【埼玉県所沢市】広い公園をさんぽ♪「所沢航空記念公園」

新宿から1本、1時間足らずの西武線「航空公園駅」前から広がる「所沢航空記念公園」。もとは米軍の基地として使われ、日本で初めて飛行場ができた場所を整備した公園です。 東京ドーム11個分という園内には、飛行機の仕組みが学べる記念館や野外ステージ、日本庭園、ウォーキングコースなどがあり、秋の一日をゆったり過ごすのにぴったり。例年、11月上旬〜12月上旬にかけてはカエデやイチョウ、ユリノキなどの紅葉を楽しめます。

【埼玉県飯能市】童話の世界に"ルスカ"が訪れる「トーベ・ヤンソンあけぼの子どものもり公園」

水辺や森など自然に囲まれて自由に時間を過ごせる、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。晩秋に園内で見られるのは、「あけぼの杉」の和名を持つメタセコイアの紅葉です。背の高い木々が色づき、「きのこの家」や「とんがり屋根」のある園全体をルスカ（フィンランド語の紅葉）に染めていきます。土・日曜と祝日の夕方からは、幻想的なライトアップも楽しめますよ。

【埼玉県嵐山町】文豪が愛した美しい景色「嵐山渓谷」

池袋から東武東上線とバス、または車で1時間半ほどの「嵐山（らんざん）渓谷」。岩畳と清流、周囲の木々の競演は、日本初の林学博士・本多静六氏が“武蔵国の嵐山”と名づけ、歌人・与謝野晶子も歌に詠んだほど。美しい眺めを散策路や展望台などから楽しめます。 例年、11月下旬～12月上旬が見頃で、2021年11月20日・21日には紅葉まつりも開催。車で10分ほどの昭和レトロな立ち寄り湯「玉川温泉」と合わせて楽しむのもおすすめです。

【神奈川県横浜市】古都のような気分にひたれる「三溪園」

横浜駅や桜木町駅、元町・中華街駅、根岸駅などからバスに乗り、都内から1時間半ほどの「三溪（さんけい）園」は、明治時代の実業家・原三溪氏がつくった日本庭園。京都や鎌倉から移築し、国の重要文化財にも指定された歴史建造物が広大な敷地に点在します。 例年、11月下旬～12月中旬はイチョウやモミジ、カエデなどが紅葉。2021年11月27日～12月19日には「聴秋閣（写真）」の渓谷遊歩道が開放され、三重塔との競演も楽しめます。

【神奈川県鎌倉市】夕刻から夜の紅葉も美しい「長谷寺」

JＲ鎌倉駅から江ノ電に乗り継いで東京から1時間と少し、江ノ電「長谷駅」から徒歩5分の「長谷寺（はせでら）」。奈良時代に開かれて以来、「長谷観音」として親しまれ、ご本尊である国内最大級の木造観音「十一面観世音菩薩」は今年で造営1300年になります。 紫陽花の名所としても有名ですが、例年、11月下旬～12月中旬は紅葉が見事。2021年11月20日～12月12日には日没時刻からライトアップが行われ、幻想的な風景が広がります。

【千葉県松戸市】3種のモミジが境内を彩る「本土寺」

JR・東京メトロ「北小金駅」から徒歩15分の場所にあり、東京駅から1時間足らずで行くことができる日蓮宗の名刹「本土（ほんど）寺」。約1万坪もの広大な境内にはさまざまな草木が植えられ、紫陽花をはじめとする四季の花の名所としても名高いお寺です。 例年、11月下旬は境内にある約1500本ものモミジの紅葉が美しい時季。本数はもちろん、ヤマモミジ、オオサカズキ・秋山紅など、さまざまな品種が揃うのも魅力です。

【千葉県松戸市】室町時代創建の浄土宗の名刹「東漸寺」

同じく「北小金駅」が最寄りの「東漸寺（とうぜんじ）」は、江戸時代初期に徳川家康によって関東十八壇林に指定された名刹。徳川家ゆかりの文化財なども収蔵しています。 周辺は住宅街ですが、千葉県北西部では最大の境内を持ち、境内は別世界。参道にはモミジが並び、重厚な山門や仏塔などの眺めとともに楽しめます。見頃は例年、11月下旬～12月上旬。本土寺とは駅の反対側にありますが、2つのお寺をはしごするのもおすすめです。

今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、紅葉を楽しめる南関東3県のスポットをまとめてご紹介しました。紅葉の時期は例年のものですので、現在の状況や感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。