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2021.05.29
目の前に広がるナチュラルガーデンを見ながら楽しむアフタヌーンティー♪鎌倉「石窯ガーデンテラス」
山あいを吹き抜ける風が心地いいテラスのある「石窯ガーデンテラス」。何種類もの花が次々と咲くガーデンを見渡しながらアフタヌーンティーを楽しむ贅沢な時間が過ごせます。小高い丘の中腹にある緑に囲まれたカフェでゆったりしてはいかが?
お寺の境内にある洋館のカフェレストラン
鎌倉駅東口から23・24番系統バス「浄明寺」下車徒歩5分
木造3階建て西洋建築の「石窯ガーデンテラス」は、鶴岡八幡宮の東側のエリアに位置する「浄妙寺」の境内にあります。浄妙寺は1188年に創建した鎌倉五山第五位の寺格をもつ古刹。そんな由緒あるお寺の境内に貴族院議員邸として大正時代に建てられ、その後長い間使われてこなかった洋館を2000年にレストランとして蘇らせました。
「石窯ガーデンテラス」へは浄妙寺山門から入る(拝観料100円)
風にそよぐ木々の揺らぎが聞こえる瀟洒な館
ドイツ人建築家によって建てられた西洋建築
山門からお寺に入って抹茶の楽しめる喜泉庵を通り過ぎて坂道を少し登っていくと、大きな木々に囲まれた洋館が見えてきます。どっしりとした構えの洋館はゆったりとしていて、外にはウッドデッキのテラスとその先に緑をたたえるナチュラルガーデンが広がります。
(左上)坂の途中にある案内(右上)落ち着いた店内(下段)座席の半分以上はテラス席が用意されている
澄んだ空気の中で鎌倉の四季も感じるガーデン
オープン以来庭の手入れを任されているスコットランド出身のガーデンデザイナー ニコラス・レナハン氏が、毎月欠かさず数回手入れを続けこのガーデンを作り上げてきた
ハーブやバラなどが咲く英国式ガーデンを基本にしたナチュラルガーデンは、もともと植えられていた梅や桜などの木々も生かした設計がなされ鎌倉らしさも感じられます。青空のもとで草木が生き生きとした様子を見ているとすがすがしい気分になりますよ。ガーデンの散策は自由なので食事の後にゆっくり楽しんでくださいね。
小鳥がさえずる自然の中で楽しむアフターヌーンティー
「アフタヌーンティー」(3800円)コーヒーか紅茶付き ※数量限定
シェフ自慢のランチや自家製のスイーツなど用途に合わせて様々なメニューが用意されているなかで、ぜひ楽しみたいのが「アフターヌーンティー」です。自家製スコーンやスイーツが品よく盛り付けられたイギリスの伝統的なスタイルのスタンドとティーセットがテーブルに並ぶとお寺の中にいることを忘れてしまいそうです。
サンドイッチはスモークサーモンとローストビーフ、刻んだミントの香り豊かなキュウリの3種類、スコーンにはクロテッドクリームとフランボワーズジャムが添えられる
下段のお皿には良質なバターをたっぷり使ったプレーンとドライフルーツのスコーン2種類とイギリスの伝統にのっとった薄い食パンを使ったフィンガーサンドイッチ3種類。ミックスピクルスとフリルレタスのミニブーケが添えられ彩りも鮮やかです。ティーカップや取り皿などには落ち着いた水色の繊細なラインで植物が描かれたイギリスのポートメリオンの磁器が使われ、よりエレガントな雰囲気になりますね。
季節感も味わえるスイーツは時期によって内容の変更あり
上段のスイーツのお皿も見ているだけでワクワクしてきます。とろける口どけのパンナコッタや季節のフルーツを使ったムース、フロランタンやタルトなどの焼菓子、旬のフルーツなど、どれも丁寧な手作業で一つひとつ仕上げたとっておきのスイーツです。
自然の中で過ごす贅沢なティータイム
季節のハーブティー「カモミール」(600円)ガラスのポットには新鮮なカモミールが沢山※ハーブの種類は季節によって変更あり
よりリフレッシュしたい時にはハーブティーもおすすめです。定番のブレンド3種類のほかに、新鮮な生のハーブをそのままポットに入れて煮出す季節のハーブティーも1種類用意されています。鎌倉の自然を感じながらゆったりと味わって。 ランチなどで提供されるパンは、富士山の溶岩を使った溶岩窯で毎朝焼き上げます。お土産としても販売しているのでナチュラルガーデンの思い出と共にぜひ持ち帰ってくださいね。
洋館の入り口右手にあるテディベアが出迎えてくれるベーカリーショップ
石窯ガーデンテラス
イシガマガーデンテラス
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓
おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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