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2016.02.24
和菓子から薪焼きグリルまで。新名所「京都モダンテラス」の過ごし方
※こちらの記事は2016年2月24日に公開されたものです。 京都・岡崎で文化活動の場として親しまれてきた「京都会館」が、2016年1月「ロームシアター京都」としてリニューアル。施設内の「京都モダンテラス」では、趣あるモダニズム建築を活かした空間で、朝食からディナーまで多彩なメニューが楽しめます。
リニューアルオープンした「ロームシアター京都」へ
地下鉄東山駅から東大路通を北へ徒歩7分。二条通で右折して進むと、2016年1月にリニューアルオープンしたばかりの「ロームシアター京都」が見えてきます。 大きく分けて6つのゾーンがある施設内で、1階に「京都岡崎 蔦屋書店」のあるパークプラザの2階が「京都モダンテラス」です。
洗練された空間でゆったりと過ごせます
日本を代表する建築家・前川國男氏が設計を手掛け、1960年に建てられた「京都会館」の面影を残しつつ改装した空間は、高い天井と大きな窓が開放的な雰囲気。 元の建物の趣を活かしながら、キモノデザイナーの斉藤上太郎氏による西陣織テキスタイルチェアや、クリエイティブスタジオ「plantica」のグリーンアート、京都の「MAESTRO花緑事務所」が手掛ける植栽やフラワーアレンジメントなど、新進気鋭のクリエイターによるプロダクトを取り入れています。 日中は、大きな窓から入る陽光が心地良く、日が沈むと照明が灯され、ラグジュアリーな雰囲気に。 1日を通して特別な時間が過ごせる場所です。 店内に設けられた本棚には、京都の伝統や芸術に関するものをはじめとする1階の「京都岡崎 蔦屋書店」セレクトによる本が並び、手に取って読むことができます。気に入ったものがあれば1階で購入もできますよ。
暖かい季節には、ぜひ広々としたテラス席へ。平安神宮の参道や岡崎公園が望め、春は桜、夏なら早朝や夕涼みなど、季節ごとの趣が楽しめます。
時間ごとにラインナップを替える薪焼きグリル料理
「モダンテラスの朝御膳」(1080円)
「京都モダンテラス」では、8時のオープンから朝食、ランチ、ティータイム、ディナーと時間ごとに多彩なメニューが楽しめます。 なかでも注目は、茶美豚や魚介類、ハンバーグなど、芳しい香りと共に厳選した素材を味わう、薪焼きのグリル料理です。 8~11時の朝メニューなら、「モダンテラスの朝御膳」で旬魚の薪焼きを。ご飯、味噌汁に、「たきもの ゑびす」のちりめん山椒など、京都ならではのご飯のお供3種もつく、和の朝食メニューです。 他にも、多くのシェフに愛されている「吉田パン工房」のパンや茶美豚の自家製ハムなどがワンプレートになったモーニング、フルーツオープンサンドなど、朝から充実した朝食が味わえます。
自家製スイーツや老舗の和菓子が味わえるハイティーを
「モダンテラスハイティー」(1922円)
15時以降には、豊富なスイーツメニューも登場。水出し珈琲や香り高い抹茶、オリジナルのドリンクと一緒に味わいながら、ゆったりとティータイムが過ごせます。 注目は、上段に4種のお菓子、下段にブルスケッタ、ポタージュやピクルスがセットされ、珈琲か紅茶が選べる「モダンテラスハイティー」。 上段のお菓子は、白あんムースのプリンやフルーツタルトといった自家製スイーツをはじめ、「亀屋良長」の代表名菓・烏羽玉や、ここでしか食べられない限定の金柑水羊羹など、和洋のお菓子が10種ほど並ぶワゴンから好きなものを選ぶことができます。
カウンターで気軽にバー使いも楽しめます
また、京都の日本酒や、清酒メーカーが手掛ける地ビール「京都麦酒」シリーズ、丹波ワインなど、アルコールメニューも充実。食事に合わせて楽しむのはもちろん、カウンター席があるのでちょっと飲みたい時にもおすすめです。 「ロームシアター京都」のオープンとともに盛り上がりを見せる岡崎エリア。 施設内で公演される演劇やコンサート、京都初出店の「京都岡崎 蔦屋書店」へはもちろん、近くの岡崎公園や平安神宮へ訪れた際にも、「京都モダンテラス」へ立ち寄ってみてください。時間ごとのメニューや雰囲気を楽しみながら、ゆったりと過ごせますよ。
京都モダンテラス
キョウトモダンテラス
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岩永 茜
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