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2021.08.04
里山のひとときに酔いしれる。非日常に浸る、富山県の1日3組限定のオーベルジュ「薪の音」
里山から吹き抜ける爽やかな風とともに過ごすオーベルジュ「薪の音」。地のものをふんだんに使った美しい里山フレンチや、ゆったりとくつろげる客室のデザインが魅力の、知る人ぞ知る秘密の場所です。昼食や夕食のみの利用もできるので、レストランとしても評判を集めています。
心地よい風景が周りに広がる、隠れ家のような場所
宿名が刻まれた石看板の横を通って中へ
「薪の音」は南砺市城端地区の農村地帯にあるオーベルジュ。オーベルジュとは宿泊できるレストランという意味で、どこか懐かしさを感じる自然に囲まれながら、北陸の山と海の豊富な幸を創作フレンチで楽しめます。世界遺産の五箇山や白川郷へのアクセスも良く、車で来客される方も多いといいます。
高い吹き抜けが圧巻のロビー
元はオーナーの実家であった大きな一軒家には、レストランと3組限定の客室が入ります。田園地帯の中にぽつんとある集落は、「何もない」場所。でも「何もない」からこそ、何にも邪魔されることなく自分の時間を心ゆくまで楽しむことができるのです。
美しさにもこだわった、お箸で食べるフレンチ
富山湾などで獲れた魚料理や、お箸でもすっと食べやすい肉料理をいただける
里山でとれる素材の良さを活かした料理は、目でも味でも美味しいものばかりです。季節によって旬の食材も変わるため、メニューは四季折々。その時期に採れる素材を贅沢に使ったコース料理が楽しめます。
南砺産の野菜を使った一皿
これからの季節は、夏野菜の美味しい時期。日によっては、市内を流れる庄川の名物・鮎を使った料理も登場予定なんだとか。 “里山フレンチ”と名付けられたコース料理は、お箸でも食べやすいのが特徴のひとつなので、テーブルマナーが苦手な人も、気軽に本格なフレンチを楽しめるのが嬉しいですね。
朝食は、つやつやのお米にぴったりの副菜が揃う
朝食は釜戸でじっくり炊き上げたお米が主役。地元の食材をふんだんに使ったお惣菜や、自家栽培の野菜で作った一品も一緒に楽しみましょう。素朴ながらも丁寧に仕上げられた朝食から、元気をもらえますよ。 「薪の音」は日によってランチやディナーのみの利用もできます。ディナーはスタンダードと少し軽めの2コースがあるので、お好きな方を選んでみてくださいね。
三者三様の趣向を凝らした客室
2階にある唯一の部屋「四花菱」はモダンな雰囲気が特徴
客室は「枝椿(えだつばき)」、「小桜(こざくら)」、「四花菱(よつはなびし)」の3部屋。家紋にちなんで名付けられた部屋は、それぞれ室内の趣も異なります。 2階にある「四花菱」は最大4名が宿泊できます。和と洋どちらの雰囲気も兼ね備えたデザインで、琉球畳の小上がりやふかふかのソファ、お好きな方でくつろげるのが嬉しいポイント。ベランダやジャグジー風呂からは、里山の原風景を眺められますよ。
大きな窓が特徴の「枝椿」は、リクライニング式の電動ベッドを備える
ブラインドを上げると、里山の風景に浸りながら入浴できる
自然を満喫したいなら「枝椿」がおすすめ。開放感のある2面の大きな窓を開けると、ウッドテラスが現れ、オーナーやスタッフたちの手で育てられた植物に癒されます。木の葉の揺れる音に耳を澄ませながら、穏やかなひとときを過ごしましょう。 お部屋にはウェルカムドリンクやフードも用意されています。お気に入りの本を片手に、ゆっくりくつろぐのもおすすめですよ。
本格派のこだわりを味わえるスイーツもチェック
アイスはオンラインショップより6個入3240円で購入できる
丁寧なおもてなしの心を宿内のいたるところから感じられる「薪の音」では、自社でスイーツも作っています。 中でも、地元産の干し柿を使ったアイスや生落雁のスイーツはラム酒が香る大人な一品。おみやげにもぴったりで、オンラインショップでも販売しています。本格スイーツを自宅でも楽しめるとあって人気なんですよ。 “何もない”の贅沢さを心ゆくまで堪能できるオーベルジュ「薪の音」。 ぜひ、自分だけのひとときを過ごしにきませんか。
薪の音
マキノオト
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