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2022.09.03
鮮魚を使ったグリルサンドがおいしい。八王子の市場の中のカフェ「SEAFOOD MARKET」
八王子総合卸売センターの中にある「SEAFOOD MARKET」は、新鮮な魚を使ったグリルサンドが評判のカフェ。若きオーナーが、実家の鮮魚店の一角で仲間と共に営むスタイリッシュなお店です。グリルサンドのほか、クラムチャウダーやフィッシュアンドチップス、自家製ケーキにこだわりのドリンクもラインナップ。朝ごはんやランチを食べに、市場に出かけてみませんか?
八王子総合卸売センターの中にあるスタイリッシュなカフェ
1974年創業の総合市場
京王線北野駅から徒歩10分、JR八王子駅からはバスで約15分の八王子総合卸売センターは、新鮮な水産物や青果、肉などの生鮮食品のほか、乾物や食器類などのお店が軒を連ねる総合市場。約50年前から八王子の台所として、市民に愛されています。
ガラス戸に書かれた「魚飯飯店」の文字が、異国の雰囲気を漂わせる
「SEAFOOD MARKET」があるのは、市場の水産問屋街の奥。鮮魚店「フレッシュフード福泉」に隣接しています。以前はテイクアウトのサンドイッチ屋さんでしたが、2022年7月にリニューアルオープン。店舗を拡張し、市場の中とは思えないおしゃれなカフェに生まれ変わりました。魚屋さんが並ぶエリアに突然現れるおしゃれなエントランスに、ちょっとびっくりしてしまいますよ。
入り口横のカウンター席からは、市場の様子を眺められる
オーナーの福泉直哉さんは八王子生まれの八王子育ち。隣の「フレッシュフード福泉」はお父さんが長年営む魚屋さんで、小さな頃から市場が遊び場だったのだとか。「SEAFOOD MARKETを通して、市場を身近に感じてほしい」と、ローカルを大切にしている仲間とともに、2年前にお店をスタートしました。
市場の新鮮な魚を使い、鉄板で焼く絶品グリルサンド
鯖の味が濃厚な「カンパーニュと鯖のリエット」950円
カフェでは、以前から人気のグリルホットサンドをはじめ、クラムチャウダーやドリア、フィッシュ&チップスなど、市場ならではの新鮮な魚を使ったメニューが味わえます。 看板メニューのグリルホットサンドは「カンパーニュと鯖のリエット」や「低温salmon・basil cream」など4種類。それぞれの具材に合わせて、異なるパンを使っているのだそう。
調理しているところが見えるオープンキッチン
鯖のリエットに合わせているのは、ライ麦入りのカンパーニュです。鉄板で焼いた香ばしいカンパーニュは、鯖の旨みが凝縮されたリエットやたっぷりかかったパルメジャーノと相性抜群。サイドには、熱々のポテトが添えてあってお腹いっぱいになりますよ。
バジル入りクリームチーズとサーモンの相性が抜群
「低温salmon・basil cream」1200円
厚みのあるサーモンの切り身を、たっぷりのクリームチーズやトマト、水菜と一緒にサンドした「低温salmon・basil cream」も人気。低温で調理したサーモンはしっとりとした滑らかな舌ざわりで、口の中でとろけます。 サンドイッチのほか、その日に揚がったいい魚を選んで作るフィッシュ&チップスや、アサリたっぷりの濃厚なクラムチャウダーもおいしそう。何度も訪れて、全メニューを制覇したくなります。
自家製スイーツやこだわりのドリンクも
キャロットケーキ450円
デザートは、キャロットケーキやバナナブレッドなど、シンプルな自家製焼き菓子が5種類ほど。コーヒーは自家焙煎で、6種類の豆から選ぶドリップコーヒーをはじめ、ソイラテやキャラメルラテなど種類豊富に揃っています。
コールドブリュー(市場ブレンド)500円。コーヒーをはじめ、ほとんどのメニューがテイクアウトOK
煎茶ラテ(アイス)600円
さらに日本茶にもこだわりが。福泉さんが独自にブレンドする煎茶のほか、浅煎りの焙じ茶や焙煎番茶も用意。焙じ茶や煎茶のラテもあって、すっきりとした味わいは意外と食事にも合います。 市場ならではの新鮮なシーフードを、スタイリッシュなカフェでカジュアルに楽しめる「SEAFOOD MARKET」は、いつもと違うカフェ時間が過ごせるおすすめの場所です。食事の後は、市場の中をめぐりながら食材の買い出しをして帰りましょう。
SEAFOOD MARKET
シーフードマーケット
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小野澤啓子 写真:清水ちえみ
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