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2020.05.06
ハンドメイドの愛らしい陶器にひと目惚れ。ポーリッシュポタリー専門店「ピグマリオン商會」
ポーランド南西部にある、ボレスワヴィエツは14世紀から続く陶器の街。ここで作り続けられ、ポーランドの名産品となっている、ポーリッシュポタリーはぽってりと厚みがあるフォルム、花や動物などをモチーフにした愛らしい絵柄で世界中にファンがいる陶器です。 今回はそんなポーリッシュポタリーに実際に触れて、その魅力を体感できるショップ&カフェをご紹介します。伝統柄からモダンなデザインまで多彩な絵柄があり、食器や人形などアイテムもさまざま。思わずほしくなる、かわいい陶器がいっぱいですよ。

器好きの店主が開いた、ポーランド陶器の専門店
名古屋市千種区、地下鉄「今池駅」から徒歩5分ほどの場所にある「ピグマリオン商會」。ポーランドの伝統的な陶器として世界中にファンがいるポーリッシュポタリーの専門店です。ガレージを改装して作り上げたというお店にはアンティークの家具や道具が置かれ、そこにずらりとポーリッシュポタリーが並んでいます。
「ポーリッシュポタリーはアンティークととっても相性がいいんです」というのは店主の大橋さん。器好きが高じてお店をはじめ、当初はWEBショップだけでしたが、直接見て触れてもらいたいと週末限定で実店舗を開くように。最近では手作りのおやつや紅茶を楽しむカフェも店内の一角にオープンさせました。

ピーコックアイなど味わいのあるハンドメイドの絵柄
店内にはさまざまな器がありますが、特に目を引くのがポーリッシュポタリーの特徴ともなっている、紺色にも近いシックなブルーの絵柄。そのブルーで描く目玉のような絵柄は「ピーコックアイ」と呼ばれ、伝統柄として親しまれています。「モスキート」と呼ばれる伝統柄は、この目玉柄に蚊のような模様を組み合わせたもので、シンプルですが印象的です。
ポーリッシュポタリーはすべてスタンプや手書きによるハンドメイドなので同じ伝統柄でも、工房や作家によって色合いや形などが微妙に異なります。 最近では伝統柄だけでなく、ハート柄や車や人形など現代のセンスを取り入れたモダンでポップな柄も時代に合わせて作られていて本当にバリエーションが豊かです。お店には1950年代~70年代のヴィンテージの器もあり、時代によっても柄や色合いが異なることが分かります。

ポーリッシュポタリーで楽しむティータイム
「ハーブティー」(600円)、「自家製プリン」(300円)
店内にはカフェスペースもあり、ポーランドの紅茶やオリジナルブレンドのコーヒーなどを楽しむことができますよ。大橋さん手作りのおやつは、体に優しいを心掛けたプリンや焼菓子。
「ベイクドチーズケーキ」(500円)

食卓を楽しく、華やかにしてくれるポーリッシュポタリー
上の写真は大橋さんが「いちごゼリー」と呼んでいるスクエアの器。こんなかわいい絵柄がお菓子を食べた後に現れると、本当に愛らしく、おやつの時間が楽しくなりますね。 「スクエアの器はお菓子をのせるのに丁度良く、使い勝手がいいので、イチゴやゼリーが描かれたこの柄を指定してオーダーしました。基本的に受注生産となっているので、さまざまにあるパターンや柄を組み合わせて、好みの器を作ってもらっています」とのことなので、大橋さんのセンスも器には反映されていて、ひとつひとつに思いが溢れています。 レトロな雰囲気とハンドメイドならではの味わいが魅力のポーリッシュポタリ―。食卓をかわいく、楽しく彩る器をぜひ「ピグマリオン商會」で見つけてみてくださいね。
ピグマリオン商會
ピグマリオンショウカイ
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田口真由美
Writer
田口真由美

好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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