86
2022.09.12
横浜・石川町にあるスリランカ産紅茶専門店「MITSUTEA」で、自分好みの茶葉を見つけましょう♪
「MITSUTEA」(ミツティー)は、紅茶好きが高じてスリランカの茶園で修行したオーナーの中永美津代さんが、横浜・石川町で営むセイロン紅茶の専門店。セイロンとはスリランカの旧国名で、スリランカ産の紅茶をセイロンティーと呼ぶのだそうです。ミツティーでは、スリランカの茶園から厳選して仕入れる上質な茶葉のみを販売。試飲コーナーでは産地別に紅茶を飲み比べできるので、好みの味を見つけることができますよ。
スリランカ直輸入の茶葉がそろう
JR根岸線の石川町駅から徒歩1分
JR石川町駅からすぐ近くの、ひらがな商店街の一角にたたずむ小さな紅茶専門店ミツティー。ガラスのドアを開けると、白を基調にした店内に、スタイリッシュなパッケージに入った紅茶がずらりと並んでいます。
店内には常時約30種類ほどが並ぶ
ミツティーで扱う紅茶はすべてスリランカから直輸入しているもので、人工的な香料は一切不使用。中永さんが試飲して厳選した茶葉を、スリランカの茶園に特注して新茶で作ってもらっています。 セイロンティーの特徴は、バラエティに富んだ茶葉の種類にあるのだそう。スリランカは北海道よりひと回り小さい島国ながら、標高や気候の違いから7つのエリアに産地が分かれ、それぞれが全く異なる特徴を持っているのだとか。中永さんいわく、スリランカ国内の産地だけで、世界中の紅茶のフレーバーが楽しめるのだそうですよ。
スリランカで体験した1年間の紅茶修行
産地について説明する中永さん。スリランカには700以上の茶園があるそう
中永さんが紅茶に目覚めたのは大学時代。旅先のイギリスで飲んだ一杯のミルクティーに衝撃を受け、紅茶に夢中になったそうです。世界中の紅茶の産地をリサーチした結果、最も紅茶のバラエティが豊かなのはスリランカだと知り、5年間勤めた新聞社を辞めて単身スリランカへ。1年かけて70以上の茶園を訪れ、茶摘みやテイスティング、製茶工程や流通などについて学びました。 帰国後は、現地の茶園とのつながりを生かして、紅茶の輸入販売のネットショップをスタート。上質でおいしい茶葉は紅茶好きの間で評判となり、2012年に現在の場所に実店舗を構えました。
スリランカの紅茶7大産地とは?
標高差や季節風の影響によって、産地ごとに異なる特徴が生まれる
スリランカの紅茶の産地は7つのエリアに分かれていて、ひと口にセイロンティーと言ってもそれぞれに全く異なる特徴があり、香りや味わいは実にバラエティに富んでいます。産地別の特徴を簡単に説明すると、こんな感じです。
店内の試飲コーナーでは7大産地の紅茶がすべて用意され、無料で試飲できるようになっています。一度に飲み比べてみると産地ごとの特徴がよくわかり、その違いに驚くはず。ぜひ体験してみてくださいね。
上質な紅茶はギフトに最適
(左上)オリジナルブレンドもある(左下)ティートート2420円(右上)3種のティーバッグが入ったプチギフト(右下)プレゼント用のギフトボックスも
ミツティーには、袋入りや缶入りのリーフのほか、個包装のティーバッグなど、さまざまな商品が用意されているので、自宅用やプレゼントなど用途に応じて選べます。産地別のティーバッグを詰め合わせた「7種のテイスティングセット」も人気だそう。茶葉のほか、ティーポットやティーストレーナーなど、本格的な紅茶グッズも購入できます。 また、SDGsの取り組みの一環として、現地の茶園で働く女性たちとコラボして作ったトートバッグも販売しています。廃棄される野菜や果物、紅茶から色を抽出して糸を染め、ていねいに機織りしてできたトートバッグはナチュラルな淡い色合いが魅力。紅茶とトートバッグをセットにしてプレゼントするのも喜ばれそうですね。
おいしい紅茶でおうち時間をちょっと優雅に
家仕事の合間に紅茶を入れてティータイム
ミツティーの紅茶のパッケージには、熱湯の量や茶葉の量、蒸らし時間の3つのポイントが表記されているので、紅茶ビギナーでも失敗することなく、おいしい紅茶を淹れることができます。蒸らしている間はティーコゼーをかぶせて、温度が下がるのを防ぐことも大事なポイントだそうですよ。 紅茶を飲みながら中永さんの著書「紅茶の聖地を巡る旅 SRI LANKA TRAVEL BOOK」のページをめくっていたら、スリランカをエアトリップしている気分に。いつか、茶園をめぐりながらスリランカを旅してみたくなりました。 ミツティーでは、紅茶のオンラインレッスンも行っています。単発レッスンもあるので、興味のある方は参加してみては? 知れば知るほど奥が深い紅茶の世界に引き込まれますよ。
MITSUTEA
ミツティー
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
小野澤啓子
の人気記事