293
2021.01.21
町家でパンと旬の味覚を楽しむ。京都・丸太町のベーカリーカフェ「本日の」
2020年9月、京都・丸太町エリアにオープンした「本日の」。東京や大阪、京都などに展開するベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」の新ブランドとなるお店です。風情ある町家の空間にはベーカリーとカフェスペースがあり、焼きたてのパンをはじめ、季節の味を取り入れたメニューなどを楽しめます。
パンの香りとお店の雰囲気に安らぐ
ゆったりとくつろげる座敷のほか、カウンター席もある
地下鉄丸太町駅から歩いて6分ほど。丸と三角形と四角形が描かれた白いのれんが目印の「本日の」があります。和の雰囲気漂う建物は、築130年以上の京町家をリノベーションしたもの。お店を入ると手前にベーカリー、奥に美しい庭を望めるカフェスペースがあります。 「本日の」で大切にしているのは日本の四季。季節の野菜やフルーツを使い、趣向を凝らしたメニューがそろいます。
今ならではのおいしさを楽しみたい、カラフルなサラダ
「サラダ」(1800円)。セットのドリンクはコーヒーや紅茶、ジュースなどから選ぶことができる
カフェスペースで味わえるメニューのおすすめは、パンとサラダのセット。彩り豊かなサラダは、石川県の農家さんから直送された新鮮な野菜を使っています。月ごとにメインの野菜とお肉または魚が変わり、ほかの野菜はその時々で届いたものを使うため日替わり。訪れるたびに新たな楽しみがあるのがうれしいですね。 お店の奥にある蔵で作られているパンは、3種類を盛り合わせています。ベーカリーで販売しているパンと同じもので、日によってラインナップが変わることも。 また、SNSを中心に人気の牛カツサンドや、旬の野菜を使ったスープとパンのセットなどもランチにぴったりですよ。
モーニングやスイーツも。さまざまなシーンで利用して
「あん食バタートースト」(850円/ドリンク付)。9時から11時まで提供
モーニング限定で食べられるメニューもあります。「あん食バタートースト」はベーカリーでも販売している「塩あん食パン」を使用。あんに藻塩を練り込んでいるので、甘すぎずほんのりとした塩味がアクセントに。まるで塩豆大福のような味わいです。上にのったあんとホイップバターの形もかわいらしく、つい写真におさめたくなります。 モーニングのほかにも、季節のフルーツとパンを組み合わせたスイーツや、京都・嵐山の日本茶スタンド「八十八良葉舎」の茶葉を使用した抹茶ドリンクなど幅広いメニューが楽しめますよ。
左から時計回りに「黒豆きな粉」(280円)、「本日の野菜フォカッチャ」(280円)、「クワトロハニートースト」(350円)
入口のベーカリーではパンのテイクアウトが可能。黒豆が入ったバケット生地にきな粉をかけた「黒豆きな粉」や、旬の野菜が日替わりで使われている「本日の野菜フォカッチャ」、チーズを練り込んだ食パンにはちみつバターを塗って焼き上げた「クワトロハニートースト」といった人気のパンをはじめ、個性豊かでわくわくするようなラインナップがそろいます。 落ち着いた町並みや建物に心がほっとする「本日の」。その時々で味わえるメニューに会いに、何度も通いたくなるようなお店です。
本日の
ホンジツノ
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
Union Synapse 写真:津久井珠美
の人気記事