝、店内奥の工房で手作りし、できたてのみが提供されています。
ピスタチオとグラスフェッドミルクのダブルジェラート650円
Collina KAMAKURA GELATO
コリーナ カマクラジェラート
お茶の楽しみ方が変わる日本茶エンターテインメント「CHABAKKA TEA PARKS」
鎌倉駅から御成方面に向かって徒歩1分。「CHABAKKA TEA PARKS(チャバッカ ティーパークス)」はビールサーバーで注ぐドラフトティー、ドリッパーで淹れる日本茶など、新しい楽しみ方に出会える専門店。「おしゃれに楽しむ日本茶エンターテイメント」をコンセプトにしたまったく新しい日本茶と出会える場所です。店内は、食べ物の持ち込みが自由なので、近くのお店で食べ物をテイクアウトしてふらっと立ち寄る人も多いそう。
ドラフトティーあさつゆ770円(右)、棒ほうじ茶ふくみどり495円(左)
CHABAKKA TEA PARKS
チャバッカ ティー パークス
色もやさしく無添加。本場イタリア製法のジェラート「GELATERIA SANTi」
御成通りのジェラート専門店「GELATERIA SANTi(ジェラテリア サンティ)」。イタリアで 修業を積んだ店主が、つくりたてと手づくりにこだわり、地元・湘南の素材で使ったユニークなジェラートをいただけます。 「旅行で訪れたイタリアで食べた本格的なジェラートの味が忘れらなくて」と話すのは店主の松本さん。イタリアで修業を積んだのち、「作り立て」「手作り」にこだわった個性あふれるジェラートを提供しています。
桃とヨーグルトの2種盛り550円 (左)、ピスタチオとローズマリーハニーの2種盛り600円(右)
GELATERIA SANTi
ジェラテリア サンティ
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