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2020.10.26
京都・大阪・神戸の昭和レトロなお店のプリン7選
大正から昭和にかけて、喫茶店には多くの人が集い、社交場としてにぎわったといいます。まるでタイムスリップしたかのような喫茶店には懐かしい味のシンプルなプリンがお似合いです。今回は京都・大阪・神戸の昭和レトロな喫茶店でいただけるプリンをご紹介します。クリームソーダやナポリタンもプリンと一緒に注文してレトロ気分に浸ってみて。
独特な世界観が広がるレトロな空間に委ねて「喫茶探偵」
探偵事務所のボードや、隠し部屋の扉になっている本棚など、怪しげな内装を見ているだけでも楽しい
夜営業の「BAR探偵」に訪れ、探偵事務所のような独特の雰囲気にひかれた店主が昼間にカフェをオープン。季節のフルーツを使ったケーキやパフェなどの手作りおやつのほか、喫茶店のザ・定番、オムライスも常連客の人気メニュー。落ち着く空間に、つい長居してしまいそうです。
卵、牛乳、砂糖で作る昔ながらの家庭的なプリン(450円)
母親が使っていたという古いレシピ本をベースに作るプリンは、どこか懐かしさを感じる素朴な味わいです。バニラビーンズなどは使わず、素材はシンプルに。甘すぎず、もっちりとした食感にスプーンが進みます。
【PUDDING DATA】
かたさ:やわらかめ
甘さ:やや甘め
大きさ: たっぷり大きめ
喫茶探偵
きっさたんてい
空間もメニューも映える大阪の人気カフェ「cafe太陽の塔 本店」
ゆったりとした空間
大阪で5店舗を構える超人気店「cafe太陽の塔 本店」。ビビットな色彩の空間には、レトロなソファや照明が並び、独特の派手でノスタルジックな魅力にあふれています。その世界観に合ったメニューがそろい、自家製のケーキは思わず写真に撮りたくなる唯一無二のデコレーション。
純喫茶を思わせる昔懐かしいイメージのプリン(300円)
昔ながらの銀のスタンドに盛り付けられるプリンは、チェリーと生クリームの組み合わせが女子心をつかむ愛らしさです。サラサラのカラメルソースは甘さひかえめになっています。
【PUDDING DATA】
かたさ:かため
甘さ:甘さしっかり
大きさ: ちょっと小ぶり
cafe太陽の塔 本店
カフェたいようのとうほんてん
変わらぬ味と空間で迎えてくれる老舗「荻原珈琲店 元町サントス」
イスの張り替えや補修をしながら、古いものを丁寧に使い続けているという
90年余り、直火で焙煎するコーヒー豆の卸業を続ける萩原珈琲の直営店。1960(昭和35)年のオープン当時の雰囲気を残した店内で、独特の深いコクとまろやかな口当たりが自慢のコーヒー(400円)を片手にひと息つけます。
ミカンやプルーンと一緒に食べると満足度も高いプリン(600円)
創業以来、レシピを継承するプリンには、生クリーム、みかん、赤ワインとシロップで煮込んだプルーンが添えられ、見ても食べても懐かしさを感じることでしょう。苦味のあるカラメルがアクセントになっています。
【PUDDING DATA】
かたさ:ややかため
甘さ:甘さひかえめ
大きさ: たっぷり大きめ
荻原珈琲店 元町サントス
はぎはらこーひーてんもとまちサントス
ゾウがトレードマークのレトロ喫茶「喫茶ゾウ」
老舗喫茶店だった場所にオープンした。(右上)カラフルかわいい「クリームソーダ」
ゾウがトレードマークの昭和レトロな喫茶店。名古屋の人気店が京都に試飲出して、関西で話題になっています。看板商品のクリームソーダをはじめ、たまごサンド、プリンアラモードなど、昔懐かしいメニューがいっぱい。
豊潤なコクを感じる「プリンカスタードプリン」(495円)
