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2022.08.24
レモンの香りと酸味で暑い日にぴったりのうどんをいただきに♪川越「うどん 土麦」
レトロな街あるきが楽しい川越。室町時代に創建された蓮馨寺の隣に、うどん処「うどん 土麦」があります。器いっぱいに敷きつめられた輪切りのレモンにときめく「レモンの冷かけうどん」など、思わず食べてみたくなるメニューがずらり。毎朝お店で打つ麺はひんやり・つるつるとした喉ごしで、ちょっと元気がほしい日のランチにもぴったりですよ。
川越中心部の一画、レトロなまちにあるうどん処

ナチュラルな雰囲気の店内
西武新宿線の本川越駅から蔵造りの街並み・菓子屋横丁方面へ徒歩7分。川越の歴史的なエリアのちょうど入口あたりに建つのが「うどん 土麦」です。小ぢんまりした店内は昼どきになると平日でもお客さんでいっぱい。前日からひと晩寝かせ、2階の製麺室で毎朝その日に使う分だけを打つ自家製のうどんを食べに多くの人が訪れる一軒です。
国産レモンをほぼ丸ごと1個使う「レモンの冷かけうどん」

「レモンの冷かけうどん」900円。香川の白醤油を使う関西風のつゆも美味
お店の人気メニューのひとつが「レモンの冷かけうどん」。こちらは、冷たいかけうどんの上に薄切りにしたレモンをぎっしりと並べたオリジナルメニュー。果皮の香りにこだわって選ぶ国産のレモンの酸味・香味は、いりこなどから丁寧にとる澄んだ香りの出汁と想像以上の相性のよさ。まずはつゆをじっくりと味わってみましょう。
つるつる・もちもちのうどんと香ばしい揚げ玉

テーブルに備えつけの揚げ玉で味に変化を
ほんのり透明感のあるうどんは、つるつるした喉ごしともちもちしたコシが特徴。おいしさの秘密は粉と茹で方にもあるそうで、小麦粉は北海道産、香川県産、さらに地元・埼玉県産の地粉など数種類をブレンドしています。 ひとしきり味わったら、途中で備えつけの揚げ玉を加えてみましょう。青のりが香ばしさを添えて、また違った風味が楽しめます。レモンの果皮は時間がたつと苦みが出てしまうため、箸やお玉で少し潰したら早めに取り出すとよりおいしくいただけますよ。
ほんのり甘い特製レモンソーダも

「レモンソーダ」300円
レモン好きなら、食後に「レモンソーダ」で“追いレモン”を楽しむのはいかが。こちらは国産レモンとノンアルコールのレモンリキュールを使ったオリジナルドリンク。かすかな甘みと炭酸の爽快感でリフレッシュできますよ。 もう一品何か追加したいときは、近郊の野菜を使う「旬の地野菜天盛」もよさそう。からりと揚げたさくさくの天ぷらで、季節の野菜がおつまみ気分でいただけます。

「旬の地野菜天盛」。この日はズッキーニの天ぷら300円
ボリューム満点の「鶏天おろし ぶっかけ香味うどん」

「鶏天おろし ぶっかけ香味うどん」1000円
「鶏天おろし ぶっかけ香味うどん」も見逃せません。こちらは大きなさくさくの鶏天が4つのったボリューム満点のひと品。濃褐色の甘辛いつゆは、宗田節や鯖節などからとる濃厚な出汁が効いた関東風。隠し味に赤白のワインを入れてコクを深めているそうです。大根おろしのほか、ミョウガやカイワレ大根などの薬味とともに味わって。
つけ麺感覚の「肉玉ラー油のつけ汁うどん」も美味

「肉玉ラー油のつけ汁うどん」900円
「肉玉ラー油のつけ汁うどん」は、ラーメン店で味わうつけ麺のようなひと品。自慢のうどんの上には甘辛く炊いた牛肉と、とろりと濃厚なブランド卵の黄身。こちらをネギやショウガ、海苔、ゴマとともにからめ、ラー油と酢を効かせた甘辛いたれにつけていただきます。常連ファンの多いクセになる一杯です。 いかがでしたか?「土麦」という店名の「麦」はうどんの材料である小麦から、「土」はうどんを彩る器からイメージしたのだそう。お店では益子や笠間の作家ものの陶器も使っているので、うどんといっしょに楽しんでみてはいかがでしょうか。


うどん 土麦
ウドンツムギ
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