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2021.07.06
天然氷のふわっふわかき氷に自家製蜜があふれる谷中の人気店「ひみつ堂」
梅雨明けが待ち遠しい今日このごろ、いよいよかき氷の本格シーズン到来です! 東京の下町・谷中にある「ひみつ堂」は、天然氷を手削りした上から、自家製蜜がとろ~りかかったかき氷を目当てに、行列ができる超人気店。これまで130種類以上のメニューが登場し、その数はまだまだ増え続けています。そのなかから、この夏食べたいかき氷をご紹介します。
手削りの天然氷と自家製蜜から生まれる絶品かき氷
「夕やけだんだん」に近く、レトロな建物と赤い扉が目印
JR日暮里駅から徒歩5分。谷中の名物スポット「夕やけだんだん」を下り、小さな路地を入ると見えてくる赤い扉の建物が「ひみつ堂」です。季節を問わず、開店前からできる行列は谷中名物のひとつ。夏休み期間中ともなれば、1~2時間待ちも当たり前というほどの盛況ぶりなのです。
日光の天然氷をすべて手動式で削るのがこだわり
氷も蜜も手作りにこだわる徹底ぶりが、美味しさの秘密。自然の寒さの中でゆっくり育った天然氷は、日光にある「三ツ星氷室」のもの。これを昔ながらの手動式で削ることで、舌の上でふわっと溶ける食感が生まれます。旬の果実から作るシロップをここでは“蜜”と呼び、すべて無添加の自家製。天然氷・手削り・自家製蜜の3つがそろって初めて、一年中食べたくなる絶品かき氷が生まれるのです。
人気ナンバーワンは、「ひみつのいちごみるく」
自家製の無添加蜜をグラスからあふれ落ちるほどかける
「かき氷といえば、やっぱりイチゴでしょ!」という人は多いはず。ここでも季節を問わず人気のイチゴメニューは、その名も「ひみつのいちごみるく」(1300円)。静岡県と秋田県の提携農家で育てた旬摘みの完熟イチゴだけを使って作る「いちご蜜」を、グラスからこぼれるほどとろ~り。果肉から生まれるこのトロトロ感も、完全無添加だからこそ。
「ひみつのいちごみるく」(1300円)。氷だけの部分と交互に食べると美味
ひと口食べると、わずかにとろみのある舌触りの後から、イチゴの甘酸っぱさと氷の冷たさが一緒になって口いっぱいに広がります。片側だけに蜜が掛かっていることもポイント。だって、氷だけ食べても味わい深いのが「ひみつ堂」のかき氷なのですから。キリっと冷たいのに、やさしい味わいの天然氷そのものの美味しさも、ぜひ味わってみてくださいね。
旬のメロンを惜しげもなく使った夏限定かき氷
完熟メロンの甘さにうっとりする「めろんざんまい」
8月までの季節限定メニューが、日本一のメロンの産地・茨城直送のメロンの蜜で作る「めろんざんまい」(1900円)。氷を覆いつくすほどたっぷりかけた蜜の上に、完熟の果実をのせた姿は、“果物の王様”とも呼ばれるメロンにふさわしい風格です。下がふわっふわの氷ゆえ、メロンを落とさないよう注意して食べてくださいね。
ドライトマトが味の決め手「黄金トマト」
新しい美味しさの「黄金トマト」
ちょっとユニークなメニューが、「黄金トマト」(1300円)。サラダで食べるトマトのイメージが変わるほど濃厚な甘さで、抗酸化作用に優れているといわれるトマトのリコピンをたくさん摂れるヘルシーメニューです。トッピングのドライトマトはイタリア産。グミみたいなかみ応えがあり、いい味出してますよ。
新メニュー目当てに、この夏は何度でも通いたい
季節のメニューに出会えるのが楽しみ
果物の旬と産地によって、新メニューが次々と登場するのも、このお店の特徴。6月末からは、宮古島の自家農園で栽培したマンゴーのかき氷が登場しています。また、ミルクやヨーグルトを追加してお好みでカスタマイズできる楽しさもあります。 夕方5時以降は比較的混雑が少なく、並ばずに入れることも。行列が長くなった場合、整理券が配られるので、待ち時間を利用して訪れたい周辺の谷根千スポットを事前にチェックしておくといいですよ。
ひみつ堂
ヒミツドウ
http://himitsudo.com
※公式Twitter (@himitsuno132) にて営業時間を確認の上、ご来店ください。
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永田さち子 撮影:永岡邦彦
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