23
2020.11.08
もうすぐ見頃!東京都心で紅葉を楽しめるスポット6選
あちこちで木々が色づきはじめ、見頃が近づいている東京都心。大都会の中でも紅葉を楽しめる場所は数多くあります。今回は大正時代の邸宅から由緒ある庭園、いつでも気軽に行ける公園まで、紅葉さんぽにぴったりな6つの名所をご紹介。紅葉以外の見どころも多いスポットばかりなので、すてきな秋の一日のプランづくりの参考にもぜひ。
【代官山】大正モダン邸宅で小旅行気分♪「旧朝倉家住宅」
2階建ての建物と回遊式庭園を見学可能。撮影もOK
東急東横線代官山駅から徒歩5分、「ヒルサイドテラス」の裏手にある「旧朝倉家(きゅうあさくらけ)住宅」。東京府議会議長や渋谷区議会議長などを歴任した朝倉虎治郎氏の自宅として大正8年に建てられ、現在は国の重要文化財として一般公開されています。
随所に植えられた約150本のイロハモミジが庭園を色鮮やかに彩る
旧朝倉家住宅
キュウアサクラケジュウタク
【飯田橋】黄門さまゆかりの大名庭園「小石川後楽園」
例年11月下旬から12月上旬にかけての紅葉の見頃には園内が真っ赤に染まる
各線飯田橋駅や水道橋駅、東京メトロ後楽園駅からそれぞれ10分以内の「小石川後楽園(こいしかわこうらくえん)」。江戸時代初期に水戸徳川家の江戸中屋敷の庭として作られ、水戸光圀公が中国趣味を取り入れて完成させた「回遊式築山泉水庭園」です。現在は国の特別史跡・特別名勝に指定され、一般に開放されています。
秋は、都内の庭園では最大級の約500本のイロハモミジをはじめ、ハゼ、ケヤキ、イチョウなどが紅葉。ゆっくり回って1時間ほどの園内各所で美しい彩りを楽しめます。2021年11月19日~12月5日には、雅楽や能の公演、雪吊り風景の公開などがある紅葉まつりも開催。
「小石川後楽園」の記事はこちら
小石川後楽園
コイシカワコウラクエン
03-3811-3015
小石川後楽園サービスセンター
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html
入園料:一般300円(2021年11月現在、入場は予約制)
【汐留】歴代将軍も愛した海辺の庭園「浜離宮恩賜庭園」
各線汐留駅やJR浜松町駅、各線新橋駅から行ける「浜離宮恩賜庭園」。都内に残る大名庭園では最大の広さを誇る海辺の庭園です。徳川将軍家の鴨場や別邸、皇室の離宮などを経て東京都に下賜。国の特別史跡・特別名勝に指定として一般開放されています。 例年、11月月中旬〜12月上旬はトウカエデやハゼノキ、サクラ、モミジなど約260本が紅葉。「中島の御茶屋(写真)」でお茶とお菓子を楽しみながら眺めるのもおすすめです。
浜離宮恩賜庭園
ハマリキュウオンシテイエン
03-3541-0200
浜離宮恩賜庭園サービスセンター
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html
入園料:一般300円(2021年11月現在、入場は予約制)
【清澄白河】明治を代表する回遊式林泉庭園「清澄庭園」
東京メトロ・都営地下鉄清澄白河駅から徒歩3分の「清澄(きよすみ)庭園」。江戸時代の豪商の屋敷跡と言われ、実業家・岩崎弥太郎が買い取って造成を始めた庭園です。 泉水・築山・枯山水を主体にした「回遊式林泉庭園」で、隅田川の水を引いた大泉水や全国から取り寄せた名石が見事。例年、11月中旬から12月上旬にかけてはハゼやイチョウ、モミジなどが紅葉の見頃を迎えます。清澄白河さんぽのルートに加えるのもいいですね。
清澄庭園
キヨスミテイエン
03-3641-5892
清澄庭園サービスセンター
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033.html
入園料:一般150円(2021年11月現在、入場は予約制)
【二重橋前】建造物との競演も美しい「皇居外苑」
東京メトロ二重橋前駅から皇居にかけて広がる「皇居外苑(こうきょがいえん)」。皇居外苑が住所のエリア以外に「北の丸公園」や「皇居東御苑」も含み、江戸時代から残る歴史的な建造物やお濠、豊かな自然、近代的なビル群の競演が楽しめる国民公園です。 例年、11月下旬から12上旬にかけて、イチョウやケヤキ、ドウダンツツジ、イロハモミジ、イタヤカエデ、ユリノキなど、さまざまな植物が赤や黄色、オレンジ色に染まります。
皇居外苑
コウキョガイエン
【霞ヶ関・日比谷】都心のオアシス「日比谷公園」
皇居の南側に広がる「日比谷(ひびや)公園」は、明治時代の後期に整備された日本初の近代的な洋風都市公園です。広々とした園内には公会堂や大小の野外音楽堂、図書館などが点在し、オフィスや官公庁が集まるエリアにあって、人々の憩いの場になっています。 11月下旬~12月上旬には紅葉が見頃を迎え、池の水面に映るモミジやイチョウ(写真)や園路の並木、大木「首賭けイチョウ」など、さまざま景色を眺めながらさんぽできます。
日比谷公園
ヒビヤコウエン
いかがでしたか? 今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、紅葉さんぽを楽しめる名所をまとめてご紹介しました。定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
高柳涼子
の人気記事