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2021.12.02
山口県で出会った素敵なお菓子5選。お取り寄せや手土産にも
自然豊かな絶景スポットや歴史が彩る風光明媚な山口県。かつては西の京と呼ばれ、華やかな文化や歴史に出会える山口市や、日本最大のカルスト台地「秋吉台」、映画やCMなどにも度々登場する「角島大橋」など、魅力的な観光地が多く点在しています。そんな山口を旅した際に買いたい素敵なおみやげを5つご紹介します。

ほっくり甘い和栗の栗きんとんを焼き菓子に。「ぐりがれった」
山口県と広島県の県境に位置する、標高150mの山代高原に広がる岩国市美和町は、和栗の元祖とも言われる、国内品種で最大級の「がんね栗」の産地としても知られています。一般的な栗が20gほどであるのに対し、がんね栗は30g以上あるぷっくりした大粒。製菓や料理にも適した、まろやかな肉質と滋味深い甘さが特徴です。 「ぐりがれった」は、がんね栗と砂糖だけで作られた栗きんとん「がんね栗衛門」を小麦粉などのつなぎは使わず、ぎゅっと固めて焼き上げた栗せんべいです。パリッと軽く歯ごたえの良い食感で、食べていくうちに、栗の香りがふわり、ゆっくりとやさしい甘さが口いっぱいに広がります。
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ほのかな甘みが溶け残る真っ白な和菓子 「阿わ雪」
激動の幕末を語るに欠かせない山口県下関市。江戸末期の慶応年間に、この地で「阿わ雪」は誕生しました。メレンゲでもない、寒天でもない、サクサクとした独特の食感が魅力の和菓子です。 ふわふわとやわらかいのに歯ごたえもあり、口に入れるとほのかな甘みを残して消えていく。たったこれだけの材料で上品で奥深いお菓子が完成することに驚いてしまいます。唯一無二の食感が忘れられないとリピーターも多いとか。
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山口の伝統工芸の愛らしさを伝える最中 「大内もなたん」
山口市中心部で明治30(1897)年に創業した「山口風月堂」は地元で愛される和菓子店。山口の文化を取り入れた和菓子が好評で、なかでも「大内もなたん」のネーミングで親しまれる最中が人気です。「大内もなたん」は、山口県の伝統漆工芸である「大内人形」をモチーフにしています。 お殿様には大粒の小豆の存在を感じる粒あん、お姫様には石臼挽き抹茶をふんだんに使用した香り高い抹茶あんがぎっしり。どちらも餅米を香ばしく焼き上げた最中皮がやさしく包み、味わうごとにシンプルな素材の良さがじっくりと感じられます。
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夏みかんをまるごと使ったさわやかな羊羹「夏みかん丸漬」
山口県・萩は、夏みかん発祥の地。城下町の土塀越しに実を付ける夏みかんは、萩らしい風景の代表です。「夏みかん丸漬」は地元の名産である夏みかんの中身をくり抜き、みかんの形を残したまま羊羹を流し込んだ、見た目にインパクトのあるお菓子です。 オレンジピールのような味わいの皮部分と、甘さを抑えた白羊羹の柔らかさのふたつの食感を楽しめます。アクを抜いて加工した夏みかんの表皮は上品なほろ苦さです。
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クリームに入った和栗がアクセント。ぽってり丸い蒸しまんじゅう「月でひろった卵」
ぽってりとした見た目と違わず、口に運ぶとスポンジ生地がふわっと柔らかな食感の「月でひろった卵」。1986年に全日空の機内食用のお菓子として開発され、リニューアルを重ねながら長年愛され続ける、山口県の「果子乃季」看板のお菓子です。 スポンジの中のトロッとしたクリームは地元・山口のフレッシュな牛乳を使用したカスタードクリーム。ソフトな食感の刻み和栗も練り込まれ、まろやかでやさしい味わいです。工場の地下から湧き出るおいしいお水を使用して、じっくりと蒸しあげて作っているのだそう。
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