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2021.11.26
有名店の新業態も!個性派揃いの京都ベーカリー9選
たくさんの観光スポットだけでなく、さまざまな美食に心ひかれるまち・京都。おいしいベーカリーも数え切れないほどあり、地元の人や常連客に愛されています。今回は京都市内全域から、作り手のこだわりや確かな技に根ざしたおいしさを感じられるお店を9つご紹介。わざわざ行きたくなるお店ばかりです。
話題のスイーツ店のベーカリー「KYOTO KEIZO BAKERY」
人気の「プレミアムクロワッサン」(手前)などフォトジェニックなパンが並ぶ
「KYOTO KEIZO BAKERY(キョウトケイゾーベーカリー)」は、10分モンブランで話題の「菓子工房&Sweets Cafe KYOTO KEIZO」がオープンしたベーカリー。スイーツ系だけでなく、ハード系や惣菜系などバラエティに富んだこだわりのパンが揃います。 お店のロゴにもある看板商品が「プレミアムクロワッサン」。大きめで外はさっくり、中はもっちり。ベルギー産の発酵バターを100%使用しており、風味や香りが口の中いっぱいに広がます。ほかにもバゲットに具材をのせたタルティーヌなど食べ応えのある惣菜系や、自家製のカスタードのクリームパンなどが勢揃い。続々登場する新作も楽しみです。
JR二条駅から徒歩5分ほど。大きな窓から光が差し込む
「KYOTO KEIZO BAKERY」の記事はこちら
KYOTO KEIZO BAKERY
キョウトケイゾーベーカリー
小さなお店に40種以上がずらり♪「Bakery uki」
ガラス越しにたくさんのパンが見える。向かって右が工房
阪神宮丸太町駅から西へ徒歩3分ほど、おしゃれなカフェや雑貨店が集まる御所東エリアにある「Bakery uki(ベーカリーウキ)」。2020年1月のオープン以来、京都のパン好きの間でも話題のお店です。古民家をリノベーションしたお店はショップと工房を合わせてもわずか5坪。2人ほど入ればいっぱいのお店に、所狭しとパンやお菓子が並びます。
このほかにも食パンや地元の食材を使ったサンドなどが揃う
Bakery uki
ベーカリーウキ
自家製粉の全粒粉で小麦の風味を堪能♪「ナカガワ小麦店」
粉が崩れにくいヨーロッパ製の石臼で製粉。玄麦を丸ごと使い、繊維やミネラルもたっぷり
世界遺産・下鴨神社のすぐ近くにある「ナカガワ小麦店」。2011年のオープン以来、地元のパン好きや飲食店に愛されているお店です。こちらの特徴は名前の通り、小麦粉へのこだわり。全粒粉は、安全なものを厳選した有機栽培の小麦を自家製粉しています。小麦の豊かな風味とうま味に加え、挽きたてならではのフレッシュな香りや味わいも楽しめます。
丁寧に作られるパンは安全にこだわる地元のデリやカフェでも使われている
ナカガワ小麦店
ナカガワコムギテン
築130年の京町家で四季をゆったり味わう「本日の」
具材が日替わりの「本日の野菜フォカッチャ」(右奥)など旬の味覚もたっぷり
人気のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」の新ブランドとして、丸太町エリアにオープンした「本日の(ほんじつの)」。風情ある京町家をリノベーションしたお店は、手前がテイクアウトもできるベーカリー、奥がカフェスペースとなっています。
奥に美しい庭を望むカフェスペース。ほかにカウンター席もある
玄米粉のもっちり食感が美味♪「ベーカリーおこめやさん」
左から人気の「エビカツ」「あんバター」、季節限定の「苺のチーズケーキ」
大正2年創業の米穀店「うさみ」が営む「ベーカリーおこめやさん」。全国から厳選して仕入れたお米を扱うほか、玄米粉を使ったパンの製造・販売を行うお店です。 こちらはコッペパンと食パンというシンプルなラインナップですが、コッペパンのアレンジは迷ってしまうほど多彩。米油でカラッと揚げたカツやコロッケをたっぷりの野菜と合わせる惣菜系から、オーダー後に目の前ではさんでくれるスイーツ系まで揃います。食パンは黒と白の2種類。それぞれ黒米粉の甘みがや玄米粉の香ばしさを堪能できます。
