アートストレージとホテルが融合したコンテンポラリーアートの新しい拠点

1Fのアートストレージ　Photo by Takumi Ota

2020年にオープンした「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」は、アート作品を公開保管するアートストレージとホテルが融合したコンテンポラリーアートの新しい拠点です。「KAIKA」という名称には、見せる収蔵庫を意味する「開架」という意味に加え、日本のアート文化を広め「開化」させたい、アーティストの才能「開花」をサポートしたいという思いが込められています。

客室の一室（Superior 4）　Photo by Takumi Ota

元倉庫ビルをコンバージョンした空間に、アートギャラリー（※）のための9つのアートストレージと、一般公募「KAIKA TOKYO AWARD」により集められた作品を収蔵展示し、アートシーンの舞台裏のような場で国内外のゲストに新しい鑑賞体験を提供しています。 ※：ArtSticker ,CLEAR GALLERY TOKYO, KOSAKU KANECHIKA, NANZUKA, VOILLD, Yoshimi Arts, YUMIKO CHIBA ASSOCIATES （アルファベット順・2022年5月現在）

ゆっくりと流れる時間の中でアートを楽しむカフェ

今回オープンした「safn°」の名前の由来は、アイスランド語で「美術館」を意味します。ゆっくりと流れる時間の中でアートを楽しむカフェでありながら、アカデミックでインテリジェンスな空気が満ち溢れています。 safn°の”°”（degree）は緯度・経度など“場所”や“時間”、“温度”など様々な解釈を表しており、元倉庫ビルをリノベーションした建物の中で、時を超えて様々なアートを日常の一部として感じながら、スペシャルティコーヒーに合わせた食事を楽しむことができます。

地域のロースターによるsafn°オリジナルブレンドのスペシャルティコーヒー

スペシャルティコーヒーは、ローカルファーストの考えのもと、地域のロースターへsafn°オリジナルブレンド作製をオーダー。 提供する発酵食品を使ったメニューには酸味のある浅煎りのコーヒーをペアリングさせるなど、safn°のフードに合わせて浅煎り、中煎り、深煎りのコーヒーを提供しています。 そのほかドリンクは、アメリカーノ、カフェラテなどのコーヒーメニューに加え、幻幻庵レモングラスほうじ茶、本日のスムージーなどのソフトドリンクとブリュードッグ パンクIPAやフォア ジン、知多などのアルコールも用意されています。

サスティナビリティの考えに基づいたビーガンメニュー

「ブッダボウル」イメージ

safn°の食事メニューはサスティナビリティの考えのもと、ヘルシーな代替ミートなどを積極的に使用したビーガンメニューを提供しています。 その中でも1番のお勧めのブッダボウルは、ベジタリアンやビーガンの方だけではなく、多くの人にも喜ばれるボリュームと栄養のバランスを考えたスーパーミールです。 ブッダボウルでは、紅芯大根の塩麹漬け、グリルズッキーニ、キャロットラペ、大豆ミンチのミートソース、アボカド、キヌアミックス、ひよこ豆、スプラウツなど（白味噌を使ったソースを添えて）がいただけます。

「タルティーヌ」イメージ

「タルティーヌ」は、鶏胸肉のコンフィのタルティーヌ、スモークサーモンのタルティーヌ、りんごとシナモンのタルティーヌなどがあり、朝食には1種、ランチタイムには2〜3種から選ぶことができます。 ビーガンのメニューはどの時間帯でも用意されているので、「朝活」や「夜カフェ」としても利用できます。そのほか季節のスープのセットや、マフィンなどの焼き菓子も用意されています。 知的好奇心を刺激するカフェで、コーヒーとのフードペアリングを楽しんでくださいね。