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2022.09.27
ハワイ・ホノルルのダウンタウンで見つけた英国風ブランチバー「Podmore」へ
2021年、ホノルルのダウンタウンに英国風の素敵なブランチバー「Podmore(ポッドモア)」がオープン。手掛けたのは、ハワイで一番予約が取りにくいとも言われるフレンチレストラン「セニア」のオーナーシェフ、アンソニー・ラッシュさんとパートナーのキャサリン・ノムラさん。昼間はブランチ、夜はバーとして利用でき、時間を問わずおしゃれなロコで賑わう人気のスポットです。
アメリカの歴史登録財にも登録されている建物を利用

ヨーロッパのホテルのような重厚感のある建物。「日常から離れられる空間」がコンセプト
レストランが入る歴史的な建物は、名前の由来ともなった「Joseph W. Podmore Building 」(ジョセフ・W・ポッドモア・ビルディング)。ハワイの溶岩石で作られた貴重な建物で、アメリカの歴史登録財でもあります。

オーナーのアンソニーさん。壁の藤棚の絵が英国風の店内と調和している
お店をオープンするにあたり、オーナーのアンソニーさんがイメージしたのは、母国イギリスやニューヨークのホテルにあるようなカクテルバー。店内に入るとオーセンティックな深いグリーンのソファが置かれ、壁には彼の母が愛した藤棚が大きく描かれています。席につくと、ヨーロッパの街角に佇む小さなホテルのラウンジにトリップしたかのよう。リゾート感あふれるワイキキのバーとはひと味もふた味も違ったお店です。
店内は、ボックス席とカウンターに分かれている
まずはお店自慢のカクテルで乾杯♪

左からブラッディ・マリー$15、イッツ 4:59 サムウェア$12、イオラニ・パーク・スウィズル$15。イチゴやライチ、ホワイトチョコレートが入ったロックケーキ$6との相性抜群
この日ブランチで提供されていたカクテルは、ピクルスが付いた「ブラッディ・マリー」、ライムやミントが入った「イオラニ・パーク・スウィズル」の2種。パイナップルやシナモン、ライムが入った「イッツ 4:59 サムウェア」などノンアルコールもラインナップしていました。 夜のバータイムになると、カクテルの数は20種類以上に。ビールのほか、シャンパン、ウォッカやジンなどのスピリットも用意。夜もノンアルコールがそろうので、お酒が苦手な人でも楽しめます。
唯一無二の料理と遊び心のある演出に感動

「スモークド・スフレ・パンケーキ」$18。ハワイらしい色鮮やかなフルーツもたっぷり
シェフのアンソニーさんが手掛ける料理はオリジナリティに溢れています。ブランチで味わえる「スモークド・スフレ・パンケーキ」は、燻製の煙に満たされたガラスケースの中に入った状態で提供されます。ふわふわでちょっぴり塩味の効いたパンケーキにはほんのり燻製の香りが…! 今まで味わったことのない、お酒にも合う大人のパンケーキです。

「クリスマス・ブレックファスト」$24。クリスマスシーズンでなくても味わえる
カリカリのポテトの上にスモークサーモンやほうれん草、卵がのった「クリスマス・ブレックファスト」はカットすると中の卵がとろ〜り。卵にフレッシュな野菜とサーモン、カリカリポテトを絡めていただきます。見た目も味も楽しい、ユニークな一皿です。
夜はバーに変わりますが、カクテルだけでなく、おつまみもハイレベルなのがうれしいポイント。ピスタチオやハニー、ラベンダーを混ぜた「スチームド・リコッタ・ダンプリング」やパンに、マカジキやいくら、ライムを挟んだ「ストリップド・マリン・ロール」など、独創的なメニューが並びます。 アンソニーさんはフレンチシェフですが、イギリスやイタリアン、ハワイ…など各国の料理からさまざまな要素を取り入れ、型にはまらない料理を提供。ベーコンやソーセージなど加工品もお店でイチから作るなど、料理へのただならぬ情熱を感じます。

Podmoreで生み出されるメニューは、どれも想像の上をゆくものばかり。今回紹介した以外にも、今まで味わったことのない料理に必ず出会えます。イオラニ宮殿から歩いて5分ほどなので、観光の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?人気店なので、HPから予約してから訪れてくださいね。
Podmore
ポッドモア
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松田聡美 取材協力: 日本航空株式会社 Hilton Grand Vacations、ハワイ州観光局
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