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2021.10.30
百人一首を秋の果実と抹茶スイーツで表現。琵琶湖ホテル「秋の百人一首アフタヌーンティー いまひとたびの」
滋賀・大津「琵琶湖ホテル」の「イタリアンダイニング ベルラーゴ」では、小倉百人一首の秋の歌を、抹茶と秋の果実を使用したスイーツで表現した「秋の百人一首アフタヌーンティー いまひとたびの」を、2021年11月28日までの金~日曜、祝日限定で開催しています。 かるたの聖地・大津で、スイーツに込められた和歌の意味を紐解く優雅なひとときを楽しめますよ。
かるたの聖地・大津と百人一首の関係

滋賀県大津市にある近江神宮には、大化の改新や大津京遷都で知られ、百人一首第一番の歌の作者である天智天皇が祀られています。神宮内の近江勧学館では、毎年競技かるたの名人位戦やクイーン位戦、全国高等学校かるた選手権が開催され、「かるたの聖地」として全国の競技者の夢の舞台となっています。 また、市内には歌道の神様とも言われる猿丸太夫の墓があったと伝えられ、百人一首に関わる逸話の多い土地です。

琵琶湖ホテルでは「リスペクトローカル」を大切なテーマとして掲げ、2017年から「百人一首カクテル」をシリーズで販売しているほか、「百人一首スイーツビュッフェ」や「いちごアフタヌーンティー 咲くやこの花」を開催するなど、大津にゆかりの深い百人一首と食を融合させたユニークな企画を行っています。 この秋は、香り高い抹茶と栗・リンゴ・ナシなどの旬を迎える果実を主役として、秋の歌をテーマにアフタヌーンティーが開催されます。

監修は、一般社団法人全日本かるた協会加盟「大津あきのた会」と、歌人の遠山利子さんが実施。絵を描くようにお皿に盛り付けたスイーツや、色とりどりにお重に並べたセイボリーで、歌の内容を表現しています。 組数限定・予約制のため、琵琶湖を望む席でゆったりとアフタヌーンティーを楽しむことができますよ。
スイーツに込められた和歌の意味を紐解く楽しみ
今回は、秋の歌を中心に選ばれた7首をもとにしたスイーツやドリンクが登場します。味、色、形はもとより、香りや温度にも歌のイメージを重ね、パティシエの遊び心が詰まっています。

「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの あふこともがな」和泉式部 恋心をイメージして小さなバラの花のようなアップルパイに仕立てています。情熱を伝えるような温かいパイとひんやりとしたアイスのハーモニーを楽しんで。

「秋風に たなびく雲の たえ間より もれいづる月の かげのさやけさ」左京大夫顕輔 ひときわ美しく輝く秋の満月を思わせる、かろやかな味わいの洋ナシのムース。たなびく雲にもジューシーな洋ナシを飾り、秋の夜空を描いた甘酸っぱい一皿です。

「奥山に もみぢふみわけ なく鹿の 声聞くときぞ 秋はかなしき」猿丸太夫 モンブランはまろやかな舌触りと深いコクが魅力の秋の代表的なスイーツです。滋賀県産の朝宮抹茶と栗の2色のモンブランを大小並べ、鹿が住む山並みを表現しています。
可愛く地産地消。ご当地食材を使ったセイボリー
また滋賀県産の食材を多く取り入れながら、アフタヌーンティーらしい可愛らしさにもこだわりが。琵琶湖を訪れた思い出になるように、とシェフが工夫を凝らしたセイボリーが登場します。

「みよしのの 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり」参議雅経 「ふるさと」とはいにしえの都があった場所のこと。かつて大津京が置かれた滋賀県の美味しいものをぎゅっと詰めた、玉手箱のようなセイボリーが登場。近江牛や大マス、伊吹ハムの生ハムなどを使ったメニューを、一口サイズでいただけます。 予約方法など詳細は、公式サイトをご覧ください。 じっくりとスイーツやお茶を楽しみながら、秋の歌に思いをはせ、日常から解き放たれる時間を過ごしてくださいね。
秋の百人一首アフタヌーンティー いまひとたびの
滋賀県 大津市浜町2-40 琵琶湖ホテル2F イタリアンダイニング ベルラーゴ
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