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2020.03.17
公園の緑を望むテラス席でフレンチシェフが作る本格サンドイッチを/代官山「モンキーカフェ」
いつも何気なく食べているサンドイッチとコーヒー。相性がよいのはもちろんですが、相性を考えて作られたサンドイッチと食べ合わせると、そのよさをもっと実感できます。昨年10月から代官山「モンキーカフェ」で提供されている4種類のサンドイッチはフレンチの柏原敏宏シェフがプロデュース。緑がまぶしいテラス席で本格的な味を楽しんでみませんか。
コーヒーの香りが充満するスタイリッシュなお店
東急プラザ表参道原宿などを手がけた建築家・中村拓志さんの設計
代官山駅から歩いて約6分。猿楽古代住居跡公園の緑を望む12角形の建物の1階が「MONKEY CAFE(モンキーカフェ)」です。天井が高く、窓が大きい店内は開放感いっぱい。広々としているので、まわりを気にすることなくゆったりと過ごせます。
巻き貝のような渦巻き状の店内。自然光が入って明るく、だれでも気軽に立ち寄れる
世界中の産地に足を運んで厳選し、生豆の個性を最大限に引き出して焙煎する専門店「堀口珈琲」の新鮮なコーヒー豆を使用。一杯ずつ時間をかけてハンドドリップする浅・中・深煎りの定番3種類、月替り1種類、カフェインレスのコーヒーを用意しています。
ギャラリーを併設し、展示会やイベントも開催。クリエイティブな新しい文化の発信基地でもある
ここでしか食べられない大人味のサンドイッチ
「グリルチェダーとモッツァレラのサンド」990円と「シティロースト」Sサイズ528円
青山にある1日2組限定の紹介制レストラン「ドゥ アンジュ ア ターブル」の柏原敏宏シェフが掲げたテーマは、“コーヒーと一緒に食べたいサンドイッチ”。定番3種類のコーヒーそれぞれに合うものを提案し、工夫をほどこすことでほかにはない大人の味に仕上げました。 まず、浅煎りコーヒー「シティロースト」には、2種類のとろとろチーズが流れだす「グリルチェダーとモッツァレラのサンド」を。バジルとブラックペッパーをアクセントとした濃厚なチーズの旨みをフルーティでさっぱりとしたコーヒーがより鮮明にします。
「たまごサラダサンド」990円と「フルシティーロースト」Sサイズ528円
中煎りコーヒー「フルシティーロースト」には、こだわり卵にピクルス、ケッパー、エストラゴンなどを組み合わせた「たまごサラダサンド」を。スパイスの風味豊かな今までにないエッグサンドの味を香ばしいコクと甘みのあるコーヒーがまろやかに包みます。
「バジルチキンとフレッシュトマトのメルト」1210円と「フレンチロースト」Sサイズ528円
そして、深煎りコーヒー「フレンチロースト」には「バジルチキンとフレッシュトマトのメルト」を。チキンとチーズのコク、摘みたてバジルやトマトのみずみずしい風味とマイルドな苦味と奥行きのある味わいのコーヒーが濃密にあいまり、食べごたえがあります。
フルーツサンドもコーヒーとの相性を楽しんで
「バナナカスタードサンド」990円。サンドイッチやスイーツは一緒に飲み物を注文すると50円引き
もっちりと熟した甘いバナナ「金の房」と自家製カスタードクリーム、ホイップクリームを挟んだ「バナナカスタードサンド」には中煎りコーヒーがぴったり。浅煎りだとコーヒーの味が物足りなく、深煎りだとコーヒーの味がまさるように感じられます。
「コーヒーゼリー」605円と「コーヒーのブランマンジェ」715円
深煎りコーヒーを使用したスイーツもおすすめ。「コーヒーゼリー」は、口の中に入れたとたん豊かな風味が広がります。深煎りの豆の旨みと香りを牛乳に漬け込んで移し、生クリームと合わせて固めた「コーヒーのブランマンジェ」は、まろやかでぷるぷるですよ。 同行者がいるときはサンドイッチをシェアし、コーヒーと合わせて食べ比べると、相性のよさや相性によっておいしさが倍増することがわかります。ぜひ試してみてくださいね。
MONKEY CAFE
モンキーカフェ
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森田奈央 撮影:彌永浩次
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