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2020.04.15
旅するように、おにぎりとスープを味わおう♪【島根編】〜「うずめ飯風おむすび」と「わさびの冷製スープ」〜
日本人のソウルフード・おにぎりとお供にぴったりのスープ。全国を旅するように、各都道府県ごとの名産品をたっぷりと使って作ってみませんか? レシピを教えてもらうのは、各地の農家を訪れて美味しい野菜を見つけたり、地のものを味わうのが大好きという料理家・ごはんさん。新しいおにぎりとスープの魅力にきっと出会えますよ。 第42回は島根県。「うずめ飯風おむすび」と「わさびの冷製スープ」です。どちらも彩りが美しく、甘辛のおにぎりとピリッと辛みの効いたスープは相性抜群。初夏の心地よい風を感じながらいただきたいメニューです。
カラフルな具材がぎっしり「うずめ飯風おむすび」

ごはんの下に具材を埋めて(うずめて)盛り付けられたことから「うずめ飯」と名づけられた島根県西部の郷土料理。具材は細かく切った野菜などを甘辛の醤油だれで煮詰めたもので、牛肉や鯛などの高級食材を混ぜ込むこともあるのだそう。 おむすびにアレンジすると塩むすびのような見た目ですが、半分に割ると色とりどりの鮮やかな具材があらわれます。本来のうずめ飯のようにだし汁をかけていただくのもおすすめです。 【材料】(2人分) ・ごはん…お茶碗軽く2杯分 ・れんこん…50g ・パプリカ(赤)…50g ・ピーマン…50g ・コーン(缶)… 大さじ1 ★みりん…大さじ1 ★薄口醤油…小さじ1 ★砂糖…小さじ1/2 ★白だし…小さじ1/2

【作り方】 1:れんこん、パプリカ、ピーマンは5mm角に切る 2:鍋に★を入れて一度煮立たせた後、1とコーンを入れて弱火で約5分煮る。その後、火を止めて粗熱を取る 3:ラップにごはん(1/2量)を薄く広げ、汁気を切った具材を真ん中にのせる。茶巾のように絞っておむすびを作る (ごはんさんより) 「具材を出来るだけ細かく切ると、ごはんに包む時にポロポロとこぼれず上手く握ることができます。汁気を切らないとごはんに色が染みてしまうので、注意して下さいね」
キリッとした辛みがあとをひく「わさびの冷製スープ」

日本有数の清流「高津川」が流れる島根県。古くから良質なわさびの産地として知られています。お刺身の薬味として出番が多いわさびをスープに加えアクセントに。アボカドのクリームスープにみずみずしい香りと爽やかな辛みが加わり、初夏にふさわしいひと皿に仕上がりました。少し冷やして、シンプルな味つけで召し上がれ。 【材料】(2人分) ・わさび(すりおろし)…大さじ1/2 ・アボカド…1/2個 ・牛乳…300cc ・生クリーム…大さじ2 ・白だし…小さじ1

【作り方】 1:アボカドは皮をむいて種を取り、一口大にカットする 2:わさびは皮をむいてすりおろす 3:ボウルに全ての材料を入れて、ハンドミキサーでかくはんし、なめらかなスープ状にする 4:冷蔵庫で30分以上冷やした後、スープの上に千切りにしたわさびを少々添える (ごはんさんより) 「わさびは空気を含ませるようにやさしくすり下ろすのがコツ。辛みと香りがさらに豊かになりますよ。ぜひ試してみてください」

【レシピを教えてもらったのは…】 料理家・ごはんさん WEBや書籍でレシピ監修も行うなど、現在、料理家として活躍中。和洋中とジャンルを問わない幅広いレシピ提案のほか、アジアでの留学経験を活かした本場仕込みのエスニック料理も得意。
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ことりっぷ編集部 写真/片岡 祥
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