プリンはかためで食べ応え充分。カラメルの隠し味にみりんを使っていて、甘さの中にコクのある味わい。繊細な模様のガラス食器で、一層レトロな印象で、凛とした表情すら感じさせる美しさがあります。フルーツいっぱいのプリンアラモードも人気です。
【PUDDING DATA】
かたさ:ややかため
甘さ:やや甘さ
大きさ: たっぷり大きめ
「喫茶ゾウ」の記事はこちら
喫茶ゾウ
キッサゾウ
やっぱり外せない、京都を代表する老舗喫茶店「イノダコーヒ本店」
町家風の落ち着いた外観
2020年で操業80年を迎えた老舗店。地元の人から観光客まで、「京都の朝はイノダコから」と朝早くから訪れる人が絶えません。名物のコーヒーは、砂糖とミルクを入れて出すスタイルが創業当時から定番。自家製のサンドイッチやデザートなど、老舗ならではメニューはどれも味わってみたいものなかりです。
老若男女に愛される王道のおいしさ。プリン(420円)
創業前からあった「ケテル洋菓子店」のレシピを職人が引き継ぎ、80~90年前の当時と変わらないプリンを提供。卵と牛乳が香るシンプルな味わいにファンも多い逸品です。ガーデンの緑が広がるなんとも贅沢な吹き抜けの空間で、優雅なひとときをどうぞ。
【PUDDING DATA】
かたさ:やわらかめ
甘さ:やや甘め
大きさ: 大きめ
イノダコーヒ 本店
イノダコーヒホンテン
アットホームな正統派喫茶店のお手製スイーツ「高木珈琲店 高辻本店」
しっかりとしたかたさを感じる昔ながらのプリン(450円)
京都を代表する「イノダコーヒ」出身の先代が店を始めて45年。店内では、今日も地元のなじみ客と「おおきに、まいど!」と元気に交わす挨拶が聞こえてきます。自家焙煎のコーヒーやこだわりの卵を使ったプリンのほか、厚切りのトーストにポテトサラダなどが付いた「モーニングAセット」も人気。おいしい朝食で、充実の一日をスタートできそうです。 つんとかためな食感に、卵がしっかり効いた濃厚な味わい。ラム酒が香る大人のプリンは、コクのあるコーヒーとも相性抜群です。
【PUDDING DATA】
かたさ:かなりかため
甘さ:甘さしっかり
大きさ: たっぷり大きめ
高木珈琲店 高辻本店
たかぎこーひーてんたかつじほんてん
昭和のネオ・クラシック空間でコーヒータイム「純喫茶アメリカン」
(左)螺旋階段とシャンデリアはアメリカンの象徴
創業70年を超える名喫茶。生きた建築ミュージアムに選定されたインテリアは、伝統を感じさせるネオ・クラシックな魅力を放っています。シャンデリアのある豪華な空間では、自家焙煎のコーヒーやデザート、軽食など、唯一無二の味わいを堪能できます。
プリンファッション1300円
親子3大のファンもいるというプリンは、持ち帰り用もあって大阪の定番おもたせとしても知られます。昔ながらの焼きプリンは店内でも楽しめます。「プリンファッション」は、メロンやスイカ、イチゴなど、季節のフルーツ卸り切りが美しい。上質のフルーツにこだわっているので、みずみずしくて味が濃い。
【PUDDING DATA】
かたさ:やややかため
甘さ:甘め
大きさ:やや大きめ
純喫茶アメリカン
じゅんきっさアメリカン
みんな大好きなプリンのガイドブック「プリン本 大阪・京都・神戸」
本当に美味しい大阪・京都・神戸のプリンのお店を紹介すべく、編集者が話題店全店舗で実食して作られた「プリン本」。お店それぞれのプリンの「かたさ」や「あまさ」の目安が記載されているんです。自分好みのプリンと出会うも良し、ただ眺めて癒されるも良し、プリンの本でちょっとだけ幸せな気持ちになってほしい、というメッセージを込められた一冊です。 ことりっぷアプリの電子書籍サービスでも読むことができますよ♪
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