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2022.10.19
風合い豊かな播州織のやわらかなショール「tamaki niime」
豊かな自然と、染色に適した水質の川に囲まれた兵庫県西脇市で、江戸時代から続く産業が「播州織」です。播州織メーカーのひとつ「tamaki niime」(たまきにいめ)。1点づつ織り上げることから、同じものがふたつとないショールは、羽のように軽さとやさしい肌触りで、ファンが多いアイテムです。
“イッテンモノ量産主義”なものづくりを、世界に発信する「tamaki niime」
西脇市にある本店には、ヘアバンドから靴下まで、全身のアイテムがそろう
230年の伝統を持つ「播州織」の産地として、織物産業がいまも続く兵庫県・西脇市。豊かな自然に囲まれた場所に拠点を構える「tamaki niime」(たまきにいめ)は、素材となるオーガニックコットンの栽培から、染色、織り、デザイン、縫製、販売までを行うブランドです。 「tamaki niime」の代名詞となっているショールは、播州織ならではの先染めの糸を活かし、熟練の技術でやわらかく織り上げています。ショップに並ぶショールは、どれも個性豊かで色鮮やか。年齢や性別を問わず、毎日の着こなしに合わせやすく身体になじみます。
西脇市を流れる川の水質が染物に適していたことが、地域の織物業の発展につながった
つくり手が想いを込めた一枚を自分で育てる楽しみ
小田急線鶴川駅近くにある「tamaki niime TOKYO MACHIDA」。「roots shawl MIDDLE」(11000円)などが並ぶ。直感を信じて選んでみては
2021年7月に関東初の直営店として町田店がオープンしたことも話題になりました。長い間、住居として使われていたという、どこか有機的な印象のカーブを持つ外観と、光が降り注ぐ洞窟のような店内に、ショールをはじめとする色とりどりの播州織が美しく映え、まるでギャラリーのような空間が広がります。
ことりっぷ旅するマルシェ2022へ出店決定
色にあふれて、やわらかく、あたたか。 本来、大量生産するための織機を自分たちで使うことで極限までゆるく、ゆっくりと織り上げた「tamaki niime」の作品。つくり手がこだわり、想いを込めた世界にただひとつの播州織は、実際に触れると温かみのある肌触りを感じられます。ぜひ会場で立ち寄ってみてくださいね。
tamaki niime
タマキニイメ
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ことりっぷ編集部
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