全国から厳選して仕入れたお米やごはんに合う調味料も買える
「ベーカリーおこめやさん」の記事はこちら
野菜や果物から作った自家製酵母が香る「アペリラ」
焼いたあともうまみを増していくのが酵母パンの特徴だそう。味わいの変化も楽しみ
「天然酵母パン」とひとくちにいっても、酵母の種類や材料はさまざま。「'apelila(アペリラ)」は、自家製の天然酵母を使い分け、酵母そのものの風味を生かしたパンが楽しめるお店です。酵母の材料は、春はイチゴ、夏ははっさくや夏みかん、秋はお米や柿など、旬の野菜や果物。数日から1週間ほどかけ、おいしさを引き出して丁寧に作っています。 そんな酵母に合わせる小麦粉はおもに府内・桂の契約農家から届くもの。卵もバターも使わず、粉と酵母の味わいを存分に生かしています。「パンの概念が変わった」と驚くお客も多いというこちらのお店のパン。繊細で豊かな風味をぜひ味わってみてくださいね。
もとは一乗寺で人気を集めたパン教室。2015年にカフェつき実店舗をオープン
「アペリラ」の記事はこちら
'apelila
アペリラ
名店のシェフも御用達。ハード系が人気の「HANAKAGO」
人気のバゲットは全部で4種類。すぐに売り切れてしまうので予約がおすすめ
四条烏丸にほど近い人気店「HANAKAGO(ハナカゴ)。店主の花籠さんは、日本国内のホテルやフレンチの名店のほか、フランスの一ツ星のお店でも修業。こちらのパンは地元のレストランにも卸しており、名店のシェフたちにも愛される逸品揃いです。 こちらのパンは定番のバゲットをはじめ、ワインや食事に合うハード系や食事系を中心に約20種類。ラインナップはあまり変えたり増やしたりせず、おいしいと思う素材だけで仕上げているのだそう。国産小麦粉をパンに合わせて使い分け、シンプルながらこだわりのつまったパンたち。おうちでの食事もワンランクアップさせてくれそうですね。
桜の絵が印象的な店内。奥には厨房も見える
「HANAKAGO」の記事はこちら
薪と土窯で焼き上げた香ばしいパンが並ぶ「ボンボランテ」
焼き上がる香りは近くの通りまで漂う
白壁に青いドアが目印の一軒家パン屋さん「bonne volonté(ボンボランテ)」。薪を使って土窯で焼き上げるパンが人気のお店です。ラインナップは約40種類ほど。自家製のサワー種など、具材との相性のいい酵母を使い分けて作っています。表面はパリッと香ばしく、中はしっとりとした焼き上がりにはファンも多数。取り置きをする常連さんもおり、夕方にはほとんどのパンが売り切れてしまうので、早めの訪問がおすすめ。
「ボンボランテ」の記事はこちら
bonne volonté
ボンボランテ
おしゃれなお土産にも♪「SIZUYAPAN」
創業70年近く、地元で愛される老舗ベーカリー「志津屋」。その新業態として誕生した「SIZUYAPAN(しずやぱん)」はあんぱんの専門店です。ラインナップはスタンダードな粒あん、こしあんのほか、栗やさつまいも、ゆず、抹茶など約10種類。全国から選りすぐった食材を職人技で仕上げています。おしゃれなパッケージで個包装され、賞味期限は数日から1週間。1つから買うこともできるので、おやつにもお土産にもぴったりです。
SIZUYAPAN
シズヤパン
いかがでしたか?今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、おいしいパンを楽しめる京都のお店をまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけしてくださいね。
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高柳涼子
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