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2021.07.01
花と緑いっぱいのメルヘンな別世界!南フランスの片田舎を思わせる隠れ家カフェ「ラ・ローズデバン」
浜松駅から車で約1時間。田園地帯を縫うように走り抜けて、緑豊かな山間部へ。「ラ・ローズデバン」は、南仏プロヴァンスの片田舎を思わせる、人気の隠れ家ガーデンカフェです。ゆったり開放的なテラスでは、花と緑いっぱいのお庭を眺めながら、自家製スイーツやおいしいピザを楽しめます。清らな風の匂い、小鳥たちのささやきとともに、ちょっぴり心弾む時間を過ごしてみませんか?
バラの風が吹き抜ける非日常空間
5月になると、入口にはバラのアーチがお出迎え
静岡県浜松市の北側。みかん畑が続く「オレンジロード」から、さらに奥まった静かな森の中に「ラ・ローズデバン」はあります。 「ラ・ローズデバン」とは、フランス語で「バラの風」の意味。その名前の通り、よく手入れされたお庭には、イングリッシュローズやオールドローズが植えられていて、毎年5月になると華やかなバラが咲き誇ります。
斜面を活かしたロックガーデン
身も心も癒やす、夫婦二人三脚で作ったお庭
絵になる風景の連続
こちらは、もともとオーナーご夫婦が、セカンドハウスにしようと思って購入した土地。白いバラと青い花が好きな陽子さんと、日曜大工が趣味だというご主人が、長い年月をかけてコツコツと作り上げました。 カフェをスタートさせたのは、今から18年前。始めは1日1組限定のカフェとして営業していましたが、ゆったり非日常気分を味わえるこの場所が口コミで評判となり、週末と月曜オープンのカフェへ。浜松の奥地になりながらも、営業日なると、多くの人々が集う人気スポットになっています。
クレマチスが咲く井戸やガゼボは人気のフォトスポット
ぶどうの蔓が巻き付くギャラリーの入口
敷地内には、毎週、展示内容が変わるギャラリーも併設。重厚感のある扉は、ご主人の手作りです。
南仏の異国情緒あふれる外観
フランスから取り寄せたという褐色の屋根瓦とはちみつ色の外壁は、そのコントラストがステキ!まさに絵本から飛び出してきたような可愛らしい外観です。
テラコッタタイルを貼った味のある階段
そよ風を感じてくつろげるテラス席
壁には、温もりを感じる手縫いのメニュー表も
席は全席、オープンエアなテラス席。気持ちよく開かれた窓の外には、美しいお庭が広がります。鳥の声や木々の間を渡る風の音……。ほっと肩の力が抜けるような心地良さを、たっぷり味わってくださいね。
テラスで楽しむ、カリッとクリスピーなピザ
「生ハム&モッツアレラチーズのピザ」サラダとコーヒーor紅茶が付いたBセット(1750円)
ランチタイムに人気の「生ハム&モッツアレラチーズのピザ」は、生地の食感が特徴。香ばしくサクッとクリスピーで、噛めば小麦の香りがふわっと広がります。フレッシュな味わいの自家製トマトソースの上には、生ハムとリーフ系のピクルスがのっていて、彩りもきれい。華やかヘルシーなピザなので、ひとりでも1枚ペロっと食べられますよ。
ローズティーと自家製ケーキで優雅なティータイム
「季節のフルーツタルト」(650円)
スイーツの人気メニューは、サクサクのタルト生地に手作りの濃厚カスタードクリーム、その上に、旬のみずみずしい果物をたっぷりのせたフルーツタルト。6月下旬から7月にかけては生の桃を使ったフルーツタルトが登場します。 また、こちらのお店では、バラをもっと楽しんでもらいたい!との思いから、デザートのお皿をキャンバスに見立て、チョコレートソースでバラの絵を描いて提供。目と舌でおいしいデザートが楽しめます。
ケーキセット「1100円」※プラス50円でローズティーに変更可能
オープン当初からあるシフォンケーキは奥様の手作り。優しい甘さのふわふわシフォンは、心もふわっふわにしてくれそうです。 ティータイムにいただくなら、ドリンクは英国の老舗紅茶店ウィッタードの「ローズティー」がおすすめ。ゆっくり香るバラの香りと甘い味わいに、うっとり。バラの花びらを煮詰めたローズジャムを加えると、より優雅で華やかな一杯になります。
ぐるりと山の緑に囲まれた里山で、ワクワク非日常の時間を過ごせる「ラ・ローズデバン」。少し足を伸ばた先には、異国へ旅したようなときめきが待っています!
ラ・ローズデバン
ラ・ローズデバン
https://la-rosedesvents.com/
※カフェは、ギャラリー開催日&土・日・月曜のみオープン
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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安藤美紀
Writer
安藤美紀
湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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