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2020.07.07
【マガジン夏号発売中♪】絶景と温泉に出会う、静岡・大井川の旅
静岡県中部を流れる大井川周辺は、良質な源泉のある温泉地としても知られるエリア。ローカル線の車窓の向こうには一面の茶畑と山々、雄大な大井川に彩られた田園風景と、橋のある絶景に出会えます。 湖上の線路の隣に設置された遊歩道や、スリル満点の吊り橋を渡ったり、世界一長い木造歩道橋など、バラエティ豊かな橋のある風景と温泉を合わせた旅は、リラックスして過ごすのにぴったりですよ。
爽やかなブルーの湖面に浮かぶ幻想的な「夢の吊橋」

大井川の支流・寸又川に囲まれた峡谷の町、寸又峡(すまたきょう)を繋ぐ
東京から、大井川鐵道の起点となる金谷駅までは新幹線と在来線を乗り継いで2時間ほど。ローカル線である大井川鐵道に乗り換えると、一面の茶畑と山々、雄大な大井川に彩られた田園風景が車窓に広がっていきます。

温泉街から「寸又峡プロムナード」を歩き、片道45分ほどで湖へ到着
千頭駅から路線バスで北へ、次第に深まっていく渓谷美を眺めながら40分ほどで、寸又峡温泉という小さな温泉地にたどり着きます。温泉街を抜けて遊歩道を進んだ先にはまるで絵画の世界のような光景が広がります。 ターコイズブルーに輝く湖の湖上に掛かるのは、「夢の吊橋」。吊り橋の長さは90メートル、湖面からの高さは約8メートル。大自然の神秘を感じながら、スリル満点の空中散歩を体験しましょう。
夢の吊橋
ユメノツリハシ
車窓から湖上の絶景を楽しむ「奥大井レインボーブリッジ」

ホームから徒歩20分の所にある展望台からは全体を俯瞰できるので立ち寄るのがおすすめ
出発駅である奥泉駅から、大井川鐵道井川線の通称「南アルプスあぷとライン」と呼ばれるトロッコ列車に乗車して向かうのは、湖の上にある奥大井湖上駅。この人工湖・接岨湖(せっそこ)にかかっているのが約380メートルの赤い鉄橋、「奥大井レインボーブリッジ」です。 奥大井湖上駅に到着したら、ぜひ降りて歩いてみましょう。線路の脇には歩道が設置されていて、南アルプスユネスコエコパークにも認定されている美しい景観を楽しみながら井川方面へ歩くことができます。

トロッコ列車が走るレールの脇に歩けるスペースがある
また、壮大なパノラマを望む奥大井湖上駅のホームには、駅名の“湖上”に掛けて「恋に錠を」かけられるスポットがあります。奥泉駅でハート型南京錠を買えるので乗車前に購入しておいて、願いをこめて秘かに錠をかけてみませんか。

奥大井レインボーブリッジ
オクオオイレインボーブリッジ
のんびりムード漂う、なが~い木造歩道橋「蓬莱橋」

蓬莱橋を渡れるのは歩行者と自転車のみ。1往復の通行料はおとな100円、こども10円
大井川中流域に位置する島田市は、島田、金谷、川根地区の茶産地を擁する、銘茶のふるさと。JR島田駅から南東に向かって徒歩20分、大井川にかかる全長897.4メートルの蓬莱橋は、ギネスブックに認定された世界最長の木造の歩道橋として知られています。 もともとは、大井川右岸に広がる牧之原台地の開墾を安全に進めるため1879(明治12)年に建造された蓬莱橋。左岸のたもとにある「蓬莱橋897.4茶屋」では、島田市緑茶化計画で開発された名産品も購入できます。

茶屋でお茶をテイクアウトして楽しんで
「蓬莱橋897.4茶屋」では、地元の約90軒の店からセレクトされた500種の商品がそろいます。イートインでは気軽にお茶と和菓子のセットを楽しめます。 和菓子の名店とコラボしたお茶を使ったお菓子や、ドリンク、アイスクリームなどでひと休みしたあとは、おみやげを探すのも忘れずに。
蓬莱橋
ホウライバシ
****** いかがでしたか?清流とスケールの大きな橋がある静岡。開放的で清涼感のある風景に癒されてくださいね。

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edit:milestaff text&photo:Takashi muramatsu 編集:ことりっぷ編集部
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